続・東京23区の旅(8) 〜板橋区〜
2012年6月2日(土) 晴れ
更新:2023年10月14日(土)
本日は、板橋区を歩く。
8:29発のこだまで三島を出発し、東京へ。
東京駅の構内は、休日の朝とあって、何時ものように大変な人の流れである。
丸ノ内中央口から外に出で、帰りの新幹線回数券を買おうと思い 「みどりの窓口」を探したのだが、丸ノ内側は現在大工事中であり、作られた通路を歩かなければならないため、北口に回るのに大回りをさせられてしまった。
本日のウォーキングは、都営地下鉄三田線・志村坂上駅をスタート地点に考えているが、三田線の駅はJR東京駅から離れているので、皇居方面に向かって少し歩く。
志村坂上駅に到着し、地上に出ると、ちょうど目の前に旧中山道の志村一里塚跡があった。
中山道(国道17号)の両側には、今でも、立派な一里塚が残っている。
国道17号の1本東側の道を、少し北に歩くと、小豆沢(あずさわ)公園がある。
公園の野球場では、カラフルなユニフォームを着た選手たちが、試合の真っ最中であった。
公園を抜けて国道に戻る途中に、「薬師の泉庭園」がある。
地図に赤文字で書かれていたので、さぞや美しい庭園なのだろうと期待していたのだが、現地に行ってみると、何処にでも在りそうな小さな庭園風の公園であった。
国道17号をしばらく北上すると、緑道が交差している。名前の付いてない緑道であるが、多分、昔は新河岸(しんがし)川に注ぐ川だったのではなかろうか。
国道17号に別れを告げて緑道を歩くと、やがてピンク色の芙蓉の花が目に入って来た。
ただ、思ったほどには、緑道に咲く花が多く無かったので、途中で緑道散策を打ち切り、本日の本命である前谷津川(まえやつがわ)緑道に向かうことにした。
この緑道は、6年前に一度歩いたことがあるのだが、沢山の花が咲いて綺麗だったので、花好きのカミサンを一度連れて来たかった訳である。
前谷津川緑道は、高島平団地の中を伸びている緑道であるが、朝が早かったせいか、緑道に着く前にお腹が空いて来たので、ファミレスで腹ごしらえをすることに。
ランチのあと、前谷津川緑道を歩き始めると、早速、芙蓉の花が出迎えてくれた。
その先には、白い花で覆われた「花のトンネル」が現れ、中を潜ると何とも言えない良い香りに包まれる。
ツツジの季節が終わり、新緑の季節に入ったためであろうか、先程の緑道と同様、前谷津川緑道の方も、思ったほどは花が咲いておらず、新緑だけが目に付く風景であった。
しかしながら、園芸が趣味のカミサンは、「花のアーチに出会えたことが大きな収穫」と喜んでいたので、まあ良しとしよう。
前谷津川緑道を暫く進むと、徳水亭と言う茶室があり、こじんまりとした庭園がある。
6年前に訪れた時には、牡丹の花が咲いていたが、時期が終わったのか、今日は牡丹は咲いてなかった。
徳水亭の先には、水車公園があり、水車の外側と内側から見ることができる。
前谷津川緑道の次に訪れるのは、赤塚植物園である。
こちらは、バラの花が沢山咲いており、そのほかにも色とりどりの花々が目を楽しませてくれた。
植物園のあとは、隣接する赤塚山乗蓮寺へ。ここには、東京大仏が鎮座している。
このお寺は、徳川家と関係があるらしく、山門の扉には三つ葉葵の御紋が刻まれていた。
乗蓮寺の少し先には、赤塚公園があり、横の丘の上には赤塚城本丸趾があるのだが、さすがに、万歩計が2万5千歩を超えて、古傷の左脚の膝の方も痛くなって来たので、本丸跡に登るのはパスして、帰途に付くことにした。
赤塚公園からだと、最寄りの駅は都営三田線の西高島平駅なので、国道17号の高架の下を歩いて西高島平駅に向かっていたところ、横を成増(なります)駅行きのバスが追い越して行き、目の前のバス停で止まった。
カミサンより、すかさず「乗ろう」との合図が出たのバスに飛び乗る。
東武東上線・成増駅から電車で池袋に出て、JR山手線で東京駅へ。
大丸の「デパ地下」と「エキナカ」でお総菜、鯖(さば)寿司、スウィーツを買い込んで、新幹線に乗る。
スウィーツの店は、時々寄るエキナカの店・BUZZSEARCHである。
私は、通勤の帰りには、武蔵小杉から乗車して、品川では降りずに東京駅まで出て、新幹線始発駅の東京駅から新幹線に乗ることが多いので、いつも、エキナカの店の商品を横目で見ているのだが、数日前から、ちょっと気になる新商品がBUZZSEARCHに並んでいたので、いつか買って帰ろうと思っていた矢先に、早くもその機会が訪れた。
気になっていた商品と言うのは、黒蜜を掛けて食べる「白玉とゼリーの乗った商品」と、「オレンジゼリーと杏仁豆腐の乗った商品」である。
どちらも、賞味期限は「本日中」だったが、この際なので両方買おうと言ったら、カミサンが、「二つは食べられない」と言うので、「新幹線で一つ、帰宅して一つ食べればペロリンチョだよ」と私が言ったところ、カミサンの目が急に輝き出した。
買い物袋を提げて、16:26発のこだまに乗り、三島に帰還。新幹線内で、スウィーツを一つ平らげたのは言うまでもない(笑)。