東京23区の旅 (9) 大田区
2006年3月11日(土) 晴れ
◆東急目蒲線・田園調布駅を出発。 9:20
駅前を中心点として放射状に道が拡がる街並み。「田園調布にウチが建つ」と言うのは古いフレーズだが、田園調布の街には立派な住宅が建ち並ぶ。
住宅街をしばらく歩くと、「宝来(ほうらい)公園」という小さな公園があった。紅梅、白梅が見事に咲いていた。
◆多摩川台公園 9:33
住宅街の先に小高い丘の多摩川台公園がある。
公園からは、ゆったりと流れる多摩川、日本ハム球団のグラウンド、星飛雄馬でお馴染みの旧巨人軍グラウンドが見渡せる。
公園内には幾つかの円墳跡が並んでいる。亀甲山古墳(かめのこやまこふん)という古墳である。
大田区を東に進み、中原街道に出て洗足(せんぞく)方面に向かう。
◆洗足(せんぞく)池 10:25
中原街道に面して静かな佇まいの洗足池がある。
ここには、沢山のカモが水面を優雅に泳いでいる。
ポカポカ陽気の土曜日、池の周りは、休日の一時をくつろぐ沢山の人で賑わっている。池の畔には、西郷隆盛と勝海舟が対面した跡があり、その奥には勝海舟の墓がある。
◆池上梅園 11:15
洗足から、今度は大田区を南下し、池上の町へ。
「国1の旅」で通った国道1号線を渡ったところに池上梅園がある。
今日は、まさに梅の見頃であり、園内は梅見の客で大盛況。紅梅、白梅のほかにも、薄いピンク、濃いピンクの梅と、どれも見頃であった。
◆池上本門寺(ほんもんじ) 11:33
梅園の横の坂を少し登ったところに、日蓮宗大本山の池上本門寺がある。
大堂はちょうど改装工事中であったが、堂の中は拝観できるようになっていた。
◆富士通ソリューションスクエア(蒲田) 12:50
池上から、さらに南下し蒲田の町へ。
蒲田は、就職直後の新人の頃に毎日通った街である。街の趣きは、29年前と余り変わっていない。
富士通ソリューションスクエア。2年前、SMAPの中居正広さん主演のテレビドラマ「砂の器」で、和賀英良(中居正広)と三木謙一(赤井英和)が待ち合わせた場所に使われている。
◆六郷(ろくごう)橋緑地 13:54
蒲田から更に南下し、多摩川の土手に出る。
河川敷では、沢山の人達がスポーツや凧揚げを楽しんでいる。
土手を伝って河口に向かうことにした。
◆辨天(弁天)橋 14:33
多摩川の河口付近、赤い鳥居の手前にある弁天橋。これを渡ると羽田空港エリアである。
歩行者のための道が整備されているとは思えないので、エリアの中に足を踏み入れるのは止めにした。
空港からは、短時間の間に次々と飛行機が飛び立っている。
◆平和の森公園 15:46
弁天橋から、再び北上を開始。
足にも疲れが出てきたせいか、歩くペースが随分落ちてきた。
1時間以上歩いて、ようやく平和島にある平和の森公園に到着。ここでは、多くの人が釣り糸を垂れて休日を楽しんでいる。
次の目的地・東京港野鳥公園を目指すが、途中、環七、海岸通り、首都高速1号線のインターチェンジがあり、歩行者には何とも歩きにくい道である。
◆東京港野鳥公園 16:30
京浜運河を渡り、首都高湾岸線のガードをくぐって、やっとの思いで東京港野鳥公園に到着したのだが、何と入園は16:30までとのこと。残念ながら、中に入ることは出来なかった。
本日最後の目的地として、城南島に渡っての城南島海浜公園を予定していたが、時間的にも体力的にも限界であり断念。ここ東京港野鳥公園が本日のゴールとなった。
東京モノレール・流通センター駅よりモノレールに乗り、帰途に付く。
東京23区で一番広い大田区。今日は歩いた。疲れたなあ。