餅つき


餅つき
2009年12月26日(土) くもり
 
今日は、恒例の我が家の餅つきの日である。
昨夜は浜松から二男が帰省、今朝は東京から長男が帰省して来て、家族5人が久々に揃った。
 
いつもの様に、お向かいさん夫婦も合流して、9時前より餅つきを開始。つき手は私と長男とお向かいのご主人。今年は13臼ついたので、一人当たり4臼くらいである。
二男は手返し役。つき手は杵を振り上げるので、体力が要り大変そうに見えるが、実は手返しの方が、熱い餅を返さなければならないし、中腰にならないといけないので、結構大変だと思う。
それに、つき手側は交替でつくが、手返し役は一人で続けなければならないので、かなり体力を消耗しているのではないかと思われる。
長男曰く、「手返し役はキャッチャーみたいなものだな。ピッチャーは交替で投げるけど、キャッチャーは一人で受けないといけないから」だそうである。なかなか上手い事を言う。カミサンとお向かいの奥さんは、餅米をセイロで蒸す役、娘は台所で餅米を洗うのとお昼の支度をする役である。
 
11時を過ぎた頃についた餅を使って、2軒分の鏡餅とあんころ餅を作る。
それから、お昼御飯に食べる餅は、小さく千切って、汁物に入れて食べたり、大根おろしにまぶして食べたりする。
お昼のあと、さらに4臼ほどつき、1時頃には13臼目をつき終わった。さすがに、グッタリと疲れてしまった。早起きして東京から帰ってきた長男は、今は炬燵で眠っている様だ。
 
我が家が自宅で餅つきをする様になったのは、カミサンの実家の影響である。
カミサンの実家は個人商店を営んでいるが、ご両親ともに良く働く方々であり、餅つきは重労働なのだが、我々が結婚した当時は年に何度か餅をついていた。
臼と杵は何組か持っておられたが、我々が結婚したあと、今の家に移った時に、そのうちの一組を戴いたのである。
臼は欅(けやき)の木臼である。釜とセイロは、以前は餅つきの時にカミサンの実家から借りていたのだが、今後のことを考えて、4〜5年前にインターネット通販で探して手に入れた。
 
毎年、だいたい30kg(13臼〜15臼)くらいつき、切って冷凍保存しておくのだが、子供がまだ家にいる頃は、秋頃には食べ終わっていたのに、今年からは夫婦二人の生活になったため、昨年末の餅が先週まで持った。
 
ついた餅は実に美味い。臼でついた餅を食べると、水っぽくて歯ごたえのない市販の餅はもう食べる気がしない。まあ、足腰が立たなくなるまでは、毎年暮れには餅をつき続けていることだろう。
 
1 餅つき (2002.12.22撮影) 静岡県三島市(自宅)