東京23区の旅 (14) 葛飾区
2006年4月15日(土) 晴れ
◆京成金町線・柴又(しばまた)駅を出発。 8:52
柴又は二度目の訪問である。
9時前とあって、人影もまばら。参道に並ぶ店も開店準備をしている店が多い。それにしても、4月中旬というのに今朝の冷え込みは冬に逆戻りである。
帝釈天(たいしゃくてん)にお参りをしたあと、江戸川の土手の方に向かう。
◆矢切の渡し 9:12
細川たかしの歌で有名になった矢切の渡し。今日は渡し船で対岸の埼玉県側に行こうと思っていたのだが、残念ながら、この時間はまだ営業していないとのこと。
土手に戻り、金町(かなまち)方面に歩を進める。
◆水元(みずもと)公園 9:57
金町駅を抜けて、さらに北上。水元公園に出る。
菖蒲(しょうぶ)の時期にはまだ早いが、菖蒲園には緑色の菖蒲の葉が整然と並び、花を開かせる準備が整った様に見える。
水元公園の池・小合溜(こあいだめ)には、沢山のカモが泳いでいる。
今日は冷たい風が吹いており、湖面も波立っている。
溜の対岸は埼玉県である。水元公園は、東京都と埼玉県にまたがる広大な自然公園である。溜に沿って歩いている時は、ちょうど大濠公園(福岡市)の雰囲気と似ていると思ったのだが、一歩、林の中に足を踏み入れると、バードサンクチュアリあり、森林の中の散策路あり、広大な広場ありというように、自然の中にできた、とてつもなく広い公園である。これまで東京を歩いた中では、練馬区の光が丘公園が一番広いと感じていたが、ここ水元公園は桁違いの広さである。
水元公園をあとに、葛飾区西部を南下。
中川に架かる飯塚橋を渡って、一旦、足立区に入ったあと、葛西用水に沿って歩き、亀有(かめあり)の町へ。
◆東京拘置所 12:52
小菅(こすげ)の町を横切り、綾瀬川を渡ったところに東京拘置所のエリアがある。鉄条網が張り巡らされたエリアの中に、グレーの結構高い近代的なビルが見える。
塀に沿ってしばらく進んだ所に、「差入れ所」なるものがあった。塀には「撮影禁止」の張り紙があり、何とも異様な雰囲気の一角である。東京拘置所正面の頭上には首都高中央環状線が荒川沿いに走っている。荒川の土手に登り、堀切方面に進む。
◆堀切菖蒲園 13:27
荒川土手沿いの道を少し入ったところに、堀切菖蒲園がある。狭い道の奥にあるので、ちょっと分かりにくい。
園内は、水元公園の菖蒲園と同様、開花を待つ菖蒲の整然とした並びが見られた。
◆新小岩公園 15:20
堀切で遅めの昼食をとったあと、本日のゴール、新小岩を目指して平和橋通りをひたすら南下。新小岩の町に到着。
予想に反して早い時間にゴールしてしまったので、少し足を延ばして上野駅まで歩くことにした。
墨田区、台東区を横断し、上野駅に着いたのは17:20。本日も結構歩いた。