鎌倉ウォーキング&塩船観音つつじまつり (1)


鎌倉ウォーキング&塩船観音つつじまつり (1)
2013年5月3日(金)~5月4日(土) 快晴
更新:2023年11月17日(金)
 
10連休のゴールデンウィーク、後半のイベントは、4年連続の鎌倉ウォーキング。さらに今年は、東京で1泊して、翌日には青梅にある塩船観音のつつじを楽しんでくる予定である。
 
5月3日(金)
 
三島発8:33の東海道線に乗り込み、鎌倉に向けて出発。GW後半4連休の初日とあって、電車には、沢山の乗客が乗っている。
小田原で快速アクティーに乗り換え、大船で横須賀線に乗り換えて、本日のウォーキング開始地点である北鎌倉に着いたのは、10時前であった。
横須賀線は、通勤ラッシュ以上の混み様であり、北鎌倉でも、かなりの人が下車した。
 
1 東海道本線・三島駅ホーム
 
■臨済宗・円覚寺派本山 円覚寺(えんがくじ)
 
最初の訪問地は、臨済宗のお寺・円覚寺である。
北鎌倉駅から近いのは分かっていたのだが、駅を出たら、目の前に入口(総門)があるとは思わなかった。
 
2 北鎌倉駅を降りると、目の前が円覚寺の総門
 
階段を登って総門を潜ると、目の前に立派な山門が目に入る。山門を抜けると、正面が仏殿である。
 
3 山門
 
4 仏殿
 
仏殿には、釈迦如来の仏像が鎮座しているが、珍しく、宝冠を付けたお釈迦様である。
これが京都のお寺だと、ほぼ間違いなく写真撮影禁止なのだが、円覚寺では、その様な注意書きはなく、訪れた人は皆、気軽に写真を撮っていた。
 
5 宝冠釈迦如来坐像
 
6 仏殿の天井絵
 
7 選仏場
 
 
9 居士林
 
仏殿を拝観したあと、さらに奥に進んで行くと、右手に方丈庭園、左手に妙香池(みょうこうち)が見えて来る。
妙香池の対岸には、縞の入った岩が見えるが、横の立て札には「虎頭岩」と書かれている。
どう見ても、虎の頭には見えないし、これじゃあ、もし「牛頭岩」と書かれていたとしても、別に違和感は無いなあと思ってしまった。
 
10 妙香池と虎頭岩
 
妙香池を過ぎて、左手に入って行くと、奥には、社会科の教科書に必ず出て来る有名な建物・国宝の舎利殿がある。「円覚寺舎利殿」と言う言葉から、逆に円覚寺を認知していると言った方が良いくらいである。
ちょうどこの時期、中が公開されていたので、舎利殿の中を覗くことが出来た。
 
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12 国宝・舎利殿
 
13 開基廟
 
14 仏日庵
 
15 白鹿洞
 
舎利殿をあとに、奥の黄梅院(おうばいいん)に廻ったあと、戻って来ながら、如意庵に立ち寄り、最後は、90段近くの階段を登ったところにある国宝の洪鐘(おおがね)を見てきた。
 
16 黄梅院
 
17 如意庵
 
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23 方丈庭園
 
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25 洪鐘(おおがね)への階段
 
26 国宝・洪鐘
 
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■明月院
 
次の訪問地は、今はまだ季節ではないが、紫陽花(あじさい)で有名な明月院
 
しばらく歩いているうちに、食事処が何軒か目に入り、お腹が空いてきた。
どこに入ろうかと迷いながら歩くが、どの店も、結構なお値段の割には物足りなさが感じられ、そのうちに手焼き煎餅の店があったので、取りあえず、煎餅を食べながら缶ビールで一服することにした。
 
29 北鎌倉駅
 
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31 建長寺方面に歩く人の列
 
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34 お腹が空いたので、煎餅(せんべい)とビールで凌ぐ
 
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一服したところで、明月院を目指してウォーキングを再開したのだが、ちょっと歩き過ぎている様な気がして、地図を確認したところ、道を間違えてしまった様である。
円覚寺を出て、すぐに左折すべきであったのを、踏切を渡ってから左折したのが誤りであった。
やむなく道を戻り、明月院へ。
 
明月院には、特に印象に残るものがなく、やはり、紫陽花の季節じゃないと面白くなさそうである。
ちなみに、6月には、バスツアーで再び明月院を訪れることが決まっているので、まあ、今回は下見と言ったところである。
 
