謹賀新年 2014


謹賀新年 2014
2014年1月7日(火) 晴れ
更新:2024年1月4日(木)
 
明けましておめでとうございます。
 
正月休みも終わり、世の中は、昨日から2014年の仕事モードに入っている。
まあ、私は、今のところ「年中無休」ならぬ「年中無給」の「年中有休」なので、ずっとフリーである。
 
さて、2014年は、60年に一度の甲午(きのえうま)である。
前回の甲午は1954年(昭和29年)であり、私の生まれた年なので、この日(元日)に、めでたく私も還暦を迎えた訳である。
 
還暦には、赤いちゃんちゃんこを着て祝うらしいが、ちゃんちゃんこの立場からすると、一回きりで出番が終わると言うのも可哀想なので、私は、ちゃんちゃんこの代わりに赤いセーターを着て祝うことにした。
これなら、これからも、毎冬に出番があるので、セーター君も納得してくれるだろう。
 
この正月は、いつものとおり、帰省先で迎えた。ただし、ここのところ恒例になっていた正月の温泉旅行は今年は無し。
と言うのも、実は、昨年の夏に、息子が我が家の車に乗って海に遊びに行った帰りに、自損事故を起こしてしまい、車を廃車処分にしてしまったので、正月の帰省は、車ではなく新幹線での帰省になったためである。
 
と言う訳で、温泉地ではなく、実家で正月を迎えるのは、2004年以来、10年ぶりであった。
 
毎年一緒に温泉旅行をしていた兄の家族は、今年の正月は、台湾旅行をしてきたそうである。
昨年旧盆の帰省から、新幹線を使っての帰省に切り替えたのだが、昔と違って、新幹線の速度が速くなったのか、三島〜博多間が5時間足らずで移動できる様になったので、10数時間掛けて(渋滞の場合は24時間以上掛かる場合もある)車で帰省するよりもずっと楽だし、特に正月帰省は、高速道路の降雪のリスクを考えると、車をこれから購入したとしても、今後は、新幹線帰省になるかもしれないので、正月の温泉旅行は、もう無いのかもしれない。
 
ちなみに、これまでの正月温泉旅行を振り返って見ると、以下のとおりである。
 

正月を迎えた場所(記事へのリンク付き) 同行メンバ
2005年(平成17年) 嬉野温泉(佐賀県) 父母+ウチの家族で(この年の5月、父が他界)
2006年(平成18年) 堂ヶ島温泉、伊豆高原温泉(静岡県) 母+兄家族+ウチの家族で
2007年(平成19年) 那須大丸温泉(栃木県)、伊豆稲取温泉(静岡県) 母+ウチの家族で
2008年(平成20年) 宝泉寺温泉(大分県) 母+兄家族+ウチの家族で
2009年(平成21年) 舘山寺温泉(静岡県) 母+兄家族+姉夫婦+ウチの家族で
2010年(平成22年) 天ヶ瀬温泉(大分県) 母+ウチの家族で
2011年(平成23年) 平戸千里ケ浜温泉(長崎県) 母+兄家族+ウチの家族で
2012年(平成24年) 別府温泉(大分県) 母+ウチの家族で
2013年(平成25年) 嬉野温泉(佐賀県) 母+兄家族+ウチの家族で
2014年(平成26年) 福岡の実家(この記事) 母+ウチの家族で
2015年(平成27年) 伊豆熱川温泉(静岡県)+富士河口湖温泉(山梨県) 母+兄家族+ウチの家族で

 
今回の正月帰省は、12月27日〜1月4日の9日間。
福岡では、高校の同級生との40年振りの再会もあったりして、楽しい時間を過ごすことが出来た。
 
■帰省往路(12月27日)
 
9:48発の三島に停車する「ひかり」で三島を出発し、名古屋で「のぞみ」に乗り換えて、14:39には博多に到着。
移動時間は、4時間51分である。
昼食は、博多に着いてから取ることにしていたので、博多駅地下デイトスの「八仙閣」に直行し、博多皿うどんを食す。
やはり、博多皿うどんは美味い。
 
