続・東京23区の旅 (11) 〜台東区〜


続・東京23区の旅 (11) 〜台東区〜
2013年3月23日(土)
更新:2023年11月13日(月)
 
本日は、半年ぶりに「続・東京23区の旅」を再開。台東区を中心に歩く。お花見を目的としたウォーキングである。
 
9:02、三島始発の「こだま」に乗り、東京に出発。東京駅で山手線に乗り換えて、日暮里(にっぽり)へ。
日暮里駅を出ると、左手(山手線の内側)に谷中(やなか)霊園が広がる。
お彼岸の霊園ではあるが、今年の冬が寒かった影響で、桜の開花が例年より1週間以上早まり、都内の桜は、数日前から一斉に花を咲かせているので、桜の名所であるここ谷中霊園も、今日がまさに満開である。
と言う訳で、お彼岸ではあるが、お墓参りの人よりも圧倒的に花見客の方が多かった様である。
お彼岸の霊園の中に、シートを敷いて酒盛りをするのもどうかと言う気がしないでもないが、自分を含めて大勢の花見客で賑わっている訳であり、節度を守ってお花見をする分には、まあいいかと言ったところであろうか。
 
1 谷中霊園の桜
 
 
 
 
 
6 霊園の中での宴
 
 
 
9 源平しだれ桃
 
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谷中の桜を楽しんだあとは、上野恩賜公園に回る。
上野桜木交差点に出て、言問(こととい)通りを横切ると、上野公園の入口である。
東京芸術大学のキャンパス内に咲く枝垂れ桜が美しかった。
 
12 東京芸大の枝垂れ桜
 
やがて、上野公園のメイン通りに出ると、左手には、桜の雲が掛かっているかの様に頭上を覆う桜が目に入る。
そして、その下には、スムーズに歩けないほどの人の流れが出来ていた。流れの両脇は、酒盛りをする人達の群である。
この雰囲気を味わうために、我々夫婦も缶ビールを1本ずつ買い込んで、地べたに腰を降ろして喉を潤す。
 
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そろそろ昼時、本日のランチを取るお店は、ずっと前から決めてあるので、そちらに向かって移動を開始。
来た道を戻り、上野桜木交差点を左折して、言問通りを根津方面に歩き、谷中の街へ。
不忍(しのばず)通りの二つ手前の十字路を右折して、しばらく進んだところにお目当ての店があった。
手打ち蕎麦の店「鷹匠(たかじょう)」である。
ここは、フェイスブック友達から教えて貰った店であるが、鴨せいろが一押し、さらに、付け汁に入っている鴨を肴にして楽しむぬる燗が、また最高とのことだったので、その「鴨せいろ」と「ぬる燗」を注文した。
鴨の出汁(だし)が良く出た温かい付け汁で食べる細打ちの蕎麦が何とも美味いし、昼間から戴くぬる燗も堪らない。
 
21 玉林寺(ぎょくりんじ)にある横綱・千代の富士像(谷中)
 
22 手打ち蕎麦「鷹匠(たかじょう)
 
23 鷹匠の店内
 
24 ぬる燗(かん)
 
25 鴨せいろ(細打ち)
 
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美味いお蕎麦のあとは、すぐ近くにある甘味処「芋甚(いもじん)」にハシゴして、クリーム豆かんを戴く。
豆は、塩ゆでされているのか塩っぱくて、それが黒蜜の甘さを一層引き立たせており、絶妙であった。
 
27 「芋甚」のクリームあんみつ
 
28 「芋甚」のクリーム豆かん
 
ランチと食後のデザートのあとは、不忍通りを横切って根津神社へ。
この辺りは、谷根千(やねせん)と呼ばれるエリアであり、最近人気のエリアであるため、来訪者がとても多い。谷根千とは、谷中・根津・千駄木の頭文字を取ったものである。
 
