東京散歩 (3) レインボーブリッジ〜台場〜築地〜清澄
2009年10月10日(土) 曇のち晴れ、一時小雨
更新:2023年1月27日(金)
三島発7:22の新幹線で品川まで出て、京浜東北線に乗り換え田町駅へ。
本日は、カミサンの希望でもあり、レインボーブリッジを歩いて渡るコースを考えている。
私にとっては、レインボーブリッジを歩くのは2回目である。
田町駅から、海に向かって歩く。
左右にある高層マンション街を抜け、首都高速1号線の下を潜ると、目の前にレインボーブリッジが見えて来る。
芝浦アンカレイジに着いたのは、8:50。ちょっと早過ぎた様である。
そのうちに、ジョギング姿の人達も集まって来たこともあり、営業開始時刻9:00の3分前であったが、ガードマンさんが入口を解錠してくれた。
他の人達はノースルートのエレベータに向かったが、私とカミサンの二人はサウスルートのエレベータに乗り込む。実は、このレインボーブリッジには両側に歩道が付いているのだが、勿論、横断歩道など無いため、1箇所を除き、橋の途中で左右の歩道の間を行き来することは出来ないのである。
サウスルートの歩道からは、大井埠頭、品川駅界隈の高層ビル群、東京湾の入口方面、台場などを望むことが出来る。
中間点を少し過ぎたところで、そろそろノースルートへの連絡通路があった筈と思いながら歩くが、なかなか現れない。
そのうちに台場アンカレイジに到達してしまった。連絡通路はここだったかと思いきや、入口ドアに「閉鎖中」の張り紙。何と、前は行けたのに反対側には行けなくなった様である。
悩んだ末に、芝浦アンカレイジまで戻ることにした。
しばらく戻っていたのだが、連絡通路は台場アンカレイジよりも先だった様な記憶が甦り、再び方向転換して台場方面に進む。
そして、台場側 の歩道が終わる地点まで来たところで連絡通路を発見。車道の下に架かる連絡通路(横断歩道)である。
ノースルート側からは、東京のベイサイドに並ぶ高層ビル群が一望でき、まさに絶景である。夜景が見事な隠れたデイトスポットになっていることは、多分間違いないと思う。
ノースルート側の絶景を堪能したあと、再びサウスルートに戻り、遊歩道を進んでお台場海浜公園に上陸。
台場公園を散策したあと、砂浜伝いにお台場の公園を歩いて回る。
船の科学館のところで陸地側に入り、遊歩道を有明方面へと進む。
前に来た時には綺麗なお花畑が続いていたのだが、現在は工事が始まっている様で、殺風景な道に変わってしまっていたのが残念。
その遊歩道も、パレットタウンのところで工事のために分断されてしまっていたため、「有明駅」から乗る予定だったのを変更して「青海駅」からゆりかもめに乗車し、終点の「豊洲駅」まで行く。
豊洲から、再びウォーキングを開始。
晴海通りに沿って、晴海埠頭に渡り、トリトンスクエアの所で右折し、黎明橋を渡ってしばらく進むと、眼前に勝鬨(かちどき)橋が現れる。
この橋は、中央が上部に持ち上げられて下を船が往来できる様に造られた可動橋であるが、1970年11月29日を最後に開かれることは無くなったそうである。
勝鬨橋を渡ると、左側に広がるのが築地(つきじ)中央卸売市場である。
本日は、10月10日(ととの日)と言うことでイベントが催されており、マグロ解体ショーなどが行われるらしい。
今日のランチは、築地市場にある有名な寿司屋「大和寿司」で取ることにしていたので、店の前に行ったところ、覚悟はしていたものの予想以上の行列が出来ており、待ち時間は1時間半とのこと。さすがに時間が勿体ないので、大和寿司でのランチは断念。築地場外市場を回ったあと、ジョナサンでランチと相成った。
午後のウォーキングは、築地本願寺から。
ここでもインド関係のイベントが開催されており、沢山の露店が出ていた。
築地本願寺から聖路加タワーへと回り、47階展望室へ。
隠れたスポットで人は少なかったが、なかなかの眺望であった。
