久々の東京散策(ミュージカル、テーブルウェアフェスティバル)


久々の東京散策(ミュージカル、テーブルウェアフェスティバル)
2015年2月14日(土) 快晴
更新:2024年2月25日(日)
 
先週の週末、久しぶりに夫婦で東京に出た。昨年5月以来の東京散策である。
 
元々のキッカケは、過去2年続けて足を運んでいるテーブルウェアフェスティバル(東京ドーム)に、今年も行きたいと言うことであった。
当初は、「土曜日にでも、日帰りで行こうか」と考えていたのだが、ちょうどそんな時、カミサンが、劇団四季プリペイドカード有効期限が設定されていることに気付いたことから、東京行きの計画が大きくなった訳である。
 
この「劇団四季プリペイドカード」と言うのは、実は、数年前に、長男が私への誕生日プレゼントとしてくれたものである。
私には、ミュージカルを観に行く様な趣味が無くて、その辺の事情(プリペイドカードの有効期限の有無)も良く知らなかったので、「まあ、慌てて行かなくても、何時でも行けるだろう」と思って、取りあえず、貰ったプリペイドカードを保存しておいたのだが、有効期限が今年一杯だと気付いたため、「それでは、今回の東京行きに併せて、行ければ行って見よう」と思った次第である。
 
プレゼントされた時には、使えるのは四季劇場[海](汐留)だけだと思い込んでいたために、「四季劇場[海]に、有名な作品が回ってくるまで待とう」と思ったことも、延ばし延ばしになっていた理由の一つであったのだが、今回、インターネットでじっくり調べたところ、プリペイドカードは他の四季劇場でも使えることが分かり、それではと公演スケジュールを調べた結果、ちょうど2月7日(土)に、四季劇場[春](浜松町)にて、私でも聞いたことのある有名な作品「ライオンキング」が上演されており、かつ、数席ながら「空き」がある事が分かったので、プリペイドカードを使って、早速座席を予約した。
 
チケットは、近くのコンビニで発券して貰うことも出来たのだが、携帯電話に「バーコード付きの電子チケット」を保存しておき、当日入場の際に、バーコードリーダに携帯をかざすだけでもOKと言うことだったので、その方法に挑戦してみた。
「スマホに表示したバーコードを読ませて入場する」と言うのが、ちょっと今風で「恰好良さげ」だったので、「若さ」を気取る還暦の爺さんとしては、飛びついた訳である(笑)。
 
ただし、ちょうど今月が、携帯電話の2年契約更新月に当たり、機種変更を予定していたので、「機種変更のドタバタの最中に、電子チケットが消えてしまったら大変だ」という思いもあり、このイベントを終えるまでは、機種変更は待った方が良かろうと思ったりして、ちょっと悩ましかった。
血液型がA型の私には、こういった細かい所がとても気になり、ヤキモキする性格なのである。
 
と言うことで、今回の東京散策は、「日帰り」ではなく、「1泊2日の小旅行」と言うことになり、
 ●土曜日がミュージカル観劇、
 ●日曜日がテーブルウェアフェスティバル
という行程になった。
 
最近、週末に仕事で三島に帰って来ることが多い長男には、「前もって、不在にする旨を連絡しておいた方が良かろう」と思って、メールしておいたのだが、「東京に泊まりで出て来るなら、夕食でも一緒にしよう」と言う提案が長男からあり、土曜の夜は、結局、長女にも声を掛けて、4人で集まって夕食を取ることになった。
「店は、オレに任せろ」と言う長男に任せて、夫婦は着いて行く方に回った。
 
■2月7日(土) ミュージカル 〜 夕食 〜 ワインバー
9:21発の「こだま」で三島を出発。品川で在来線に乗り換えて、浜松町に向かう予定であったが、新幹線の中で、カミサンが、「ちょっと、息子にネクタイでもプレゼントしてやりたい」と言うので、「ショップ事情を考えたら、東京駅まで出た方が良い」と思い直し、まずは東京駅まで新幹線で直行。
 
ライオンキングの上演開始は13:00だったので、東京駅エリアで過ごせるのは1時間半。
買い物と、早めのランチを取るのには、ちょうど良い時間である。
東京駅隣接の大丸デパートでネクタイを買ったあと、東京駅ビル2階にあるレストランで早めのランチを取る。
 