1 帰省往路の新幹線にて
 
■高校ミニ同窓会(12月28日)
 
私の母校は、福岡県立城南高等学校。実家から歩いて10分の距離である。
今回、私のために集まってくれたのは、2年、3年の時の同級生3人。
夕方に集まった場所は、福岡市の西部にある商業エリア・西新である。
パ・リーグのソフトバンクホークスの本拠地であるヤフオクドーム球場も、西新からの徒歩圏内である。
 
私の生誕地(昭代町)も、西新から徒歩圏内にある町であり、西新は、幼少の頃から、母に連れられて良く買い物に来ていた街である。
4人が集まった店の名前は「魚頂天(うちょうてん)」、名前のとおり魚が美味しい店だとか。
あら(魚へんに荒)の煮付け、金目の西京焼き、ふぐの握り寿司など、美味しい料理を食べながら、話は高校時代にひとっ飛び。楽しい一時であった。
 
ちなみに、福岡で「あら」と呼ばれる魚の正式名は「クエ」と言うのだそうであり、漁獲量が少ない高級魚らしい。
 
集まってくれたのは、女性が2人と男性が1人。
男性の宮崎さんとは、社会人になってからも、東京の同窓会で飲んだことがあるし、facebook友達として、最近の情報も伝わっている。
女性の清平さんとは、大学1年の時以来であるから40年振りの再会になるが、数年前から、時々メールのやりとりをして近況を情報交換していた。今回の集まりを企画してくれたのも清平さんである。
もう一人の女性・豊島さんとは、多分、高校卒業以来だと思うので、41年振りの再会である。現在、福岡のタクシー会社「双葉交通」の専務さんだそうである。社長はお姉さんだとか。
 
二次会で、西新商店街にあるカラオケに行ったのだが、帰りに、カラオケ屋の外に出たところに、タイミング良く空車のタクシーが通り掛かり、それが何と、双葉交通のタクシーであった。
途中まで便乗させて戴いたが、車中では、運転手さんが、「まさか、専務に乗って来られるとは思わず、緊張してます」と苦笑いされていた。
 
【2024/1/4追記】
宮崎さん、豊島さんは、残念ながら既に他界されている。
清平さんとは、今でも、時々、メール(最近はLINE)で情報交換している。私の幼稚園時代の同級生(平川景子さん)が、現在、福岡吉本の芸人さんになられて頑張っているという情報も、昨年、清平さんから教えて貰ったところである。
その際に、福岡吉本で頑張っておられる平川景子さんの「イメージ動画」のアドレスを教えてくれたので、以下に紹介しておく。心が揺さぶられる動画である。
 
  小田和正さんの楽曲にのせて、写真でつづるエピソード/#6「今がしあわせ」篇
www.youtube.com
 
2 高校ミニ同窓会の店「魚頂天」に一番乗り
 
3 魚頂天のメニュー
 
4 同級生の豊島さん(左)と清平さん(右)
 
5 同級生の宮崎さん(右)
 
6 ひらめ、しまあじ、ふぐの握り寿司。順序は???
 
7 西新商店街の東側入口
 
8 西新商店街にあるカラオケ屋さんにて
 
■お節料理買い出し(12月29日)
 
この日は、夫婦で福岡の中心街・天神にお節料理の買い出しである。
10年近く前に、福岡地下鉄七隈線が開通して以来、実家から天神へは、地下鉄で15分程度で行けるので、とても便利になった。
まずは、いつもの様に、天神地下街にある辛子めんたいの老舗「ふくや」で、三島へのお土産を調達。
次は、三越デパートで、お年賀の福砂屋のカステラを調達。
新天町の本屋さんで、母の日記帳を買ったあとランチを取る。
 
