正月旅行2015
2014年12月31日(水)~2015年1月2日(金)
更新:2024年2月23日(金)
明けましておめでとうございます。 今年も宜しくお願い申し上げます。
さて、2015年も1週間が過ぎた。
なかなか忙しくて、ブログに向かう余裕が無かったが、遅ればせながら、本日は暮れから2泊3日で行って来た正月旅行について書く。
正月と言えば、いつもなら、私の家族が福岡の実家に帰省していたのだが、今年は、九州の方から、母と兄家族(計5人)がこちらに来てくれることになったので、こちらで2泊3日の旅行を企画したのである。
なお、ウチの家族は、5人のうち、浜松に住む大学院2年の二男が、「修士論文の追い込みで、時間が取れない」と言うことで、今回の正月旅行には不参加となった。
我が家の車1台では、9人全員は乗り切れないため、久々に、レンタカーを1台調達。三島駅北口にあるトヨタレンタリースで「アルファード」を借りた。
最初の計画では、雪道を走る可能性があったので、標準4WDである「スバル レガシー ツーリングワゴン」を考えたのだが、あいにく、三島/沼津地区のレンタカー屋さんには1台も空きがないことが、2ヶ月前の時点で判明したため、昨年6月の熊本旅行で運転経験をした「トヨタ アルファード」に決めた訳である。
「正月に、静岡県東部で雪が降ることは、よもや有るまい」とは思ったのだが、万一を考えて、レンタカーにはスタッドレスタイヤオプションを付けたし、我が家のエスティマも、初めてスタッドレスタイヤを購入して交換。準備万端である。
12月31日(水)
朝の新幹線で博多駅を出発した九州勢5人は、午後2時前に三島駅に到着。
それに合わせて、品川に住む長男も、三島駅に到着した。
13時過ぎにレンタカーを受け取り、三島駅北口で到着を待つうちに、「上り」と「下り」の新幹線が、ほぼ同じ時に到着。九州勢の5人と、品川からの長男が、一緒に改札から出て来た。
三島駅を出発した2台は、新幹線高架沿いに加茂地区に進み、三島加茂ICから伊豆縦貫道に乗る。
伊豆中央道、修善寺道路を経由したあと、2台は、中伊豆の道を南下し冷川(ひやかわ)ICから伊豆スカイラインに乗る。
夏に下見をしていた道なので、迷うことなくスムーズに進み、天城高原ICを下りた車は、やがて東伊豆の海岸線に出た。
大晦日と言うことで、海岸線の道は結構な交通量であった。
途中、コンビニでビールを調達したあと、伊豆熱川(あたがわ)温泉のホテル「熱川大和館」に到着。
夕食前に、ひと部屋に集まって、お疲れさんの酒盛り。ビール有り、ワイン有り、ウィスキー有り、日本酒有り、梅酒有り、酎ハイ有りの、何でも有りの酒盛りであった。
18時になって、地下1階の夕食会場に移動し、今年最後の夕食。
食後は、それぞれが割当の3部屋に分かれ、温泉、紅白歌合戦、追加飲み(?)とそれぞれの時を過ごした。
1月1日(木)
翌朝、私は5時に起きて、再び温泉浴。早朝とあって、貸切状態であった。
部屋に戻り、しばらくすると、東の沖合が少しずつ赤く染まって来た。
このホテルは、伊豆半島東側の海沿いであり、全ての部屋がオーシャンビューである。
6:51、伊豆大島の右側水平線から登る初日の出を拝むことが出来た。
ただし、沖合には薄い雲が漂っていたので、クッキリとしたご来光を拝むには至らなかった点が残念である。
まあ、それを望むのは、贅沢と言うことだろう。
さて、朝食会場に移動し、新年の宴となったのだが、料理の品数は多過ぎるほどあるものの、何と、元日なのに雑煮は無し。
雑煮は、9時半からロビーで催される「餅つき」にて振る舞われるとの事であったが、9時半という出発間際の慌ただしい時に参加する気になる客は少なかろうと思われ、ホテル側には、もう少し配慮して欲しいところであった。
ついでに言うと、ホテル到着後、部屋に入った時点では、電源供給がされてなくて、TVと空気清浄機が点かないトラブルがあったし、
夕食時には、仲居さんが、運んで来た料理をこぼしてハンドバッグを汚してしまうし、
翌朝、トイレに入ったら、ボタンを押しても洗浄シャワーが出ないしで、
正直、二度と行く気がしない宿であった。
熱川大和館は、避けた方が良さそうである。
まあ、全面ガラスのオーシャンビューだけは評価できるが。
ホテルを出発した車は、前日の伊豆スカイラインに乗り、箱根方面を目指す。
途中、富士山眺望の絶景ポイントに立ち寄ったのだが、晴天ながらも、富士山は雲に覆われていて、裾野の一部しか見ることが出来なかった。
せっかく、富士山目当てに九州から出て来て貰ったのに、残念無念である。
