諏訪・蓼科ツアー
2013年4月6日(土) くもり、のち、雨
更新:2023年11月15日(水)
本日は、「爆弾低気圧が日本中で荒れ狂う」と言う予報が出ており、「外出は、なるべく控える様に」とのメッセージが、TVで流れている。
しかしながら、それでも今日は、外出することになっている。ずっと前から、諏訪・蓼科方面へのバスツアーに申し込んでいたからである。
今回は、いつもの読売旅行のツアーではなく、近くのスーパーのお客様優待バスツアーである。優待と言えども、無料ではないのだが。
最大の懸案であるお天気の方は、朝の時点では、何とかまだ雨は落ちて来ていない。
7:40に三島駅前を出発したバスは、長泉沼津ICから新東名高速道に乗り、新富士ICまで進んだあと、朝霧高原、精進湖、甲府南IC(中央自動車道)と言うルートで諏訪に向かった。
朝霧高原と言うと、いつも雨が降っているイメージがあるのだが、今日も、どんよりとした空模様であり、今にも雨が降り出しそうな雲行きである。
ところが、珍しく雲の合間から、富士山の全景だけは拝むことが出来た。
道の駅「朝霧高原」でトイレ休憩したあと、中央自動車道を走って、バスは諏訪に到着。
最初の訪問地は信州味噌の蔵元「伊藤商店」である。
店の方の案内に従って、蔵の中を見学させて貰い、味噌汁やラーメンの汁を試食した。
説明の中で、初めて知った事であるが、白味噌、赤味噌と言う味噌の種類は、大豆の種類や製法が異なるのではなく、単に熟成期間の長さの違いなのだそうである。
白味噌は数ヶ月、赤味噌は1年以上だそうである。
蔵の中には、ほかに「貧乏神神社」とか「鈿女(読み方は後述)神社」と言った神社、6年に1回(数えで7年に1回)行われる御柱祭(おんばしらまつり)で使った御柱などがある。
貧乏神神社では、貧乏神を撃退して福を呼び寄せる儀式を行うのだが、そのためには、豆代100円を払ってから儀式を行う。
儀式と言うのは、
(1) まず「飛んでけ、飛んでけ」と唱えながら柱を棒で叩き、
(2) 「出てけ、出てけ」と唱えながら柱を蹴る、
(3) 最後に、大豆をつかんで貧乏神に投げつける
と言うものである。
儀式を行う際に注意をしないといけないのは、決して、貧乏神に対して、頭を下げたり、手を合わせたり、柏手を打ったりしてはならないと言う事だそうである。
まあ、誰が考え出したのかは分からないが。
次に鈿女神社であるが、難しそうな漢字であるが、何のことはない、漢字の部首を別々に読めば良いそうであり、「鈿女は、かねためじんじゃ」と読むのだそうである。
こちらは、おかめのほっぺたをさすればご利益があるらしい。
【参考】「鈿女」は、元々は、お多福顔(おかめ、醜女)の事らしく、「うずめ」と読むらしい。
2番目の訪問地は、今回のツアーの本命である諏訪大社である。
諏訪大社には、上社と下社があるのだそうであるが、今回は、上社を参拝。
鳥居を潜ったところで記念撮影してから、本宮を参拝したのだが、諏訪大社での滞在時間が30分しか取られていないため、正規の参拝順路を踏むことも出来ず、全く不満が残る企画であった。
その後のショッピング店に各30分ずつ時間を割り当てている事を考えると、ツアー会社本意の何ともアンバランスなスケジュールである。
まあ、優待旅行であるから、仕方ないのかもしれないが、この旅行会社は、企画力のレベルがちょっと低すぎた。
ちなみに、重要文化財になっている拝殿は、ちょうど修復工事中であり、残念ながら実物を拝むことは出来なかった。
諏訪大社のあとは、野沢菜の店、峠の釜飯「おぎのや」に立ち寄ったあと、蓼科高原にあるホテルで、ランチバイキングと温泉入浴である。
ランチを取っている時に、外では、遂に雨が降り始めた。
ランチバイキングは、質・量ともに全然駄目でハズレであったが、温泉の方は、入浴後も夕方近くまで身体かポカポカするほどの保温効果があり、なかなか良かった。
最後に立ち寄ったのは、チーズケーキ工房。
味は、なかなか美味しかったのだが、何せ、値段が高すぎたので、買い物は止すことにした。
周りのツアー参加者の多くは、かなりのお土産を買い求めていた様であるが、最近では、ちょっとインターネットを探せば、良い商品が安く手に入るので、我が家としては、お金が勿体なくて、とても買い物する気にはなれなかった。
往路の逆コースを辿って、バスが三島駅前に到着したのは夜の7時。三島の街は、まだそれほど荒れた天候にはなっていなかった。
「お礼参り」と言う訳ではないが、今回のバスツアーに優待してくれたスーパーに帰りに立ち寄り、夕食の食材を買い物してから帰宅。
と言うのも、帰りのバスの中で長男よりメールがあり、「今夜ウチに帰って来る」と言うメッセージが届いたためである。
今回のバスツアーは、正直ハズレであったが、「バスツアー」という催しの形態自体は気に入っているので、今年もまた続けることになりそうである。
と言う事で、次回は、6月中旬に、鎌倉の紫陽花(あじさい)ツアーを予約している。