東京23区の旅 (23) 杉並区


東京23区の旅 (23) 杉並区
2006年9月23日(土) 晴れ
 
2005年の11月から始めた「東京23区の旅」も、残すところ杉並区だけとなった。
 
旅のフィナーレとして、仲間と歩くために杉並区を選んだのだが、実はこれまでに善福寺川公園久我山など、杉並区は何度か歩いているので、初めてではない。
本日も、午前中に川崎市多摩区を歩いた後に、下見を兼ねて杉並区を歩くことにした。
 
◆JR南武線・久地(くじ)駅を出発。 8:25
 
電車を降りて踏切を渡り、府中街道を西に向かって川沿いに歩く。
 
1 JR南武線・久地(くじ)
 
やがて前方に府中街道と立体交差するチューブ(高架)が見えてきた。東名高速道路である。
 
東名高速を潜り、暫く進んだあと左折して坂道を登って行くと、今度は、東名高速の上に掛かる橋を渡る。
 
◆東高根森林公園~緑が丘霊園 
 
目の前には、こんもりとした森が出現する。東高根森林公園である。
広大な森林公園の中には、遊歩道が張り巡らされており、森の真ん中には、古代芝生広場と名付けられた、秘密の場所とでも言うのがピッタリな広場がある。
 
2 東高根森林公園の中にある遊歩道
 
3 東高根森林公園の木道 (2006.09.23撮影) 川崎市宮前区神木本町
 
 
 
6 公園内に咲く彼岸花
 
 
 
9 東高根森林公園の古代芝生広場 (2006.09.23撮影) 川崎市宮前区神木本町
 
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森林浴を楽しんだあと、公園の東に隣接する緑が丘霊園へ。
 
東高根森林公園以上に広い緑が丘霊園には、彼岸の中日とあって、入口から車が渋滞している。ここの霊園は、春には桜の名所となるらしい。
 
11 緑が丘霊園
 
12 霊園に向かう車の大渋滞
 
渋滞を横目に、坂を下りてJR南武線の通りに出る。
 
◆多摩川を渡り、東京方面へ 
 
小川に沿って続く遊歩道を歩き、多摩川との合流点を目指す。道端には赤い彼岸花が満開である。
 
13 宿河原用水の流れ (2006.09.23撮影) 川崎市多摩区宿河原
 
14 満開の彼岸花
 
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17 宿河原用水沿いの木道 (2006.09.23撮影) 川崎市多摩区宿河原
 
宿河原の先の線路の下を潜り、しばらく遊歩道を進むと多摩川に出た。
 
事前に地図で調べた時には、宿河原堰堤(しゅくがわらえんてい)を歩いて東京都側に渡れそうに見えたのだが、実際に行って見ると、堰堤は立入禁止になっていたため、
予定を変更して、多摩川の土手沿いに上流に歩き、見つかった橋を渡ることにした。
 
18 宿河原堰堤 (2006.09.23撮影) 川崎市多摩区宿河原
 
19 多摩川(右側が下流方面)
 
小田急のガードを潜り、しばらく歩くと多摩水道橋に出た。橋を渡って東京都に入り、和泉多摩川から狛江の街へと進む。
 
狛江には、会社の先輩が住んでいたので、若い頃に訪れたことがあるのだが、駅前はすっかり様変わりしていた。
 
20 多摩水道橋
 
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22 多摩水道橋より、小田急の鉄橋を望む
 
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◆野川緑地公園 10:45
 
狛江から小田急の線路を潜り北側に出ると、野川緑地公園という名前の付いた緑道が北に向かって伸びている。恐らく、昔は川であったのだろう。
 
野川との合流点まで続いている緑道を進み、小金橋を渡ると調布市に入る。
 
24 野川緑地公園(緑道)
 
25 野川緑地公園 (2006.09.23撮影) 東京都狛江市和泉本町
 
◆仙川(せんかわ、せんがわ) 
 
