東京23区の旅 (21) 中央区


東京23区の旅 (21) 中央区
2006年7月15日(土) 晴れ
 
◆JR東京駅(八重洲口)を出発。 8:10
 
1 八重洲中央口駅前
 
八重洲ブックセンター横の路地を抜け、中央通りへ。
 
2 警察博物館(東京高速道路高架の手前)(2006.07.15撮影) 中央区京橋
 
さらに昭和通りに出て南下し、晴海通り交差点を左折すると、すぐ左手に歌舞伎座がある。
この時間から、既に何人かの人達が並んで開場を待っているようだ。
 
3 歌舞伎座 (2006.07.15撮影) 中央区銀座
  
晴海通りを更に進むと、左手に築地本願寺がある。
 
◆築地(つきじ)本願寺、中央卸売市場 8:42
 
築地本願寺。本殿の前面は広い駐車場スペースになっている。本殿の建築様式は、日本風の瓦屋根のお寺の様式ではなく、東アジアの寺院を思わせる様式である。
 
石段を登り本殿の中に入る。中は線香の香りが漂う普通のお寺と同じ様子であった。
  
4 築地本願寺 (2006.07.15撮影) 中央区築地
 
 
晴海通りを挟んで、築地本願寺の向かい側には、生鮮品を中心とした店が軒を並べており、朝から沢山の人出である。
その店屋街の奥にあるのが築地中央卸売市場である。
 
市場の敷地内では、見たところ、歩行者よりも車が優先される様に思われるほど、車の動きが激しい。
「ターレ」と呼ばれる市場独特の乗り物が、市場の建物の外と言わず中と言わず、至るところで走っている。幅は1メートルもなく、先端の丸い運転台の前に人が立ってハンドルを操作している。
 
市場の中を散策したが、もう、半分以上は商売が終わったかの様な雰囲気であり、後片づけをしている商店も見られた。やはり、市場の朝は早いということなのだろう。
 
6 築地場外市場 (2006.07.15撮影) 中央区築地
 
7 築地中央卸売市場 自転車の左を走るのが「ターレ」(2006.07.15撮影) 中央区築地
 
 
◆勝鬨橋(かちどきばし) 9:07
 
築地市場を出ると、すぐ右手に隅田川の流れがあり、勝鬨橋が架かっている。
 
日露戦争旅順(りょじゅん)陥落を祝って、月島築地の間に渡されたのが「勝鬨の渡し」であり、昭和4年に橋が架けられ「勝鬨橋」が誕生したとのこと。
 
当初は、橋の中央部分が両側から上部に開き、その間を船が横行したそうであるが、1970年11月29日を最後に、開くことは無くなったとか。
橋を渡る時に中央接合部を見たが、道はアスファルトで固められており、もう開くという感じでは無かった。
 
9 勝鬨橋 (2006.07.15撮影) 中央区築地
 
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11 勝鬨橋からの汐留高層ビル街の眺め (2006.07.15撮影) 中央区築地
 
◆豊海(とよみ)運動公園 9:25
 
月島の中央を走る清澄(きよすみ)通りを西に進んだ先に、豊海運動公園がある。
都会の外れということもあり、人影は疎らであった。
 
公園の横には、月島晴海埠頭の間に架かる朝潮小橋というのがある筈なのだが、行ってみると工事で行き止まりとなっており、橋がどこにも無い。晴海通りまで戻らねば晴海埠頭には行けないのかとガックリしたのだが、工事現場を迂回すれば朝潮小橋にたどり着けることが分かり、ホっと胸をなで下ろした。
 
12 豊海運動公園 (2006.07.15撮影) 中央区勝ちどき
 
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◆晴海埠頭公園 10:05
 
朝潮小橋を渡り晴海埠頭へ。
朝潮小橋からはレインボーブリッジの全容が見渡せる。
 
14 朝潮小橋
 
15 朝潮小橋からのレンボーブリッジの眺め (2006.07.15撮影) 中央区勝ちどき
 
中央清掃工場の横を通り抜け、晴海埠頭公園を目指して広大な埋め立て地を歩く。
 
中央清掃工場の向かい側一角は、綺麗に整地された広大な空き地であるが、何とそこには、「2016年東京オリンピック スタジアム予定地」と書かれた看板が立っていた。
まだ国内でも東京福岡のどちらを候補地に推すか結論が出ていないのに、何とも気が早いというか、いかにも石原都知事のやりそうなことである。
 
16 晴海埠頭の東京オリンピックスタジアム予定地 (2006.07.15撮影) 中央区晴海
 
17 中央地区清掃工場 (2006.07.15撮影) 中央区晴海
 
晴海埠頭の先端にある晴海埠頭公園。正面には何の遮りもなく、レインボーブリッジが見える絶好のビューポイントである。
この暑さのせいか、裸で日光浴している人の姿があちこちに見られる。
 
