恒例になりつつある6月帰省 2013/6


恒例になりつつある6月帰省 2013/6
2013年6月8日(土)~6月9日(日)
更新:2023年11月20日(月)
 
ここ数年、6月の第2土曜日には、夫婦で福岡に帰省している。身内の会社の株主総会に出席するためである。
株主総会とは言っても、株式非上場の地場の小さな会社の総会であり、株主は全員親族である。
 
朝の新幹線で三島駅を出発し、品川で京急に乗り換えて、羽田空港に到着したのは10時過ぎであった。
今回は、久しぶりにJALを利用するが、出発時刻の12:20までには2時間ちょっと時間があるため、久しぶりの第一ターミナルビルを散策した。
 
最近は全日空の利用が多く、第二ターミナルばかりだったので、最近の第一ターミナルの様子が分からなかったのだが、ANAが第二ターミナルに移ったあとリニューアルしたのか、イメージしていた昔の古い空港ビルとは違う印象であり、小綺麗になっていた。
空港内で早めのランチを取ったあと、搭乗ロへ。
 
1 羽田空港と東名高速・海老名SAだけで限定販売されている新宿中村屋のカリーあられ
 
飛行機は、定刻どおりの14:10に福岡空港に到着。地下鉄で博多駅に向かう。
実家は城南区なのであるが、今回は実家には泊まらず、博多駅近辺のホテルを予約してある。
と言うのも、毎年、株主総会に集まった親族の「おなご衆(母、義姉、姉、従姉)」が、翌日から旅行すると言うのが恒例になっているので、我々夫婦が前日に実家に泊まって、余分な気苦労を掛けさせるのを避けた訳である。
 
2 福岡空港に到着。東京ディズニーランド開園30周年を記念した絵が機体に描かれている
 
3 JR博多駅(筑紫口)
 
4 JR博多駅(筑紫口)(ホテルより撮影)
  
ホテルにチェックインして、荷物を置いたあと、株主総会の会場があるキャナルシティー博多に向かう。
地下鉄の中洲川端(なかすかわばた)駅で降りたあと、上川端商店街を歩いて、キャナルシティー方面に抜ける。
 
5 上川端商店街
 
6 えずい = 恐い
 
7 博多二加(にわか)の帽子
 
8 「ぜんざい」は、まあ、関東で言う「おしるこ」ですかな。
 
 
余談であるが、先日、フェイスブックに、福岡の女性が投稿した記事が載っていて、その中に、「■■」の文字列の■■の部分を埋めるクイズがあった時に、殆どの人は「途半」と応えるが、福岡の人なら「洲川」と応えるという事が書かれていて、思わず爆笑してしまった。
 
ついでに脱線するが、その投稿記事の中に、もう一つ面白い話があって、
 
東京から福岡に来た人が、お土産に銘菓「ひよこ」を持って来たら宣戦布告と思えと言うもの。
これまた笑ってしまった。
多分、殆どの人には、「宣戦布告と思え」の理由が分からないと思うので、以下に補足しておく。
[補足]
ひよこと言えば、東京駅のお土産の売上第一位の座を、いつも東京バナナと競っている銘菓であるが、ひよこが、元々は(いや、現在も)博多銘菓であると言うことを知っている人は、最近では、もう数少なくなったのではないかと思う。
だから、東京から福岡に来た人が、ワザワザ博多銘菓の「ひよこ」を、東京土産として、福岡の人に持って来るとは「なめんとんのかい!」と言う事である(笑)
 
話を元に戻すが、今年も、キャナルシティーに行く前に、上川端商店街を抜けたところにある櫛田(くしだ)神社に立ち寄った。
7月のお祭り・博多祇園山笠の中心となる神社である。
山笠まで ひと月を切るこの時期、商店街を歩いていても、山笠の法被(はっぴ)を着た男衆の姿が何人も目に入ったのだが、櫛田神社に来たところ、どうやら山笠の会合でもあるらしく、法被姿の沢山の男衆が集まっていた。
いよいよ博多の街も、山笠モードに入ったのかも知れない。
 
10 櫛田神社
 
11 飾り山(櫛田神社)
 