十国峠(じゅっこくとうげ)でランチを取ったが、この時も、富士山は雲に隠れていて殆ど見えず。
予定していたケーブルカー乗車も、富士山が見えないのでは仕方無いので中止した。
さて、車は箱根峠から芦ノ湖スカイラインに入り、芦ノ湖を見下ろす絶景ポイント、富士山の絶景ポイントである三国(みくに)峠に立ち寄ったが、結局、富士山は雲に隠れたままであった。
箱根スカイラインを抜けて御殿場の街に入ると、雪が舞い始めた。
さらに、国道138号を登り始めると、雪が強くなって来て、いつもなら眼前に聳える富士山を見ることのできる東富士五湖道路の須走ICでも、富士山は全く見えず仕舞いであった。
山中湖ICで高速道を降り、予定していた山中湖に向かったのだが、「富士山が隠れていては仕方ない」と言うことで、予定していた山中湖、忍野八海(おしのはっかい)の観光も取り止めにして、早めに河口湖のホテルに入ることにした。
途中、富士吉田の富士浅間神社付近で大渋滞が発生していた。
考えてみれば、この日は元日であり、初詣客の車が渋滞の原因だと納得した。
この日のホテルは、河口湖畔の「湖楽おんやど富士吟景」。
河口湖には、数多くのホテルがあるが、背後に富士山が聳える河口湖湖面を見ることが出来るホテルは、地形的に考えて、このホテルの並びにある数軒のホテルだけと思われる。
いつもの様に、ひと部屋に集まっての酒盛りを始めたが、このホテルの売りである全室からの富士山の眺望も、残念ながら雪雲に覆われて全く見えずであった。
このままでは、富士山を見るために、ワザワザ九州から出向いて来た方々に申し訳が立たないところであるが、何故か私には、根拠はないのだが、「翌朝には空気が冷えるので、雲が湧く筈は無い、絶対に綺麗な富士山が見える」という確信の様なものがあったので、それほど深刻には考えていなかった。
1月2日(金)
翌朝、また5時に起きて露天風呂に入ったのだが、夜明け前で暗過ぎて、富士山は全く見えず。
ただし、星は見えているし、空気は凜(りん)と締まっていたので、夜が明ければ、まず間違いなく富士山が見えると確信した。
部屋に戻って、もう一寝入りしているところに、温泉に行っていたカミサンが「富士山が綺麗に見える」と言って部屋に入って来た。
窓の外を見ると、雲一つない真っ青な空に、昨日の雪で白さを増した富士山が聳えているのが見えた。
「富士山が見えないなら、宿代を半分返して貰わにゃならん」と冗談を言っていた兄も、この絶景には満足したことだろうと思う。
この日は、河口湖の街にあるハーブ館に行く予定であったが、これだけの美しい富士山が見えているなら、昨日中止にした忍野八海(おしのはっかい)と、山中湖に行った方が良かろうと言うことになり、チェックアウトを30分早めて、そちらに向かうことにした。
ホテルから30分足らずで到着した忍野八海には、朝から沢山の観光客が訪れており、背後の富士山も綺麗に見えていた。
次に訪れたのは、計画書には入れてなかったが、時間が許せば是非連れて行きたいと思っていたパノラマ台である。
山中湖の平野から、神奈川県の方に抜ける三国峠への途中にある絶景ポイントである。
現地に行ってみると、10台程度しか停められない駐車場は満車。取りあえず、皆を下車させて絶景を楽しんで貰った。
この日の景色は、恐らく、年間でも1〜2位を争う絶景では無かったろうかと思う。
真っ青な空に聳える富士山、眼下の山中湖、そして、遙か奥に連なる雪の日本アルプス、まさにパノラマの絶景である。
これで、九州から出向いて来てくれた面々にも面目が立ち、やれやれと言ったところである。
パノラマ台から山中湖畔に戻って来て、湖畔の絶景ポイントに立ち寄った。
山中湖を後に、東富士五湖道路を走って御殿場に戻って来た。
今回の旅行の最終訪問地である御殿場高原ビール「時之栖」(ときのすみか)に到着したのは、12:20。
この日のランチは、「時之栖」内にある飲み放題・食べ放題のバイキングレストラン「麦畑」で取ることにしており、12:30に予約していたので、ちょうど良い時間であった。
14時半に時之栖を出発して、三島駅に着いたのは15時過ぎであった。
無事、2泊3日の旅を終え、かつ、最終日には美しい富士山を見て貰うことが出来て、「ホット一息」である。
「来年の正月は、親族(子、孫、曾孫)全員で温泉に行こうか」と言う話を母がしていたので、もし実現すれば、20人を超える大集団での旅となる。
まあ、「来年のことを言うと、鬼が笑う」と言うので、この話は、ここまでにしておこう。