眼鏡


眼鏡
2015年2月18日(水) 雨
更新:2024年2月26日(月)
 
今日も寒い雨が降った。
三島の天気予報では、午前中は曇りで、午後から晴れだったのだが、午後に一旦は青空が見えたものの、強い雷雨となってしまった。
 
さて、本日は、一ヶ月ぶりに眼科に行って来た。
昨年の10月より、月一回の周期で通院しているが、軽い白内障と言う診断で、「眼精疲労」と「白内障予防」の点眼薬を貰って、毎日4回(眼精疲労は2回)注している。
その後は、特に白内障は進んでいない様なので、多分、このペースで、点眼薬を貰いに通院することになると思われる。
 
眼科に行くと、だいたい診察前に視力検査をするのだが、今日の視力検査は長かった。
と言うのには、実は理由(わけ)がある。
数回前の診察の時に、先生より、「眼鏡の『度』が強過ぎるので、目の疲労が出ているのだろう」と言われ、「眼鏡を作り直した方が目には良い」と言われていた。
そして、先月の診察の時に、「眼鏡を変える場合は、処方箋を書いてあげるので、事前に相談する様に」と言われていたため、本日お願いしたのである。
 
そこで、本日は普段より丁寧な視力検査が行われ、いつもの「数メートル先の記号を見る検査」のほかに、「本を手で持って、30cm先の記号を見る検査」も行った。
この検査は、初体験である。
「遠近両用眼鏡」を作る場合は、「遠い所を見る時の検査」と、「近くを見る時の検査」の両方が必要になるとのことであった。
 
私が、視力検査で「見えない」と言う時には、二つの現象がある。
 ●一つは、本当にボケて見えないケース、
 ●もう一つは、記号(「」など)が二重に見える(2個見える)ケース
である。
二重に見えるのは、「乱視」が少し入っているためなのだろうと思っていたのだが、看護師さんに言ったところ、「乱視は全然入っていないですよー」と言われてしまった。
「二重に見えるのが乱視だ」と私は思い込んでいたのだが、先生の診察の時にも「乱視は無い」と言われたので、どうやら、「乱視」というのは別の症状らしい。
 
と言う事で、本日の視力検査は、結構丁寧な検査だったので、40分近く掛かってしまった。
 
視力検査のあと、先生の診断となり、色々と説明をしてくれたのだが、どうも先生は、終日眼鏡を掛けっぱなしにすることを前提に話されている様に感じたので、
「私の場合、日常で眼鏡を掛けるのは、テレビを見る時と外出する時だけであり、殆どの時間は裸眼で生活しているので、なるべく眼鏡は掛けない様にしたい」と伝え、「故に、遠近両用眼鏡は必要ないのでは無いか」と伝えた。
 
その結果、「それなら、今まで通り、遠くを見る時だけ眼鏡を掛けるとして、今の眼鏡は両方とも1.2くらいのレンズを使っていて、両眼だと1.5まで見えるため、見え過ぎて目が疲れるので、もう少し『度』を抑えた眼鏡にした方が良いでしょう」との事であった。
 
ようやく診察が終わり、会計をしたところ、「点眼薬」の処方箋しかくれないので、「眼鏡の処方箋もある筈だ」と窓口の人に尋ねて見た。
遠近両用眼鏡は作らないが、遠い所を見る時の『度』を少し抑えた眼鏡を作るものだと私は思っていたので、尋ねてみた訳である。
 
そこで、看護師さんが、また先生の所に行って話を聞いてきた結果、「なるべく眼鏡は掛けたくない」と私が言ったので、先生は「今の眼鏡を使い続けるものと解釈した」らしい。
そこでまた、視力検査のやり直しである。
処方箋を書くためには、また別の観点の検査が必要なのだろう。
 
検査後に、また先生との会話が始まったので、
「『眼鏡を掛けること自体が、目に負担を掛けるものだ、裸眼の方が目には優しい筈だ』と昔から思い込んでいたので、『なるべく、眼鏡は掛けたくない』と言ったのだけど、単なる素人考えであり、本当のところは何も分かっていないので、何がベストかを言って下さい」
とお願いした。
 
そこから、また先生との話が始まった。
●「まず、遠近両用眼鏡については、慣れるのに時間が掛かるため、
 使い始めるとするなら、50歳くらいからが良く、60歳から使い始めるのはちょっと遅すぎて難しいと思う。」
 「使い始めても、慣れなくて止める人が多い。」
とのこと。
 
●「私の場合は、遠くを見る時の『度』が強過ぎるから、掛け続けると目が疲れるんだと思うし、
 強過ぎるので、近くを見る時は、逆に眼鏡を外さないと焦点が合わないんだろう」
とのことであった。
 
言われてみると、確かにそのとおりかもしれない。
 
●「眼鏡の度を少し抑えれば目の疲れは減少するし、近くを見る時も、眼鏡を掛けたままで焦点が合わせられるので大丈夫でしょう。」
「取りあえず、その様に眼鏡を作り直して、一日中掛けておく練習をしてはどうですか」
とのことであった。
 
「眼鏡を掛ける事自体が目に良くないんだ」と言う私の勝手な思い込みが間違っていたのなら、「一日中掛ける生活スタイルに変えるのは、特に抵抗はない。」
と言う事で、
結局、その様に進めることにした。
 
まあ、デメリットと言えば、
▼眼鏡の度を抑える分、テレビの画面や遠くを見た時に、これまで鮮明に見えていたものが、多少ボケて見えることになると言う点である。
これはもう、妥協して慣れるしかなさそうである。
 
これまでは、眼鏡は茶の間に置いておく習慣であったのだが、これからは、身体に携帯して回らなければならないので、寝るときも、ベッドの横に置く様に、生活スタイルを変えないといけない。
暫くは、「眼鏡を何処に置いた」と探し回るシーンが増えそうである。
ついでに、これを機に、2階の机の上が定番の置き場となっている携帯電話も、これからは、家の中でも常に携帯して歩き回ることにしてみようかしら。
 
【2024/2/26追記】
結局、その後に白内障の症状が出て、一年半後の2016/9に、両眼とも白内障の手術をして、自前(じまえ)のレンズでは無く、人工レンズに取り替えてしまったので、グタグタと上に書いた話は関係無くなった。
なお、人工レンズは、健康保険適用となる単焦点レンズにしたので、車を運転をする場合を優先した焦点レンズ(裸眼で遠くが良く見えるレンズ)にし、近くを見るための2種類の異なる焦点の眼鏡を掛け替える生活になった。2種類とは、本を読む時用の20数cm先に焦点を合わせた眼鏡と、PCモニタを見るための40cm前後先に焦点を合わせた眼鏡である。
二つの眼鏡を、家の中で持ち歩くのは面倒なので、近い方(20数cm先を見る眼鏡)は、百均ショップで老眼鏡を沢山買って来て、家の中の各所に置いてある(笑)。
 
1 可愛すぎるから暫く食べないでねとカミサンよりストップが掛かっているチョコ
 
2 度を低くした眼鏡を10分間掛けて、感触を試しているところ。眼科の待合室にて。