東京23区の旅 (15) 新宿区
2006年4月22日(土) 晴れ
◆JR新宿駅西口を出発。 8:35
西口地下道を進み、都庁に向かう。9時前のため、動く歩道はまだ運転を開始していない。
地下道のトンネルを抜けると、道の両側には高層ビルが建ち並ぶ。34年前、高校の修学旅行で来た時には、京王プラザビルが断トツの高さであったが、今では居並ぶ高層ビルの中に埋もれてしまった。左手に東京都庁のツインタワーが見えてきた。タワービルの手前には石畳の都民広場が広がっている。
◆新宿中央公園 8:50
高層ビル街の西にある新宿中央公園。他の公園なら、この時間はまだ人影が疎らなのだが、ここには、朝から沢山の人が集まっている。公園内に居住している人達もいそうだ。
西新宿の町を北に進み、大久保方面へ。
◆戸山(とやま)公園/早稲田大学理工学部 9:41
山手線のガードをくぐり、都心を一周している山手線の内側エリアに入ると、都立戸山公園がある。
こちらの公園内にも、ブルーのシートで造られたホームレスの家が並んでいた。
公園に隣接して、早稲田大学大久保キャンパスがある。ここには理工学部が入っている。
◆箱根山/早稲田大学 10:00
明治通りを渡ったところに、戸山公園・箱根山がある。山とは言っても高さ45メートルの小高い丘である。
戦時中には、ここに陸軍兵学校があったとのこと。
箱根山通りを下ると、右手に文学部が入っている早稲田大学戸山キャンパスがある。
大学は週休二日制では無いらしく、沢山の学生が出入りしている。
馬場下町の交差点を抜け細い通りを進むと、正面に早稲田大学大隈講堂の時計台が目に入る。
予定では、大隈庭園を訪問することにしていたのだが、庭園はどうやら大学キャンパスの中にあるらしい。
若い学生に混じって、リュックを背負ったオジンがキャンパスに足を踏み入れるのは、さすがに気が引けたので、訪問は諦めた。
◆神楽坂(かぐらざか) 10:58
早稲田通りを東に進んだところに、神楽坂がある。
道の両側には店が並び、道の左右には趣きのある路地も伸びている。マップを手にした観光客の姿が目に付く。この辺りは昔の花街であり、夜には座敷着の芸者衆が見られたことだろう。
神楽坂を降りると、外堀通りに出る。
JR飯田橋駅から外堀に沿って歩く。
市ヶ谷で外堀に別れを告げ靖国通りへ。
右手には、やがて防衛庁(2007/1/9より防衛省)の広大な敷地が広がる。門の前には制服の自衛官が並んでおり、写真を撮るのも気が引ける雰囲気である。
◆新宿歴史博物館 11:45
靖国通りから狭い道に入り、迷路のような路地を進んだ住宅街の中に新宿歴史博物館がある。
中野区での”歴史博物館”への訪問以来、歴史博物館の訪問が病みつきになったようだ。中には、小田急電車の運転席や、東京市電などが展示されている。
また、沢山の文芸人の情報が展示されており、ここ新宿の地に文芸人が集まっていたことが伺える。
新宿通りに出て、四谷三丁目交差点を左折し神宮外苑方面へ。
◆神宮外苑 12:35
JR信濃町駅の奥に広がる明治神宮外苑。
お天気も良く、沢山の人出である。満車で駐車場に入れない車の列が出来ている。
神宮外苑は、昨秋の銀杏(いちょう)観賞以来であるが、春もまた良い。
絵画館には、明治天皇の誕生から崩御までの間の出来事を描いた日本画、洋画が80点ほど展示されている。
神宮球場では、都内の高校野球(第二球場)と六大学野球(メイン球場)が開催されていた。
本日の新宿区の旅は、ここ神宮外苑で終了。
午前中で予定を回ってしまった。