神代団地を抜け、つつじケ丘の街を東に進むうちに、武者小路実篤公園に出た。
 
26 武者小路実篤公園 (2006.09.23撮影) 東京都調布市若葉町
 
入園する時間は無いので、公園を素通りして階段を登っていくと、目の前に大学のキャンパスが現れた。小澤征爾さんを始とする有名な音楽家を沢山輩出した大学・桐朋(とうほう)学園大学である。
折しも文化祭が催されているらしく、屋外の仮設ステージからは色々な楽器の音色が聞こえて来る。
正門の方に回ると、京王線仙川(せんがわ)の方から、文化祭に訪れる父兄やヴァイオリンを肩から提げた女学生など、沢山の人が大学に向かって押し寄せて来ている。
 
仙川の街は初めてであるが、街の雰囲気も行き交う人々からも何とも気品を感じる街である。
 
27 桐朋学園大学音楽学部 (2006.09.23撮影) 東京都調布市若葉町
 
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29 仙川の商店街 (2006.09.23撮影) 東京都調布市仙川町
 
仙川駅から京王線に乗り込み、本日の次の目的地である杉並区へ向かう。
 
30 京王線・仙川駅
 
◆京王線・上北沢駅 12:14
 
上北沢で下車し、甲州街道を渡ると、街道に沿って玉川上水第二公園という名の付いた緑道が伸びている。
 
31 京王線・上北沢駅
 
32 玉川上水第二公園 (2006.09.23撮影) 杉並区下高井戸
 
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緑道を暫く東に進むと、左手に沢山のお寺と墓地が現れ、その先に明治大学和泉校舎が見えてきた。受験生の息子が行きたい大学の一つである。
 
34 明治大学和泉校舎 (2006.09.23撮影) 杉並区永福
 
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明大沿いに北に向かって少し歩くと、神田川にぶつかった。ここからは、神田川沿いの道を歩いて下流を目指すことにした。その先には、本日の下見を予定している善福寺川神田川の合流点があるのである。
 
善福寺川杉並区を流れる川であり、善福寺池を源流とし、神田川に合流するまでの全長約11㎞の川である。
荻窪忍川橋から源流(善福寺池)までは、以前(7月22日、「東京23区の旅(22) 台東区」の時)に歩いているので、本日は、全長11㎞のうちの歩き残している部分(神田川合流点から忍川橋まで)を遡って歩き、善福寺川を踏破するのが目的である。
 
◆神田川と善福寺川の合流点 13:25
 
神田川に沿って下流方向に歩き、一旦、中野区に入ると、地下鉄丸ノ内線・中野富士見町駅のちょっと手前に、善福寺川神田川の合流点がある。
 
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38 神田川(上)と善福寺川(下)の合流点 (2006.09.23撮影) 中野区弥生町
 
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ここからは、善福寺川に沿って上流に遡り、再び杉並区に入る。
善福寺川の流れは澄んでおり、大きく蛇行している。
 
やがて、川の両側に和田堀公園が広がる。お天気の休日とあって、沢山の人が公園を訪れている。
 
本日は、荻窪忍川橋まで歩く予定であったが、朝からのウォーキングでさすがに疲れたのと、お腹が空いて来たのもあり、残りは来週のフィナーレまで取っておくことにし、途中で切り上げることにした。
 
東田中のところで善福寺川と別れを告げ、住宅街を抜けて地下鉄丸ノ内線・南阿佐ヶ谷駅に出る。
 
42 善福寺川 (2006.09.23撮影) 杉並区大宮
 
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44 和田堀公園 (2006.09.23撮影) 杉並区大宮
  
[後記]
 翌週の9月30日を「東京23区の旅」のフィナーレとする予定でしたが、急遽、別の行事が入ったため、フィナーレは中止する事にしました。
 杉並区は、これまでに何度か歩くことができたので、これを以て「東京23区の旅」は終了とすることにしました。