世田谷緑道めぐり (2)
2006年10月7日(土)
8月の北沢川緑道、烏山川緑道に続き、今日は蛇崩川緑道(じゃくずれがわりょくどう)と、呑川緑道(のみかわりょくどう)を歩く。
◆東急東横線・中目黒駅を出発。 8:18
駅のすぐ横から、高架に沿って蛇崩川緑道が始まる。昨日の大雨とはうって変わって、今日は爽やかな秋晴れの空である。
◆世田谷公園 8:40
上目黒の町で緑道を右に外れたところに、世田谷公園がある。朝の公園では、近所から集まった人達の犬が、鎖を解かれて群れて走り回っている。いつもながらの朝の公園風景である。
◆駒沢緑泉(りょくせん)公園、桜新町 9:44
蛇崩川緑道も上馬(かみうま)の町で終わり、隣町、駒沢に入る。
駒沢緑泉公園は、町中にあって沢山の樹木に囲まれた静かな一角である。
公園を抜け、大通りを右に曲がると桜新町(さくらしんまち)である。
大通りの地下には、東急田園都市線が走っている。
桜新町は、明るい雰囲気の賑わいのある街である。朝から人通りも多い。街のあちこちには、サザエさんの絵が目に入る。サザエさんの舞台になった街であろうか。磯野波平さんが会社帰りに歩いていた街並みが目に浮かぶ。
国道246号線を挟んで、桜新町の向かい側が深沢の町である。
こちらは閑静な高級住宅街であり、屋根の付いた門構えの立派なお屋敷が建ち並ぶ。庶民の雰囲気漂う桜新町とは対照的である。
◆呑川(のみかわ、のみがわ)緑道 10:31
国道246号沿いに、呑川緑道の始点がある。
呑川の源流は、ここ桜新町である。
呑川の流れに沿って、延びる緑道を進む。
世田谷区から、やがて目黒区に入り、東急東横線を横切って南下すると、今度は東急目黒線にぶつかる。線路の向こう側は大田区である。
中原街道を渡り、東急池上線・石川台駅から電車に乗る。
◆旧呑川緑地 12:53
電車で蒲田まで移動し、昼食をとった後、今度は旧呑川緑地を歩く。
同じ呑川沿いの緑道ではあるが、午前中の呑川緑道と、ここ旧呑川緑地とでは全く雰囲気が違う。
午前中の方は、家々の外見や町の空気が中流から上流といった感じを受けたのだが、こちらの方は、場末というか寂れを感じさせる佇まいである。
旧呑川緑地の突き当たりは東京湾であり、対岸は、埋め立てて出来た昭和島である。
◆昭和島、京浜島 13:20
大森東避難橋を渡り、昭和島へ。
この島には森ケ崎水再生センターや羽田鉄鋼団地がある。人が住んでいる雰囲気は無く、昼間だけの町という感じである。
昭和島からさらに京和橋を渡り、京浜島に足を踏み入れる。
京浜島の対岸は、羽田空港である。
海に面した横長のつばさ公園からは、対岸の飛行機の離着陸を目の当たりにできる。
京浜島には、以前にも車で来たことがあり、その時には気が付かなかったのだが、今回ここに来て対岸の離着陸を見ていて、ようやく公園の名前「つばさ公園」の由来が分かった。
昭和島に戻り、モノレールに乗って帰途に付く。