根津神社入口付近にある鯛焼き屋さんには、いつもの様に行列が出来ていた。
 
29 行列ができる根津の鯛焼き屋
 
30 根津の喫茶店の前に出されていたパネル
 
根津神社には、以前にも訪れたことがあったのだが、どうやら、その時の道は裏口であったらしく、鳥居があるこちら側が表の様であった。
境内に入ると、ちょうど結婚式を挙げた新郎新婦が、門を出てくるところであった。
 
31 根津神社
 
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神社をお参りしたあとは、再び谷中の街に戻り、人気スポットになっているヒマラヤ杉に向かう。
鷹匠の前の道を戻り、三浦坂のところで左折して、坂を登って右に入ったところにヒマラヤ杉があった。
小さなパン屋さんの隣に伸びている杉の大木である。
 
38 谷中の人気スポット・ヒマラヤ杉
 
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ヒマラヤ杉の次は、谷中銀座である。
 
三浦坂の途中を右折し、細い道を西に進み、谷中小学校の十字路を左折して三崎(さんさき)坂を下ると、左手に千代紙の店「いせ辰」があったので、立ち寄った。
  
40 千代紙の店「いせ辰」
 
さらに坂を下りて、「へび道」との交差点を右折して進めば、谷中銀座の入口である。
 
41 谷中銀座
 
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今回は満腹状態だし、何回も訪れている谷中銀座なので、特に立ち寄る店はない。
さすがに歩き疲れが出て来たので、何処かで一服したかったのだが、落ち着けそうな喫茶店も見当たらなかったので、まだ15時前ではあったが、本日のウォーキングは終わりにし、ホテルにチェックインして一休みすることにした。
実は、今回のウォーキングは、日帰りではなく、1泊して明日も歩く予定なのである。
 
日暮里からJR山手線で上野まで出たあと、東京メトロ日比谷線に乗り換えて築地に向かう。
予約しているホテルは東銀座にあるので、まずは、チェックインして一服することにし、そのあとで銀座に出て、夕食を取ることにしたのである。
 
ホテルの部屋に入り、一服しようと思っていたら、カミサンのスマホに、大学時代の仲良しの友達からメールが入っており、1時間前に着信していたらしい。
カミサンが電話を掛けたところ、ご夫婦で、ちょうど銀座に出て来る用事があったらしく、「お茶でもしませんか」と言うお誘いのメールであった。
もうすぐ銀座に着くとの事だったので、早速、出掛けることにした。
この方は、カミサンと同じ日大藝術学部でヴァイオリンを専攻していた方であり、我々の結婚披露宴では「愛の挨拶」を演奏して下さった。
 
待ち合わせ場所にした銀座三越までは、ホテルから歩いて10分。
行ってみると、お友達御夫妻は既に来られて待っていた。
「お茶と言うのも何だから」と言うことになって、我々夫婦が良く行っている銀座ライオンのビアホールに案内した。
 
友達のご主人とは初対面であったが、カミサン同士が仲が良いので話は盛り上がり、小一時間の間に私は、大ジョッキ2杯を空けてしまった。
 
43 銀座ライオンビアホール
 
ホールの前でご夫妻と別れたあと、夕食を取るのに、長男が暇していたら呼んでやろうかと言う事になり、カミサンが電話したところ、「出て来る」と言うので、銀座で合流して夕食を取ることに。
 
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しばし銀座を散策したあと、手頃な店をスマホで探して、店の前で息子たちと落ち合うことにした。「たち」と言うのは、息子がお友達を連れて来ることになったのである。
 
銀座3丁目にある居酒屋「香家」は、個室で落ち着いて飲むことができ、お値段もリーズナブルであり、急遽スマホで検索して見つけた割には良い店であった。
 
45 銀座「香家」で息子たちと夕食
 
こうして、ウォーキングの一日目は終了。
翌日の予定は、夕方に、家族と、福岡から長期出張で東京に出てきている姪の6人で、お食事会をする事だけは決まっているが、昼間の予定は特にないので、ホテルに帰ってから考えることにした。