18 晴海埠頭公園 (2006.07.15撮影) 中央区晴海
 
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公園に隣接して、晴海客船ターミナルがある。冷房の効いた中に入って、しばし休息。
 
21 晴海埠頭からのレインボーブリッジ
 
22 芝浦、品川方面
 
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24 お台場方面
 
25 日の出桟橋方面
 
26 カモメとレインボーブリッジ (2006.07.15撮影) 中央区晴海
 
27 晴海客船ターミナル (2006.07.15撮影) 中央区晴海
 
◆トリトンスクエア 10:50
 
涼しい晴海客船ターミナルを出て、再び茹だる様な暑さの中を東に進む。
 
正面にはトリトンスクエアの高層ビルが聳えている。
二つの高層ビルの上部には、ビルを繋ぐ連絡通路の様なものが見える。こんな高い所の連絡通路を渡るのは恐いだろうと思っていたら、これは耐震装置で人は通れないとのこと。
 
トリトンスクエアの中はショッピングモールになっている。キャナルシティー博多の何分の一だなあと、すぐに比較して福岡が一番と思ってしまうのは、博多っ子気質故か。
 
28 トリトンスクエア (2006.07.15撮影) 中央区晴海
 
◆石川島公園 11:15
 
今度は朝潮大橋を渡り、再び月島へ。
 
相生橋の手前の信号が青に変わって、横断歩道を渡り始めたところで異変が発生。急に、目の前の視界が真っ白になった。
 
今日は朝から注意して、帽子を着用し、水分も取っていたのに、どうやら熱中症に罹ったらしい。意識はハッキリしているので、まだ軽度なのだろう。
石川島公園の入口の日陰で、しばらく休憩することに。
 
29 相生橋を渡り、石川島の東岸を歩く (2006.07.15撮影) 中央区佃
 
30 石川島公園
 
31 様式造船所発祥の地碑
 
32 晴海運河と隅田川の分岐点(石川島) (2006.07.15撮影) 中央区佃
 
このあと、佃大橋を渡って聖路加タワーまで足を延ばす予定であったが、とても耐えられそうにない。
何しろ、最終目的地の浜町(はまちょう)公園まで行って、区民プールで汗を流して着替えないことには、「ビールを飲もう会」に行けないのだから。
 
予定を変更して、中央大橋から隅田川を渡る。
 
33 隅田川に架かる中央大橋 (2006.07.15撮影) 中央区佃
 
34 中央大橋
 
だましだまし、永代橋のほとりまで来たが、身体がだるくなってきたため、栄養補給することにした。
コンビニでサンドウィッチと酸素水、ヨーグルトを買い、永代橋のたもとで栄養補給。
 
しばらく休息を取ったあと歩き始めたが、また、視界が真っ白になったため休息。再び、だましだまし歩いて、兜町(かぶとちょう)東京証券取引所を目指す。
 
◆東京証券取引所 12:25
 
ようやく東京証券取引所に到着。周りには、証券会社が軒を並べている。
 
今日は土曜日であり、取引はお休みのため、辺りはひっそりとしている。ここの取引でいったい幾ら損をしたことか。(^^;) 
 
記念写真を撮ったあと、最終目的地の浜町公園を目指す。距離は約1㎞。
 
35 東京証券取引所 (2006.07.15撮影) 中央区日本橋兜町
 
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◆浜町(はまちょう)公園 12:50
 
浜町公園は、甘酒横丁を真っ直ぐ進んだ突き当たりにある。
途中、この暑さの中を、沢山の人が行列を作っている店があった。しゃも鍋の老舗「玉ひで」である。
今日は無理だが、一度訪れてみたいものだ。
 
明治座の先に、浜町公園の緑が見えてきた。何とか辿り着くことができた。
 
公園内にある中央区総合スポーツセンターの温水プールに入り、水着に着替えてプールへ。
身体を冷やして汗を止めるのが目的であったが、せっかくプールに来たのだからと思い、百メートルだけでも泳ぐことに。
 
37 浜町公園の近くにある「明治座」 (2006.07.15撮影) 中央区日本橋浜町
 
38 浜町公園 (2006.07.15撮影) 中央区日本橋浜町
 
13:20、プールから上がり、持参してきた服に着替えて外に出る。何と、外では雨が降り始め、雷が轟きだした。
 
浜町駅から地下鉄・都営新宿線都営大江戸線を乗り継ぎ、再び、勝ちどきの街へ。
 
予想以上に時間が掛かり、集合時間に15分ほど遅刻してしまったが、東京エースレーンに無事到着。
 
関東在住の高校同級生との、いつものミニ同窓会である。今回は、最初にボウリングを楽しみ、その後に銀座での「ビールを飲もう会」という計画であった。
 
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47 銀座歩行者天国 (2006.07.15撮影) 中央区銀座
 
「東京23区の旅」も残すところ、あと2区。台東区は7月中に歩く予定であるが、フィナーレを飾る杉並区は、涼しくなる9月30日に歩くことにしている。