徒然なるままに(2013.9.23)


徒然なるままに(2013.9.23)
2013年9月23日(月) 晴れ
更新:2023年12月18日(月)
 
今日は秋分の日、彼岸の中日、昼と夜の長さが同じになる日である。
毎朝5時に夫婦で散歩しているが、日に日に朝の空が暗くなって来た。今朝などは、街の灯りが、まだ消えずに点灯していた。
これから冬に向けて、さらに日の出が遅くなり、朝の空がどんどん暗くなって行くのだろう。
 
さて、本日は、また徒然なるままに書き綴って行きたいと思う。
 
■半沢直樹
昨夜、TBSのドラマ「半沢直樹」の最終回が放映された。高視聴率のこのドラマ、最終回の視聴率はまだ公表されていない様だが、多分、40%を超えるものと思われる。
このドラマは、直木賞作家・池井戸潤さんの小説をTVドラマ向けにアレンジしたものである。
原作の一つ「オレたち花のバブル組」を以前に読んでいたので、話の流れは大体分かっていたが、テレビ向けのアレンジと、配役の面白さにより、「大どんでん返し」の痛快さに一段と拍車が掛かったドラマに仕上がっていた。
 
ただし、勧善懲悪が大好きな日本人にとっては、最後の「落ち」は、ちょっとハズした感がある。
3階級特進くらいのハッピーエンドで締め括っておけば、「良かった良かった」で終わったものを。
まあ、役員会議において、頭取の発言を遮って常務の面子を潰したのと、大和田常務を、解雇ではなく平取で残すという落ちで決着させるためには、現実的には両者を行内に残す訳には行かず、片方を外に出すしかないと言う「企業の論理」に照らし合わせた結末なのであろう。
 
原作の小説の方でも、その辺りの事情からか、半沢次長をすぐに厚遇するのは控えた形にはなっているが、ドラマの中では、その辺の説明が何もなく、最高功労者に対して唐突に出向辞令を出すと言うのは、全く不自然だし、頭取役に北大路欣也さんを配し、かつ、高潔なイメージの頭取の役回りを演じさせていたにも関わらず、功労者をバッサリ切り捨てる結末にしたのは、ちょっと消化不良な終わり方であった。
そんな中で、上戸彩さん演ずる花さんが、物語の随所で、いい味を出していたのが光っていた。
 
■国民健康保険(国保)税
6月で会社を退職したため、7月からは、国民健康保険(国保)に加入した。
 
日本では、全国民に健康保険への加入義務があるが、今回、会社を辞めるに当たり、どちらを選ぶか検討した。「どちら」と言うのは、退職後も会社の健康保険(健保)に継続して加入するか、新たに国保に加入するかである。
 
企業の健保の場合、退職後2年間は継続加入できるルール(任意継続制度、略して任継)と、公的年金受給開始時に、退職した会社の健保に再加入できるルール(特例退職者医療制度、略して特退)とがある。
私の場合、退職時期が微妙で、退職後から公的年金受給開始までの期間が2年+数10日であるため、「任継で会社の健保に継続加入したとしても、公的年金受給開始の数10日前に任継の期限か切れるので、そのまま特退で会社の健保に継続加入する訳には行かず、一旦、国保に数10日間加入しなければならない。
 
ご存じの方も多いと思うが、国保の保険税(国保の場合、保険料のことを保険税と呼ぶ)は、一般的には、企業の健保の保険料よりも割高である。
そこで私は、一番のコスト安である任継(2年)+国保(数10日)+特退(61歳以降、終身)で行くことを当初考えていた。
ところが、退職前の会社の説明会にて、国保には保険税の軽減措置があることを教えて貰い、色々と試算した結果、
 国保(2年と数10日)+特退(61歳以降、終身)で行くことにしたのである。
 
国保税は、均等割(地方自治体ごとに被保険者一人当たり幾らと決まっている額)と所得割(前年の給与所得額に応じて決まる額)の合計であるが、退職の理由が「会社都合退職」の場合、申告すれば軽減措置が適用され、所得割の額を計算するベースとなる前年の給与所得額を70%カットしてくれる、即ち、前年給与所得×30%をベースにして計算してくれると言う軽減措置である。
また、この軽減措置は、申告した年度の翌年度末まで適用されるのである。私の場合、2013/7月〜2015/3月の21ヶ月間、国保税が安くなる訳である。
 
この軽減措置の申告には、会社都合の退職であることを証明する書類が必要になるが、三島市の場合、退職後にハローワークに失業者登録をして発行される「雇用保険受給資格者証」を市役所の窓口に提示すれば良い。
先月の、最初の国保税(7〜8月分)の納入時には、取りあえず、軽減措置適用前の高い保険税を納入したが、先日、軽減措置を適用した納税通知書の修正版が届き、7月に遡って、保険税を減額して再計算された納税額で、今後納入すれば良くなった。その結果、国保税額は約1/3になった。
 