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38 明月院やぐら
 
39 開山堂
 
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41 枯山水庭園
 
42 本堂
 
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■臨済宗・建長寺派大本山 建長寺
 
本日最後の訪問地は、建長寺である。
 
建長寺は、先程、お煎餅とビールで一服したところのすぐ先であった。
総門を潜ると、これまた立派な三門が目に入る。
 
ちなみに、漢字は、山門と書くお寺と三門と書くお寺があるが、違いが分からないのでインターネットで調べたところ、正確には、色々と仏教上の難しい意味の違いがあるらしい。
簡単な説明としては、お寺は、昔は山にあるのが普通だったらしく、お寺には山号(例えば、一目散(山)遁走寺 笑)と言うのが付いていて、その山に入る門を山門と言うらしい。
一方、三門の方は、大きなお寺の場合、正面と左右に三つの門があったので、これらを三門と言うらしい。
 
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46 総門
 
47 三門
 
話を元に戻して、建長寺の三門の下には、賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ)の像が置かれている。
何でも、お釈迦様の弟子(十六羅漢)の一人だそうであり、「自分の身体で悪い所があれば、この像の同じ場所をさすれば良くなる」と言うので、私は半年近く治らない右肘(上腕骨外側上顆炎)と、いつも悪い頭(笑)をさすって来た。
 
48 賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ)の像
 
三門を潜ったあとは、二つ並んでいる仏殿と法堂(はっとう)を拝観したあと、金箔を使った唐門の横に建っている宗務本院へ。
ちょうど2階で、書家の金澤祥子展が開かれていたので、作品を観賞し、方丈(龍王殿)に廻って庭園を鑑賞。
みんなが見ている前で、烏が気持ち良さそうに水浴びをしていた。
 
49 仏殿
 
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56 唐門
 
57 総務本院
 
58 法堂と仏殿
 
59 応真閣の書道展
 
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62 方丈(龍王殿)と庭園
 
63 烏の行水
 
64 国宝・梵鐘
 
■建長寺 半僧坊
 
建長寺をあとに、さらに奥の山道を入って行くと、300段近い階段の上に半僧坊本殿がある。
階段を登るのは結構しんどかったが、半僧坊からの眺めは、なかなかのものであった。
 
半僧坊から、さらに百段前後の急階段を登ったところに、勝上けん(しょうじょうけん)展望台がある。
かなり急勾配の階段であったが、眺望は素晴らしかった。
 
今回の鎌倉ウォーキングの当初の計画では、このまま先に伸びて瑞泉寺まで抜ける「天園ハイキングコース」を歩くことを考えたのだが、このコースだと、歩くだけで時間一杯となり、お寺巡りが出来ないことから、断念した次第である。
 
勝上けん展望台で眺望を楽しんだあとは、来た道を戻って建長寺に降りて、さらに進んで鎌倉駅まで歩く。
 
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67 半僧坊への階段
 
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75 半僧坊から見える建長寺
 
76 勝上けん展望台への急勾配の階段
 
77 勝上けん展望台からの眺望
 
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79 勝上けん展望台から見える建長寺
 
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■鎌倉(小町どおり)、東京(銀座、ほか)
 
本日のウォーキングは、鎌倉駅で終了。
 
85 小町どおり(鎌倉)
 
鎌倉駅より、湘南ライナーで戸塚まで出たあと、東海道線に乗り換えて新橋駅へ。
 
新橋からは、銀座まで歩き、ようやく食事である。
店は、いつも夫婦で来る「銀座ライオン・ビアホール」。
時間的に、昼食兼夕食である。
早速、ビールとビーフステーキで、お疲れさんの乾杯。いつもの様に私のビールは琥珀、カミサンは黒ビールである。
 
86 銀座歩行者天国
 
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89 右前方に、ようやく、「銀座ライオン ビアホール」が見えて来た。
 
90 銀座ライオン ビアホールにて、お疲れさんの乾杯
 
食事のあと、カミサンが、デパートにしか売ってない買い物があると言うので、隣の松坂屋に立ち寄る。
ところが、松坂屋にはお目当ての商品が無く、そのあと、銀座三越、松屋、高島屋とハシゴし、遂に日本橋三越まで歩く。
ここでようやくお目当ての商品をゲット。
 
あとは、ホテルに向かうだけであるが、日本橋三越からは、東京駅も神田駅も同じくらいの距離だし、ホテルは神田駅と秋葉原駅の中間なので、結局、電車を使っても歩く距離は同じと言うことで、そのまま更にホテルまで歩く。
何と、新橋から秋葉原の手前まで歩いたことになる。
いやあ、疲れた身体、かつ、アルコールが入った状態で良くぞ歩いたものである。
 
明日の予定は、青梅にある塩船(しおふね)観音
つつじで有名なお寺であるが、今年は、温かくなるのが遅かったので、どこまで花が開いているか、今一心配なところである。
(つづく)
 
91 日本銀行