谷中七福神めぐり
2013年1月19日(土) 晴れ
更新:2023年11月5日(日)
寒い日が続いているが、ここのところ毎年、年明けに七福神めぐりをしているので、今年も、年明けのウォーキングは、七福神めぐりから始めることにした。
今年の七福神めぐりは、谷中(やなか)である。
七福神めぐりのスタート地点は、JR山手線・田端の駅。
本日は、午前中に用事があって品川区の旗の台に寄り道したので、田端駅に着いたのは12時前。
取りあえず、腹ごしらえをしてから七福神めぐりをすることに。
駅前のファミレスで軽めのランチを取ったあと、ウォーキングを始める。
(1)【東覚寺 (福禄寿)】
最初の訪問地は、福禄寿(ふくろくじゅ)を祀る東覚寺である。
田端駅から、歩いて10分前後のところにある。
東覚寺に来て見ると、いつもの「七福神めぐり」とは、ちょっと違うことを感じた。
それは、この寺が、七福神を前面に押し出していないことである。・・・と言うより、福禄寿の文字がどこにも書かれていない普通のお寺なのである。
事前に、インターネットで調べた時には、確かに「福禄寿を祀る寺」と言うことであったのだが、全く福禄寿に関するものが見つからなかった。
これでは七福神めぐりの記念撮影をしようにも、何を撮れば良いのか分からない。取りあえず、お寺の写真を撮ってから、次の訪問地に向かう。
街のあちこちには、4日前に降った大雪が、まだ解けずに残っている。
(2)【青雲禅寺 (恵比寿)】
二つ目は、西日暮里にある青雲寺(青雲禅寺)。
ここは、恵比寿さまを祀っている寺とされている。
ところが、青雲寺は、東覚寺に輪を掛けて、七福神にまつわるものが全くない。
それどころか、賽銭箱すらない殺風景なお寺であった。
(3)【修性院 (布袋尊)】
三つ目は、青雲寺の少し先にある修性院。
こちらは、お寺の塀に布袋(ほてい)様の絵が描かれていたので、何とか、「七福神めぐり」の実感を得ることが出来た。
そして、道なりに北進すると、やがて谷中銀座にぶつかる。
谷中銀座は、3回目の訪問である。
まずは、谷中煎餅を買おうかと思い、階段の所まで行くと、何やら、呼び込みの声が聞こえて来た。
シュークリームを出している店の様である。店の名は「茶屋舎人園」と言うから、お茶を売っている店なのかもしれない。
抹茶シュークリームを食べたかったのだが、ちょうど作っているところであり、10分掛かると言うので、あま王(いちご)が丸ごと入ったシュークリームを食べた。
1個500円と言うのは、結構なお値段である。
谷中銀座の賑やかな通りを入っていくうちに、揚げ物屋さんがあったので、私はメンチカツ、カミサンは野菜コロッケを注文して歩きながら食べる。
この、歩きながら食べるのがイイのである。ランチを控えめにしたのも、これが理由である。
もう少し歩いていると、和栗を使ったスイーツの店があった。栗好きのカミサンとしては、絶対に外せないところなのだが、今日はランチ、シュークリーム、コロッケと、立て続けに食してしまったので、さすがにお腹が一杯。残念で仕方ない様である。
谷中銀座の食べ歩きの締め括りは、お煎餅。
谷中銀座から日暮里駅方面に少し歩いたところにあるお煎餅屋さんで1枚ずつ買い、食べながら次の訪問地に向かう。(これは別腹? 笑)
(4)【長安寺 (寿老人)】
谷中七福神の4番目は、谷中霊園の近くにある長安寺。
寿老人(じゅろうじん)を祀るお寺と言うことになっているが、こちらのお寺も、全くその気配なし。賽銭箱も置いてない殺風景なお寺である。
(5)【天王寺 (毘沙門天)】
谷中七福神の5番目は、谷中霊園に入り、霊園内のメイン通りを日暮里(にっぽり)駅に向かって歩いていくと正面にある天王寺。境内に大仏様のあるお寺である。
こちらは、毘沙門天(びしゃもんてん)を祀るお寺である。
(6)【護国院 (大黒天)】
再び谷中霊園を反対側に戻り、東京芸術大学のところまで来て右に曲がると、すぐに護国院がある。護国院は、大黒天を祀るお寺である。
護国院をあとに、東京芸術大学の前を通って上野恩賜公園に入る。
時刻は、まだ14時半。時間があるので、上野動物園に入ることにした。
何と、福岡出身の私は、上野動物園には未だ入ったことが無かったので、初入園である。
早速、右手にあるパンダのところへ。
パンダと言えば、テレビでは行列を作って見物する様子が伝えられているのだが、この日はそれほど見物客はおらず、行列に並ぶことなくパンダを見ることができた。
(7)【不忍池辯天堂 (弁財天)】
上野動物園を見物した後、不忍池(しのばずのいけ)の方にある門から動物園を出て、七福神めぐりの最後となる不忍池辯天堂に向かう。
辯天堂は、不忍池にあるお堂であり、いつも露店が並んでいる。
辯天堂には、言うまでもなく弁財天が祀られている。
谷中七福神めぐりを終えて、上野から電車に乗り、帰途に着く。
今回の七福神めぐりは、歩いた距離は大したこと無かったし、正直、盛り上がりに欠けるものであった。ウォーキングによるエネルギーの消費よりも、食べ歩きによるエネルギー補給の方が断然多かったに違いない。(^^;)
さて、今度の七福神めぐりは、どの辺りにしようかナァ。鎌倉にもあるらしいが・・・。