聖路加タワーをあとに、佃大橋を渡り再び月島へ。
橋を渡った後、隅田川沿いに歩こうと思い、堤防の道に登ったところ、下に佃煮の店が3軒ほど見えたので覗いてみることに。
そのうちの一軒には「本家 佃煮」と書かれた看板が掲げられていた。
このあと、「佃大通」を歩くことにしたので、場末のここらで買わなくても、大通には何軒も佃煮屋が並んでいるだろうと思っていたのだが、この店の中に沢山の色紙が貼られているのに気づき、もしかしたら有名な店かも知れないと思い直し、こちらの店「佃源 田中屋」で買って帰ることにした。
買ったのは昆布とマグロの佃煮。ちなみに店の人は昆布を「こぶ」と発音していた。確かに、子供時代の我が家でも「塩こぶ」と言ってたのを思い出した。
(帰ってから食べたところ、醤油の風味が香ばしく、とても美味かった。)
佃煮を買ったあと、佃大通を抜けて江東区方面へ。ちなみに、佃大通には佃煮屋は一軒も無かった。さっきの店で買っておいて大正解である。
【2023/1/27追記】
「佃源田中屋」には、その後も、東京に出た時で時間の余裕がある時には、地下鉄有楽町線で月島駅まで来て、佃煮を買いに寄っていた。
三島からは滅多に来れない場所なので、買いに来た時には、いつも1万円分くらい纏め買いして帰っていた。
長男の結婚式に出席するために、九州から母や兄夫婦、姉が上京して来た際にも、「佃源田中屋」まで連れてきたものである。
とにかく、絶品の佃煮である。私は「こぶ」が一番好きである。
相生(あいおい)橋を渡り、隅田川沿いの越中島公園を縦断し、永代橋、隅田川大橋の下を潜って隅田川沿いを北上して行くと、次の橋は清洲橋である。
その手前で、陸の内側(東方向)に入り、しばらく進むと清澄(きよすみ)公園、その奥に都立の清澄庭園がある。
清澄庭園は、豪商・紀伊国屋文左衛門の屋敷があったところであり、のちに三菱財閥の岩崎弥太郎が買い取ったそうである。
私にとっては2度目の訪問であるが、カミサンを是非連れて来たいと思っていたので今回再訪することにしたのである。
庭園内は手入れが行き届いており、見事な美しさである。ここの鯉は人に慣れているのか、手を叩くと沢山集まって来て水面に顔を出す。また、亀の方は、これまた人に慣れているのか、近くに小石を投げて脅かしても全く動ぜず、逆に首を伸ばしてこちらを睨み返して来る。数ある庭園の中でも、六義園、浜離宮とここ清澄庭園は特に美しい庭園である。
本日は、両国まで足を延ばす予定であったが、少し疲れたのと庭園の美しさを堪能して満足したこともあり、ウォーキングはここで終了することにした。
地下鉄半蔵門線で日本橋三越に行き、夕飯の惣菜を買って帰ることに。
ついでに、娘が日本橋まで出てくるなら、惣菜を買ってやろうという親心からメール発信。
娘は、千川(豊島区)から有楽町線、半蔵門線と乗り継いで三越前まで来るかと思っていたら、何と、「東京駅で下りたけど、三越までの道が分からない」との娘からの電話。どうやら、カミサンが「東京の三越」とメールしたもので、東京駅の近くに三越があると思ったらしい。
電話でナビゲートしながら、太りすぎの娘を日本橋まで歩かせることにした。
三越の地下1階の惣菜売り場で娘と合流したものの、娘は、「惣菜買うより、どこかの店で食べた方が良い」と言う。全くいつものことながら、こちらの優しさにつけ込んで上乗せ要求してくる娘である。
おまけに、「連休だから、一層このまま一緒に三島に帰る」と言い出し、「お総菜より、キースマンハッタンのケーキの方が良い」と言い出す始末。
結局、着の身着のままで一緒に三島に帰ることになった。
帰りの車の中で、「アッ、お化粧道具がない!」とか言っていたが、自分で決めておいて、そんなことは知ったこっちゃない。本当にワガママ娘である。
と言うわけで、今回の東京ウォーキングはこれで終了。この次は11月か。