お散歩五郎の徒然草 (7) 〜紅葉の寺 本土寺〜
2006年12月2日(土) 晴れ
今年も、はや12月。紅葉もそろそろ見納めかと思い、本日は、紅葉で有名な千葉県松戸市の本土(ほんど)寺を訪れることにした。
本土寺は、JR常磐線・北小金(きたこがね)駅から歩いて10分ほどのところにある。
道の両側に真っ直ぐな木が並ぶ参道を抜けると、本土寺の山門が目に入る。
広い境内には、紅葉を求めて、朝から沢山の人が訪れており、シャッターの音があちこちで上がっている。何でも、三脚を使っての撮影が許されるのは午前10時までとか。
真紅の葉、黄色の葉、グラデーションのかかった葉、何とも美しい紅葉である。
お寺の紅葉と言えば、京都が有名であるが、関東にもこれほど紅葉の美しい寺があったとは知らなかった。
敷地内の東側には菖蒲池があり、池の周りと中道には長椅子が配されていて、座って景色を楽しめる様になっている。
本日は、職場の温泉好き仲間と3人で訪れたこともあって、菖蒲池の真ん中では、早速、持参した缶での酒盛りが始まった。澄み切った青空と、紅葉を肴に飲むビールはまた格別である。
本土寺の紅葉を充分に堪能した後、本日のもう一つの目的である日帰り温泉を目指して散策を開始。
途中、大谷口(おおやぐち)歴史公園に立ち寄る。ここは、小金城というお城の跡だとか。
公園を後に、再び歩き始めたのだが、本土寺でゆっくりし過ぎたのと、アルコールが入っているのとで、日帰り温泉のある三郷(みさと)の町まで歩くのは、ちょっと厳しくなってきた。
電車を使うことにし、JR武蔵野線沿いに歩き、南流山駅に向かう。
三郷駅は南流山駅のとなりの駅であるが、間に流れる江戸川を挟んで、三郷側は埼玉県となる。
三郷駅から温泉まではシャトルバスを使う予定であったが、結局、乗り場が分からず、歩くことに。
早稲田という名前の町を20分ほど歩いたところで、お目当ての日帰り温泉「早稲田天然温泉 めぐみの湯」に到着。
ここの温泉は100%掛け流しのナトリウム泉であり、薄茶色の濁り湯である。いつもの事ながら、青空を見上げながらの露天風呂は最高である。
3時間ほどくつろいだ後、帰途に着く。それにしても温泉はいい。しばらくは、散策と温泉めぐりが続きそうである。