正月旅行(別府温泉)


正月旅行(別府温泉)
2011年12月31日(土)~2012年1月2日(月)
更新:2023年9月27日(水)
 
明けましておめでとうございます。
 
今年の正月は、大分県の別府温泉で迎えた。
 
大晦日の朝10時に福岡の実家を出発し、30分後には九州自動車道の基山SA(佐賀県)に到着。ここで、しばし買い物をしたあと、別府に向けて出発。途中で大分自動車道に分岐し、車は大分方面へ。
快晴の高速道路、前方に由布岳が見え始めるところからは、道の両側に絶景が広がる。由布岳の頂上部分は薄っすらと雪化粧をしていた。
 
1 九州自動車道 基山SA
 
2 博多名物・辛子めんたいを使ったお土産の数々
 
3 以前より美味しいので買って帰っていた「梅の実ひじき」と、最近発売されて大評判らしい「梅の香ひじき」
 
4 基山SAを出発
 
5 由布岳が見える辺りから絶景が広がる
 
別府ICで高速を降りると、今回の宿「杉の井ホテル」はすぐ。
 
12時半には宿に到着し、ランチを取ったあと、チェックイン時刻の14時までホテル内を散策。ホテル名物の棚湯(大露天風呂)にはチェックイン前から入れるのだが、まあ慌てることもないので、後でゆっくりと温泉を楽しむことにしたのだ。
 
6 杉の井ホテルの本館ロビー
 
7 ランチタイム
 
我々の部屋は、本館12階の和洋室である。
杉の井ホテルは、別府市内の高台に建っているが、下から本館、中館、Hana館、杉の井パレスと並んでおり、連絡通路で繋がっている。勿論、連絡通路を歩いて移動するのも良いが、各館の間をシャトルバスが運行しており、移動したい客が来ると、1人でも直ぐに目的の館まで送ってくれるので、浴衣+スリッパのまま気軽にホテル内を移動することが出来る。
 
部屋に入ったあと、早速、杉の井パレスにある棚湯へ。初回の入浴は、長い通路を棚湯のある杉の井パレスまで歩いた。
棚湯の入口でタオルを受け取ったあと、エレベータで1階上がると棚湯である。着替えて階段で1階降りるとアクアガーデンである。
棚湯の方は大露天風呂、アクアガーデンの方は水着で入る温泉である。棚湯は、文字どおり湯船が何層も棚田の様に階段状に広がっており、湯船に浸かると、眼下の別府湾と温泉の水面が続いている様に見える。
 
夕方になると、ホテル前の道路脇に沢山のルミネーションが点灯され、素晴らしい雰囲気の通りに変身する。
 

8 
 
年が明けて元日、朝食を取ったあと、夫婦で別府市内にある地獄めぐりへ。
母は、「何度も行っているからいい」と言って、ホテルの部屋で留守番であり、子供達も「行かない」と言うので、結局、カミサンと二人で行って来た。
 
9 前夜にイルミネーションで飾られた通りの朝。あちこちで温泉の湯気が立ちのぼっている。
 
地獄めぐりは、8箇所の地獄から成るが、場所が2地区に分かれている。
最初に訪れたのは鉄輪(かんなわ)地区。
ここには、以下の6地獄がある。
海地獄
鬼石坊主地獄
山地獄
かまど地獄
鬼山地獄
白池地獄
 
最初に訪れた海地獄は、コバルトブルーの美しい池があり、湯気が立ちのぼって素晴らしい眺めであった。
 
坊主地獄は、泥湯に吹き出す熱気が坊主頭の様にボコボコと沸き上がる泥池である。
 
山地獄は、岩場から湯気がもくもくと立ちのぼり、傍にはカバやアフリカ象が温泉熱を利用した施設で飼育されている。
 
かまど地獄は、熱気が吹き出している。昔、この噴気で御飯を炊いたところから「かまど地獄」と言う名前が付いたらしい。
 
鬼山地獄には、沢山のワニが温泉熱を利用して飼育されている。
 
白池地獄は、温泉が噴き出す池の色が白い。
 
この6地獄を回ったあとは、車で10分ほど走り、2番目の地区に移動。こちらには、以下の2地獄がある。
血の池地獄
龍巻地獄
 
血の池地獄は、赤い色をした温泉池である。
 
龍巻地獄は、間欠泉の地獄であり、間欠泉の間隔は30〜40分である。世界的にも、最も短い間隔という説明が流れていた。
我々が到着した時は、次の噴き出しまで20分前だったので、ベンチに座って噴出を待つ。
時間が迫るにつれて、観客の数がどんどん増えて来たのだが、最初のうちは お行儀良く階段状の椅子に座って待っていたのに、やがて噴出が始まると、何処からか人が出て来て噴出口の前を占拠してしまった。
 
別府地獄めぐりは初めてであったが、予想以上に楽しむ事ができた。
 
10 海地獄
 
11 鬼石坊主地獄
 
12 山地獄
 
13 山地獄の傍で飼育されている動物たち
 
14 かまど地獄
 
15 かまど地獄の池
 
16
 
17 鬼山地獄のワニ
 
18 鬼山地獄の沸騰する池
 
19 白池地獄
 
20 血の池地獄
 
21 龍巻地獄(噴出前)
 
22 龍巻地獄(噴出後)
 
翌、1月2日、10時過ぎにホテルをチェックアウトし、大分自動車道に乗って福岡に向かった。
ところが、お天気は良いのに、九州自動車道が雪で通行止めになったとのことで、鳥栖JCTの手前のICで強制的に高速道路を降ろされたため、小郡から先は一般道を走ることになった。
当然のことながら、一般道は高速から下りて来た車で大渋滞が発生しており、結局、福岡の実家に到着したのは14時を回っていた。
 
まあ、最後に来てハプニングはあったものの、2泊3日の楽しい正月旅行であった。