■巳年
今年の干支は、巳年であり、我が家の長男は年男である。
多分、それとは全く関係ないとは思うのだが、先週の水曜日、我が家に大事件が発生した。
 
私は留守をしてたのだが、カミサンが2階の部屋の掃除をしていたところ、誰もいない筈の部屋の中で、妙に視線を感じたそうである。
そこで、出窓の方を見たところ、何と、部屋の中に半分入って来ていた蛇と目が合ったそうである。
 
カミサンは、もうパニックになり、それでも、何とか蛇をUターンさせて、外に追い出したそうであるが、
何でも、出窓に関しては、ガラス戸と網戸の組合せにより、蛇が入って来る隙間は無かったのに、ガラス戸の下の「レール部分の僅かな隙間」から、まさに身体半分入って来たところだったとか。
「蛇は、関節を外して、狭い隙間も通り抜ける」と、昔聞いたことがあるが、何と、我が家に入ってくるとは・・・。
外壁を伝って、2階の出窓まで登って来たのであろう。
 
巳年に蛇が来訪するとは、何か良いことがあると言う前兆なのかもしれないと、まあ、前向きに考えるしかないのだが、いつでも入って来られるかと思うとオチオチ眠れたものではない。何しろ、私は蛇が大の苦手なので。(^^;)
 
■カナダの秋
実は、10月の第1週に、夫婦でカナダに旅行する。今年2度目、新婚旅行以来3度目の海外旅行である。
7月のシンガポール旅行は、九州の兄に招待された旅行であったが、今回は、退職祝いにと、子供達がプレゼントしてくれた旅行である。本当に有り難いことである。
行き先は、カナディアンロッキーの地・バンフ
 
10月初旬のバンフと言うと、もう、紅葉の時期はギリギリ最後らしく、気温は-4℃〜14℃と、日本なら真冬の気候である。
着るモノの選択が難しいところであり、今から色々と楽しく悩んでいる。
 
悩みの一つに、「お金の問題」がある。現金、クレジットカード、トラベラーズチェックの、使い分けの悩みである。
四半世紀前の新婚旅行の時には、迷わず、トラベラーズチェックをメインの支払手段にしたのであるが、最近は、クレジットカード時代に変わってしまったので、トラベラーズチェックは下火らしい。
「店に依っては、使えない所もある」などと書かれた記事を読むと、ちょっと不安である。
現金(カナダドル)に両替して持って行くのが、一番手間は掛からないのだが、「盗難のリスク」と「銀行での両替手数料の高さ」が気になるところである。
 
では、クレジットカード支払はどうかと言うと、まあ、これが一番楽であり、両替手数料も必要ないので、経済的ではある。
ただし、海外では、意外とクレジットカードの盗用が発生しているらしく、「帰国後に、知らないお金が課金されているのに気付いた」と言う被害事例が、沢山報告されている。
確かに、レストランなどでの精算は、日本の様に、レジに行って目の前でクレジットカード精算するのとは違い、海外では、テーブル席で店員にクレジットカードを預け、店員が奥に戻ってカード精算してくるので、奥でカード情報をスキミングしようと思えば、幾らでも出来る訳である。
そういう被害の記事を読むと、カード精算も、今ひとつ不安である。
 
色々と悩んだ末に、結局、すべて現金精算で対応することにした。
ただし、日本円からカナダドルに両替するのは、日本国内だろうが現地だろうが、結構な手数料を取られるので、両替は最小限の金額に抑え、あとは、現地でカードキャッシングを使うことにした。
カードキャッシングなら、ホテルやバンフの街の至る所にあるATMで出来るし、両替ではなく、直接カナダドルをキャッシングする(借りる)訳であるから、両替手数料は無し、キャッシング手数料は、1万円以下なら105円、1万円超なら210円と、殆ど1%以下の手数料で済む。
 
先日、チップやタクシー代のための最小限の両替として、100ドル(5ドル札で20枚)を、みずほ銀行で両替してきた。
両替当日の為替レートは、1カナダドルが96円であったが、100ドルの両替に10,467円を支払ったので、9%も手数料を取られたことになる。
 
さて、来週には10月に入る訳であり、無職の身になって、丸3ヶ月が経過したことになる。
就活は、それなりに進んでおり、応募の方も、先日1件エントリした。
まあ、最近は、併願で沢山応募して種を蒔くのが普通らしいので、応募者数が増えた分、書類選考を突破して面接まで進むのも大変らしい。
しばらくは、失業保険を貰って、何とか喰い継がねば。
 
1 香嵐渓の紅葉(愛知県)
 
2 戸隠神社奥社への参道
 
3 魚沼の田園地帯(新潟県)