以前より、天神に博多皿うどん発祥の店があると聞いていたので、そこに行ってみることにした。
国体道路沿いの警固(けご)神社前のバス停付近から一本南側の通りに入った辺りにある「福新楼」というお店である。
発祥の店と言うだけあって、味わいのある美味しい皿うどんであった。
 
9 福新楼の博多皿うどん
 
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最後は、大丸デパート地下にある食品売り場での、お節料理の調達。・・・と思っていたのだが、行ってみたところ、お節料理に使えそうな惣菜が全く並んでいなかった。
10年前までは、この時期には肉巻きや昆布巻など、お節料理向けの惣菜がズラリと並んでいたのだが、10年の歳月で、「お節」の事情が変わってしまったのだろうか。
ちょっと当てが外れてしまった。
 
この日は二男の誕生日であり、長男と二男が二日遅れで福岡にやってくるので、最後にバースデーケーキを調達してから実家に戻った。
 
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12 二男の誕生祝い
 
■お節料理買い出し再挑戦(12月30日)
 
「三越デパート地下の食品売り場がいい」と母が言うので、再度、天神に買い出しに行くことに。
行ってみると確かに、大丸デパ地下にも、三越デパ地下にも、お節料理に使えそうなお総菜が並んでいた。
お節料理の販売は、晦日、大晦日の2両日と言うことか。
 
そこで、評判の良い三越デパ地下の方で調達することにしたのだが、買う段になって、「日持ち」を聞いたところ、殆どの商品が、「当日中に食べて下さい」とのこと。
これでは、お節には使えない。
随分と見て回ったのだが、正月三が日まで日持ちするのは、真空パックされた様な品物ばかりであり、品数が限られていたため、腹を括って「翌日まで」と言われた料理も、お節として買うことにした。最近は、賞味期限切れの商品が問題視される時代であり、お店の方でも、シビアになっているのだろう。
 (後日談であるが、これらの料理も、何ら問題なく正月に戴けた)
 
■ショッピング(12月31日)
 
長男と二男を連れて、3日連続で天神へ。
この日は、カミサンは「お節料理」作りと掃除で忙しいため、男3人でのショッピングである。
オシャレな長男は、靴が欲しいと言うので、岩田屋デパートで靴探し。「リーガル」の靴で気に入ったのを、東京で見かけたらしいのだが、岩田屋では見つからず、新天町のリーガル店に行ったが、そこにも無し。
どうやら季節ものの靴だったらしく、完売したとのことであった。
 
二男の買い物は、三越に入っているGAPにて。
こちらは、すぐに決まり買い物完了。
 
天神地下街の食事処でランチを取ったあと、二男を先に帰して、長男と二人でじっくりショッピング。
何せ、オシャレの長男は拘りが強くて、品定めに時間を要するのである。
結局、夏に初めて買った仕立てのYシャツが、とても気に入ったらしく、今回もこれを買うことにした。
生地選びに30分、襟、ボタン、ネーム刺繍選びに30分を掛けて、納得の行くものをゲットした。
 
■初詣(1月1日)
 
お屠蘇とお雑煮、お節料理で朝食を済ませたあと、運動不足解消を兼ねて、夫婦で地元にある菊地神社に初詣に行くことにした。
菊地神社は、福岡大学の近くにある小さな神社であり、実家からは2km前後、歩いて行ける距離である。
 
13 還暦祝いの赤いセーターで
 
14 お節料理
 
15
 
16 長男
 
17 二男
 
18 母
 
19 カミサン
 
20 娘
 
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25 中央は小布施堂(長野)から取り寄せた栗かのこ
 
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菊池神社に行ってみたところ、予想に反して結構な参拝客が訪れており、階段の下から行列が出来ていたのには驚いた。
お正月と言えば、昔は、通りの店はすべて閉まっていて、家で一家団欒のお正月を楽しんでいるためか、通りは人影も少なく閑散としていたものだが、最近は、元日から開いている店もあるし、人通りも多くなった様である。
 