12時に東京駅を出て、浜松町で下車すると、四季劇場[春]までは、歩いて10分足らず。
開場15分前には現地に着いたが、早めに中に入れて貰えたので、劇場内の座席(1階最後部席)に座って開演を待った。
もう少し広いかと想像していたのだが、「小劇場」と言っても良いくらいの広さであり、最後部席からでも、十分にステージを観ることが出来そうであった。
 
1 劇団四季・四季劇場(浜松町)、右手が四季劇場[春」
 
2 ライオンキングの電子チケット
 
いよいよステージの幕が開き、動物の恰好をした出演者たちが、通路やらステージの裾から出て来た。
それにしても、動物の作り物が素晴らしく、本物の動物の動きを見事に再現した動きを見せてくれた。
 
最初のうちは慣れなくて、役者さんの顔に目線を合わせて見ていたのだが、しばらくするうちに、操り人形を操る人と同じく、役者さんは黒子さんなのだから、役者さんの顔ではなく動物の作り物の方に焦点を合わせて見なければと言う事に気付いた。
そうすると、益々、動物の動きが見事に思える様になり、「作り物の工夫」と、「それを操る役者さんたちの訓練」に感心した。
 
3時間のステージが終わり、四季劇場を出たのが16時。
子供たちとの待ち合わせ場所は、「18:45に、地下鉄虎ノ門駅近辺」となっていたため、時間は十分過ぎるほどあるし、四季劇場から虎ノ門までの道のりは2.5km程度と、十分に徒歩圏内である。
ゆっくり歩いても、1時間あれば到達できるので、取りあえず、虎ノ門まで歩き、最近出来たという虎ノ門ヒルズでも散策しようかと言う話になった。
 
四季劇場を出て、ゆりかもめの高架下の道を新橋方面に進むと、すぐに右手に、浜離宮が見えて来る。
汐留で地下道に下り、汐サイトを抜け、JR新橋駅を横断して外堀通りまで歩いてくると、あとは、虎ノ門まで一直線である。
 
3 新橋から虎ノ門に向かう途中で見つけたドアノブの店。自宅のドアノブを変えようと思っているが、帰ってネットで調べたら高すぎて手が出ない!
 
夕方の5時過ぎには、虎ノ門ヒルズに到着したのだが、案内パンフレットを見ると、予想どおり、ショッピングの店は入っておらず、レストラン中心のテナントであった。
何もする事がないので、取りあえず、椅子を見つけて一休み。
そのうちに娘が合流して、カミサンと母娘の歓談。私はウツラウツラであった。
 
4 虎ノ門ヒルズ
 
6時半になったので、地下鉄駅まで移動しようとしたのだが、ビルの外に出てみたら予想外の雨であった。
コンビニで傘を調達して、集合地点に行き息子と合流してから、夕食の店に移動した。
 
お店は、霞ヶ関ビルの1階に入っているステーキハウス「RUTH'S CHRIS STEAK HOUSE(ステーキハウス ルースクリス)」。
息子が学生時代にバイトしていた時の、バイト先の先輩が、副支配人をしている店だそうである。
 
写真(下)を見れば分かる様に、物凄いボリュームの肉が出て来た。最近は、草食中心にしている私なので、とてもヘビーで食べきれなかった。
ワインは、夫婦の好きなピノノワール種を注文したが、この日は休みだった副支配人からも1本差し入れがあり、渋味の効いた美味しいワインであった。
「4人でボトル2本」は、まずまずの飲みっぷりだろう。
この日の夕食は、息子持ち。いよいよ、子供からご馳走になる年代になったらしい(笑)。
 
5 霞ヶ関ビル1階にある「RUTH'S CHRIS STEAK HOUSE(ステーキハウス ルースクリス)」
 
6 凄いボリュームの肉
 
 
 
夕食のあとは、タクシーで赤坂見附に移動。
息子の高校時代の同級生(女性)が店長をしているワインバー「Algernon Synonym赤坂見附」がここにある。
 
この日の宿は、ワインバーのすぐ裏手にあるホテルを予約してあったので、我々夫婦は、先にチェックインを済ませてからワインバーの方に戻って来た。
1軒目でワイン2本を空けた後なので、記憶も曖昧になり始めていたが、多分、店にいたのは1時間弱である。私はウィスキーの水割りを2杯(もっと?)飲んだ。
息子は、このあと0時から商談があるとかで、途中で帰って行った。
 
