東京23区の旅 (19) 墨田区
2006年6月24日(土) 晴れ
◆JR京浜東北線・東十条駅(北区)を出発。 8:35
本日は、墨田区の旅であるが、時間に余裕があるため、最初に、少し歩き残しの部分を歩こうと思い、北区の荒川沿いから歩き始めることにした。
東十条の街を東に進み隅田川に出る。
豊島橋(としまばし)を渡り、足立区に入る。
そして、江北橋(こうほくばし)の手前を右折し、荒川の土手を歩く。先週歩いた荒川土手の少し下流になる。
扇橋を過ぎた辺りから、左手に荒川の流れ、右手に隅田川の流れを見ることができる。
国道4号線(日光街道)を横切った辺りから、荒川の流れが、ゆっくりと右側にカーブし始める。
川の対岸にはホリエモンも入っていた東京拘置所(葛飾区)の立派なビルが目に入る。
河原では、野球や陸上ホッケーの試合が行われていた。静岡だと休みの日は少年サッカーが多いが、ここ東京では、少年野球の方がまだまだ盛んなのだろうか。
荒川と隅田川をつなぐ墨田水門を渡ると、本日のメイン・墨田区である。
◆東白鬚(しろひげ)公園 10:50
荒川に別れを告げて、隅田川沿いにある東白鬚公園の方に向かいたいのだが、荒川土手の右側下には東武伊勢崎線が走っており、かつ、踏切も歩道橋も地下通路も全くないため、線路の向こう側に渡る事が出来ない。
鐘ケ淵(かねがふち)駅の所で、ようやく踏切を渡ることができた。
東白鬚公園の手前には、墨堤(ぼくてい)通りに沿って屏風の様に都営の高層アパートが建っている。
実に珍しいが、通りに沿って横に並んだ十数棟の高層アパートがすべて繋がっており、まさに屏風という例えがピッタリの様相である。防災上の工夫なのであろうか。その屏風の裏側が東白鬚公園となっている。
◆向島(むこうじま)百花園 11:20
東白鬚公園の500メートルほど南に、向島百花園がある。
中に入ってみたが、残念ながら紫陽花(あじさい)以外には、これと言った花は咲いていなかった。やはり見頃は春先なのかなあ。
◆大横川親水公園(おおよこがわしんすいこうえん) 12:23
向島の街から押上(おしあげ)の街へと進み、大横川親水公園へ。
大横川親水公園は、大横川に沿って出来た公園であり、1㎞ほど真っ直ぐに伸びた公園である。
総武本線のガードを潜ったところで大横川親水公園から離れて、西に進むと、やがて両国の街である。
◆江戸東京博物館/国技館/旧安田庭園 13:23
総武本線・両国駅の隣にある江戸東京博物館。
階段を登ったところが、広大な石の広場となっている。入場券を買って、エスカレータで6階の博物館入口まで登る。
中では、落語と浪曲の公演をやっていたので、足の疲れを癒す目的を兼ねて、しばし、高座を観賞。
館内には江戸時代〜東京の各種展示物があり、結構楽しむ事ができた。
再び暑い外に出ると、博物館の隣は、相撲でお馴染みの国技館である。
さらにその右手には、旧安田庭園がある。元々は、常陸の国の笠間藩主の庭園であったものを、旧安田財閥が買ったものらしい。
現在は、東京都のものであり入場無料の公園となっている。
本日の墨田区の旅は、旧安田庭園がゴールである。
帰りに両国橋を渡り、秋葉原に寄り道してから帰途につく。