12 櫛田神社
 
13 キャナルシティー博多
 
キャナルシティー内を暫く散策したあと、センタービルにある日本料理の店「なだ万」へ。この店で、株主総会が開催されるのである。
 
夕方6時に始まった総会の方は、30分足らずで終了し、懇親会へと続く。
実は、懇親会で「なだ万」の料理を戴くのが、帰省の一番の楽しみだったりする訳である。
今年の料理は、美味しいものばかりであり、お酒が進む。ビールで喉を潤したあとは、赤ワインを1本空け、さらに麦焼酎のお湯割へと続く。いつもながら楽しいひと時であった。
 
14 「なだ万」の料理
 
15 旬菜
 
16 吸物
 
17 造り
 
18 焼物
 
19 煮物
 
20 止肴
 
21 御飯、香の物、止椀
 
22 デザート
 
お開きのあと、親兄姉が2階のロビーに再集合して一服したあと解散。
 
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24 グランドハイアット福岡のバーラウンジ
 
我々夫婦は、中洲の、那珂川沿いに並ぶ屋台エリアを少し散策した。
本当は、博多ラーメンでも食べて帰りたいところなのであるが、「なだ万」の料理で満腹状態なので、雰囲気を楽しむだけである。
 
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26 夜の中洲。川は那珂川(なかがわ)
 
27 中洲の屋台
 
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翌朝は、ホテルでゆっくりしてからチェックアウトする予定であったが、カミサンが市場があったら見たいと言うので、バスで柳橋連合市場へ。
最近では、時々、テレビでも紹介される様になった市場である。
 
ところが、現地に着いてみると どの店もシャッターが下りていて お休みであった。
考えてみたら、この日は日曜日、市場がお休みなのも、当然と言えば当然のことである。もっと早く気づくべきであった。
 
29 ホテル朝食
 
30 柳橋連合市場
 
31 残念ながら市場はお休み
 
やむなく、歩いて天神に向かうことにしたのだが、渡辺通りまで来たところで、小雨がポツポツと落ちて来てしまった。
すぐ先には、天神の三越が見えているのだが、雨では仕方無く、1駅先の「天神南」まで地下鉄に乗る。
 
32 福岡市営地下鉄・渡辺通駅
 
さて、天神まで来たものの、9時前とあって、天神地下街は、軽食以外の店は閉まったままであり、デパートも開店は10時なので、行くところがない。
取りあえず、カフェに入って時間を潰したあと、デパートを散策し、気になっていた博多ラーメンの店「一蘭」で早めのランチを取る。
  
33 天神地下街
 
34 警固(けご)公園
 
35 パルコのお土産売り場は、くまモンで一杯
 
一蘭に入るのは初めてであったが、カウンタ席は一人づつ仕切りが付いており、ラーメンは、弁当箱を模した四角い蓋付きのドンブリに入って出て来た。
味は、まずまずであったが、はっきり言って、一蘭ラーメンは博多ラーメンとは別物の新しい創作ラーメンであった。
辛子とニンニクが効いた辛いラーメンであり、今時の若者には、この様な辛いラーメンが好まれるのかも知れないが、私の様な昔ながらの人間にとっては、長浜ラーメンに代表されるシンプルな豚骨の博多ラーメンが好みであり、一蘭ラーメンは、正直、また食べたいとは思わない。
 
36 博多ラーメン「一蘭」
 
37 弁当箱を模したラーメンの丼
 
空港に着いて、お土産を色々と見て回ったのだが、美味しそうな商品が多く、あれもこれもと買っているとキリが無さそうだったので、数を絞る。
中でも、試食させて貰った「西通りプリン」と言うのがとても美味しく、どうしても買って帰りたかったのだが、「要冷蔵なので、保冷剤を入れても、持ち帰り時間は5〜6時間が限度」だと言うので、出発時刻の30分前まで待ってから買うことにした。
ところが、30分前に売店に行ったところ、一番美味しいそうだった新商品の「桃プリン」が売り切れてしまっており、残念!
 
急いでプリンを買ったあと、搭乗口に入った。
検査ゲートが混雑していたこともあり、搭乗口前に来たら、すぐに搭乗案内が開始された。
 
38 富士山
 
39 房総半島の南端
 
40 羽田空港に着陸
 
何しろ、プリンのことが気になっていたので、羽田に到着した後も、寄り道することなく京急、新幹線と乗り継いで、三島に帰還。
自宅に帰って来たのは、17:45であった。
 
1泊2日の慌ただしい帰省であったが、福岡はやっぱりいい街である。
 
41 お土産に買って来た「西通りプリン」