27 初詣の菊池神社には待ち行列が
 
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■初売り(1月2日)
 
家族5人で、天神に出掛ける。
初売りに来るのも10年振りになると思うが、これほど人出が多いとは思わなかった。
天神地下街も、もの凄い人の流れであり、お昼時のレストランの前には、何処も行列が出来ていた。
 
長男は、翌日から仕事が入っているとのことで、この日のうちに、東京に帰ることになっている。
この日の買い物のメインは、二男の就活用の背広である。背広の色や柄、ネクタイの色や柄など、就活に差し障りのないものをと、長男が色々とアドバイスしてくれた。
 
29 初売り
 
30 初売りの日のランチで食した長崎皿うどん(太麺)。博多皿うどんを期待したがハズレ
 
■親族新年会(1月2日)
 
我が家の家族が、旧盆と正月に帰省する様になってから、旧盆と正月に、親族が集まって宴を催すのが恒例になった。
これまでは、実家に親族が集まって宴を開いていたのだが、今回は、初めて外の店でやることになった様である。
 
店は、何度か利用している福岡大学近くの居酒屋「番屋」。
今回は、長男と、台湾旅行中の兄家族は不参加であったが、総勢18人が集まり、楽しいひと時を過ごした。
それにしても、この店、料理は美味いし、料金が安い。小さい子供もいるとは言え、飲み放題+料理で、6万円を切る良心的な料金である。
 
31 親族の新年会
 
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■帰省復路(1月4日)
 
残った家族4人が帰る日である。
まずは、浜松に住む大学院生の二男が、自由席で帰ると言うことで、博多駅の始発新幹線に乗るべく、5時過ぎに実家を出発して行った。
後で聞いたところ、始発の「のぞみ」は既に満員だったので、次の「のぞみ」に乗ったらしい。
それでも、昼前には、浜松のアパートに戻った様である。
 
我々夫婦と娘は、11:05発の「のぞみ」の指定席を取ってあるので心配ないのだが、「買い物をする」と娘が言うので、9時頃の実家出発予定を早めて、8時前に実家を出発。
地下鉄ではなく、タクシーを使ったため、土曜朝とあって渋滞もなく、8:20には博多駅に着いてしまった。
 
買い物も早々に終わり、時間を持て余したため、早い時間の電車(自由席)で帰ろうかという結論になり、ホームに上がって、20分ほど並んで、9:05発の「のぞみ」自由席に乗車。
名古屋まで「のぞみ」で行ったあと、娘は、そのまま東京まで「のぞみ」に乗って帰って行った。
 
我々夫婦は、新大阪始発の「ひかり」に名古屋から乗車したのだが、自由席は既に満席であった。
2時間後の電車の「特急指定席」料金は支払っているので、この「ひかり」の指定席が空いていれば、追加料金無しで座れるし、ホームから見た感じでは、指定席には空席が有りそうだったので、指定席車両である6号車以降の車両に移動しようと試みたのだが、何せ、自由席車両の通路は立っている乗客で溢れていて、かき分けて4号車まで進むのが精一杯。やむなく、立って帰ることになった。
それでも、カミサンは3号車で浜松から、私は4号車で静岡から座ることが出来た。
 
13:55には三島に到着し、無事、自宅に帰還。博多~三島の乗車時間は、4時間50分である。車での帰省に比べると、本当に楽なものである。
 
と言う訳で、新しい年が始まったが、取りあえずは、就活を継続して行きたいと思う。
 
それから、節分明けには、年回りの新しい年に入るので、私の運勢は前年の●(衰退運)から○(漸進運)に切り替わる。「GOサイン」である。
4月からの消費税アップの前に、何とか新しい車をゲットしたいものである。「年中無給」と言うのが痛いところではあるが。
 
36 父が受章した黄綬褒章(おうじゅほうしょう)
 
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38 般若心経