桃狩り
2012年7月14日(土) くもり、時々、雨
更新:2023年10月16日(月)
本日は、勝沼町(山梨県)に、「桃狩り」に行って来た。最近、常連化しつつある「読売旅行バスツアー」に参加しての桃狩りである。
朝の7時半に三島駅前を出発したバスは、沼津駅前、東名高速の富士ICで残りの参加者を拾ったあと、朝霧高原を経由して、山梨県の勝沼へと向かう。
コースは、1年前に参加した「ブドウ狩り」の時と同じであり、まずは、道の駅・朝霧高原でトイレ休憩。
私の好きな桃の「狩り」とあって、どんな桃が食べられるのか楽しみである。
そんな心持ちのせいか、道の駅で販売されていた桃にも、つい目が行ってしまう。
精進湖(しょうじこ)から下って、甲府盆地に降りたバスは、中央高速道で東京方面の一宮御坂ICまで進み、勝沼の町へ。
金原園と言う桃園に到着してみると、何と、昨年訪れたブドウ園「一古園」のお隣であった。
桃は、冷えた甘くて柔らかい桃が一番なのだが、まあ「桃狩り」なのだから、冷えていないのは仕方無いとして、せめて、甘くて柔らかい桃を期待していた。
しかしながら、来る途中のバスの中で、添乗員さんが、「山梨の桃は固い桃なんです」と言う説明をされていたので、どうやって食べようかと迷っていた。
実は、我が家で桃を食べる時は、私はいつも、グレープフルーツ用のスプーン(ギザギザが付いたスプーン)を使って食べるのだが、今回の桃狩りにも、一応、このスプーンを持参して来ている。
しかしながら、固い桃となると、スプーンでは歯が立たないので、ナイフで皮を剥いて食べるか、直接、かぶりつくしかないかもしれないと覚悟していた。
ところが、金原園の方の説明によると、「枝から直接もいで食べてもいいけど、固いし冷えてもいないので、あらかじめ、もいで冷やしておいた桃の方を食べても良いですよ」とのこと。
さて、桃園に行って見ると、確かに、桃の木の下にテーブルが置いてあり、冷えた桃が、ケースの中に並んでいた。
私は、当然のことながら、こちらの冷えた桃の方を食べる。
周りを見ると、枝から直接もいでいる人は見当たらず、全員、冷えた桃を食べている様であった。
桃は、冷えて柔らかく、自宅から持参したスプーンが、見事に威力を発揮した。
私の食べ方はと言うと、
(1)まずは、桃の芯のある方からスプーンを差し込み、
(2)スプーンを回しながら、芯の回りを、直径3センチ程度の円筒状にくり抜く。
この時にグレープフルーツ用のスプーンが威力を発揮する。慣れると、芯の部分が円筒状にスッポリと抜ける。
(勿論、抜けた円筒状の芯部分も、口の中に入れて、しゃぶりながら実を食べる)
(3)あとは、果肉だけになった桃を、スプーンで2等分→4等分に押し切って、口に入れる。
実と皮を分離するのは、口の中である。
皮ごと口の中に入れる「抵抗感」さえ慣れてしまえば、この食べ方が一番効率的であり、手も、それほど汚さずに食べることが出来るのである。
食べ放題の制限時間は30分であったが、最初の10分で4個の桃をペロリと平らげたので、この辺で打ち止めにした。
30分フルに食べれば、10個は軽く行けたと思うが、さすがに、4個も食べると飽きて来るし、1時間後には、食べ放題のランチバイキングが待っているので、お腹を満腹にする訳には行かないのである。
なお、バスツアーの「お土産」として、一人1個ずつ、「持ち帰り用」の桃が付いていた。
桃を楽しんだ後は、石和(いさわ)温泉に移動して、ホテル「慶山」でランチバイキング。
このホテルも、昨年の「ブドウ狩り」の時と同じホテルである。
食後に温泉に浸かったが、相変わらず、石和温泉のお湯はヌルヌルとした美肌の湯であり、とてもいいお湯であった。
ホテルを出発したバスは、御坂峠を越えて、河口湖へ。
河口湖オルゴールの森美術館を訪れるのは、初めてであったが、ちょうど「華麗なるフランス展」と言うのが開催中であり、フランスに因んだ展示物が沢山並んでいた。
本日最後の訪問地は、河口湖ハーブフェスティバル。
会場には、紫色のラベンダーが一面咲いており、実に美しい眺めであった。
と言う訳で、本日は、
(1)美味しい桃
(2)美しいオルゴールの音色
(3)美しいラベンダーと香り
(4)石和温泉の美肌の湯
を十分に堪能することが出来た。
バスは、河口湖を後に、帰途に付いたのだが、実は、本日、我々と入れ替わりに、長男が東京から富士吉田に来ることになっている。今夜、富士山に登るそうである。
私が富士登山に初挑戦したのが39歳の時であるから、結構苦戦したが、まあ、長男は23歳の若さだし、高山病にさえならなければ大丈夫だろう。
追伸)先程、長男より連絡があり、無事登頂し下山中とのこと。