9 ワインバー「Algernon Synonym赤坂見附」。息子の高校同級生の店長。
 
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■2月8日(日) テーブルウェアフェスティバル2015(東京ドーム)
7時過ぎに目が覚め、ホテルで朝食を取った。何と、周りからは、日本語が聞こえて来ない。中国辺りからの来訪者なのだろう。
新聞・テレビで報じられている反日ニュースとは裏腹に、中国では、日本人気が高まっており、中国での海外旅行先の人気ナンバー1が、米国から日本に入れ替わったそうである。
食べ物は美味い、サービスは満点、モノは豊富、品質はピカ一(ピカいち)、と揃っている訳であるから、「一度訪れたら病み付きになる」と言うのも、良く分かる。
 
ここのホテルは、11:00がチェックアウト時刻なので、ゆっくりと部屋で寛ぎ、11時前にホテルを出発。東京メトロ・丸の内線で、後楽園に向かう。
 
11 テーブルウェアフェスティバル会場の東京ドームに到着
 
フェスティバル会場の東京ドームは、既に沢山の客で溢れていた。
寒い外とは違い、ドーム内は熱気でムンムンとしていたので、これは耐えられないと思い、降りて来たスタンド通路の階段を登って、ロッカーに上着とセーターを入れて来た。
 
それからは、会場内を歩き回ること3時間半、ランチを取るのも忘れていたので、お弁当を買って、しばし休憩。
食後は、また2時間ほど散策してから、ドームを後にした。
 
今回は、いつも買うテーブルランナー、ランチョンマットの他に、最近、昼食後のひと時に、豆を挽いて珈琲を飲むのが楽しみになっているので、さらに、珈琲を味わい深くするために、焼き物のマグカップのいいモノを見つけて買おうと思っていた。
色々と見て回り、コレだと言うのが見つかったのだが、1個2万円というお値段がちょっと・・・。
取り敢えず第一候補として、更に見て回ることにしたのだが、やはり、これを上回る作品は目に入らなかった。
 
そうこうするうちに、有田焼きのお揃いの「急須と湯飲み茶碗」が目に入り、「レジにて値札の半額」と言う「呼び込み」に誘われて。買ってしまった。
そうなると、懐具合を考えても、「第一候補のマグカップ」は、幻に終わらさざるを得ない結果となってしまった、残念!
 
12 値札の半額と言う呼び込みに釣られて買って来た有田焼きの急須と湯飲み茶碗。毎日使ってます。
 
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14 会場は大盛況で熱気ムンムン
 
15 最近流行りのスプーン風小皿(小鉢?)
 
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17 気品ある輪島塗の重箱
 
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22 中央の渋い緑色のマグカップが幻と消えた第一候補。1個2万円也。
 
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「テーブルウェアフェスティバル」の存在を知ったのは、2年前の冬。
当時、三島から川崎市の武蔵中原まで通勤していたのだが、ある朝、三島〜品川(新幹線)、品川〜武蔵小杉(JR横須賀線)と来て、武蔵小杉〜武蔵中原(JR南武線)の車内の中吊り広告を見た時である。
以来、今年で3回目の来場である。新幹線代(往復8千円/人)、入場料(2千円/人)を出してまで買い物に来る訳であるが、この費用の大部分は、「夢に対する代償」であろうと思う。
日本全国の色んな「焼き物」や、「食文化に関する作品」を見て回るのが、実に楽しい。
多分、来年も訪れることになると思うので、今度こそ、焼き物のマグカップをGETしたいものである。
そのためには、せっせと節約して資金を貯めておかねば。・・・[これも、いつもの常套句で聞き飽きた感があるが。(笑)
 
帰りは、水道橋駅からJR総武線に乗り、東京駅のエキナカで夕食の惣菜を買い込んでから、新幹線で帰途に着く。
 
思えば、昨年の時は、大雪で、三島駅から自宅までの間の登り坂で車がスリップして進まず、大変な思いをしたのが懐かしい思い出である。
あれから1年が経ったのかと思うと、本当に光陰矢の如しである。
 
24 昨年のテーブルウェアフェスティバルの帰りは大雪だった。
 
25 NHK朝の連ドラ「マッサン」。名前につられて毎日視聴しているが、そのマッサンのモデルになっているニッカウィスキー。限定品を買って来た。
 
26 本日はバレンタインデー。夫婦でチョコレートを食す。