世田谷緑道めぐり (1)
2006年8月26日(土)
更新:2022年11月25日(金)
◆東急田園都市線・池尻大橋駅を出発。 8:26
初めて降りる地下鉄の駅の場合、地上に出た際に、方角が時々 分からなくなるのだが、今日もやってしまった。
国道246号線を渡ってしばらく歩いたが、どうも地図の街並みと現実が一致しない。そこで、最初に頭の中で考えた地図上の自分自身の立ち位置を180度回転させ、地図の方向を見直して目黒川の方向に道を選んで進むうちに、実物の目黒川の場所に出た。ようやく、頭の中と地図の位置が噛み合った。
再び国道246号線を渡り、目黒川上流方向へ進む。
目黒川は、この池尻大橋から下流が川面を地上に出しているので、ここ池尻大橋が目黒川の起点と言っても良いのかも知れないが、実は、そこから700メートほど上流が起点である。
本日歩く三つの緑道は、元々は、三つとも地上を流れる目黒川、北沢川、烏山川だった訳であり、池尻大橋の700メートルほど上流の地点(元の東仲橋付近)で、北沢川と烏山川が合流して目黒川となったのである。
川の上にフタをして緑道(歩行者専用道路)にしたのが、それぞれの元の川の名前を付けた北沢川緑道、烏山川緑道、目黒川緑道なのである。
前置きはこのくらいにして、話を「緑道めぐり」に戻す。
本日は、この三つの緑道を巡る旅である。まずは、長さ700メートルほどの目黒川緑道を最初に歩き、次に、二つの緑道への分岐点から右に進路を取り、北沢川緑道を遡り、最後に、烏山川緑道を歩く事にした。
◆羽根木(はねぎ)公園 9:20
目黒川緑道を歩いて、分岐点から右の北沢川緑道に分岐したあと、小田急小田原線・梅ヶ丘駅のガードを潜った辺りで、北沢川緑道から一旦右に出ると、羽根木公園がある。
小高い丘の上にある羽根木公園は、木々の中を迷路の様に遊歩道が走っており、上部にはテニスコートと野球場がある。
再び北沢川緑道に戻り、上流方向を目指す。
小田急・豪徳寺(ごうとくじ)駅近辺で北沢川緑道は突然行き止まりとなり、東急世田谷線の線路にぶち当たった。
仕方がないので、東急世田谷線の踏切がある地点まで左に進み、東急世田谷線・山下駅横の踏切に到達。踏切を渡り、右方向に戻ったところで、何とか北沢川緑道の続きの道に到達できた。
続きの北沢川緑道から、「緑道めぐり」を再開。この辺りは「ユリの木公園」と呼ばれている。
しばらく進むと、日大桜ヶ丘高、日大文理学部キャンパスの中へと緑道は伸びている。桜上水の町である。
さらに進むうちに、上北沢の町に入る。どうやら、この上北沢が北沢川緑道の終点(始点)らしい。
進路を西方向に取り、八幡山の町へ。
環八通りを渡ったところに、都立の広い公園がある。芦花公園(ろかこうえん)である。
◆芦花公園(ろかこうえん) 10:30
「あしはなこうえん」と読むのかと思っていたら、「ろかこうえん」と読むらしい。
広い公園内にはお花畑があるが、奥の方は背の高い木々の空間となっている。
芦花公園は、別名「蘆花恒春園(ろかこうしゅんえん)」とも言い、林の中の一角には、徳富蘆花が住んでいた茅葺きの家がある。家の中は一般公開されており、記帳すれば誰でも家の中に入って観賞できる。
薄暗い家の中を恐る恐る歩いて回ったが、相当古い家なので、廊下の床がミシミシと鳴った。
◆烏山川緑道 11:05
蘆花恒春園を後に、環八通りを再び渡ると、すぐ右手に緑道が始まっている。烏山川緑道である。
今度は、烏山川緑道を下流に向かって進む。
◆豪徳寺(ごうとくじ) 12:05
東急世田谷線の踏切を渡り、しばらく緑道を進むと、左手に城山小学校が見えてくる。その手前で左折して緑道を一旦離れ豪徳寺に立ち寄ることにした。
豪徳寺。あの招き猫は、この豪徳寺が発祥の地とか。
桜田門外の変で暗殺された井伊直弼の墓は、ここ豪徳寺にある。広い境内の中には、新しく建てられたのか、まだ白い新木の三重塔が聳えたっている。
【2022/11/25追記】
國體ワンワールド史観の事(真実の歴史)を知り、実は、桜田門外の変は八百長であり、井伊直弼は死んでいない事を知った。
井伊直弼は、元々、大政奉還➪明治維新(欧州王室連合からの要請による、日本という国家の開国&公議政体への転換という急務)を成し遂げるために、堅田衆の中から抜擢され、井伊家に入った人物であり、その国家の大事業・明治維新を進めるために、「安政の大獄」という八百長を仕組んで、国家大転換のための主要人物達を「蟄居謹慎」という名目の処罰をして、各主要人物達が秘密裡に活動出来る様にした訳である。
◆聖徳太子の碑 12:50
烏山川緑道に戻り、下流を目指す。
国士舘大学の裏手を進み、さらに歩くと太子堂の町に入る。
緑道から左に100メートルほど入った所に、聖徳太子の碑がある。
太子堂という町名の由来も、ここから来ているのだろうか。
再び烏山川緑道に戻り、700メートルほど進むうちに、午前中に通った北沢川緑道との合流点に戻って来た。
4時間半で二つの緑道を踏破した訳である。
時間があれば、世田谷にあるもう一つの緑道、蛇崩川緑道(じゃくずれがわりょくどう)を歩こうかと思っていたのだが、久しぶりに歩いたせいか、足の疲労がかなりあるので、本日の緑道の旅はこれで終わりにした。
池尻大橋から電車に乗り帰途につく。