現憲法と自民党改憲草案を分かりやすく比較した映像（ＹＯＵＴＵＢＥ)である。ただし、画面遷移が早いので 急いで読まないと画面が変わる。
くらべてみよう 現憲法と改憲案
ざっくり言えば、数日前にこのブログで書いたとおりであり、現憲法と自民党改憲草案の大きな相違点は以下。
| 項目 | 現憲法 | 自民党改憲草案 |
|---|---|---|
| 憲法の目的 | 国民の主権を守ること | 日本の伝統と国家を守ること |
| 憲法の目的達成のために課せられた義務 | 国家は、国民の主権を守らなければならない。 | 国民は、日本の伝統と国家を守らなければならない。 |
| 戦争 | 武力行使は永久に放棄。戦力は持たない。 | 自衛権は発動。国防軍を持つ。軍が治安維持を行う。 |
| 自由と権利 | 国民は生まれながらにして自由と権利を持つ。国家は、それを侵してはならない。 | 義務と責任を伴う。国家の公益、公の秩序を優先し、それに反する個人の権利と自由は制限される。 |
| 生命・自由・幸福追求権 | 個人を最大に尊重する。 | 個人ではなく集団をベースとするる人として尊重する。故に、国家が決めた公益、公共の秩序に反する場合は制限する。 |
| 思想や良心の人権 | 生まれながらにあり、誰も侵すことが出来ない | 生まれながらにあるものではなく、国家が保障するもの |
| 集会、団体、言論、出版、表現の自由 | 保障されている | 公益に反したり公共の秩序を害する時は表現の自由は認めないし、団体を作る事も許さない。 |
| 基本的人権 | 侵すことの出来ない永久の権利 | 削除 |
| 緊急事態の宣言 | なし | 緊急事態発生を宣言でき、内閣は法律と同じ効力を持つ政令を制定出来る。 |
