東京23区の旅 (13) 品川区
2006年4月8日(土) 晴れ、一時、雨
◆JR東海道新幹線・品川駅(港区)を出発。 8:00
土曜の朝とあって、駅構内にはそれほど人は多くない。品川駅を出て東に進み、高浜運河を渡って港南公園へ。
高浜運河遊歩道の桜はピークを過ぎ、花びらが舞っている。小学生の野球チームが朝早くからグラウンド前に集合している。この子達にとっては、生まれた時から土日は休日の曜日であり、「週休二日制」という言葉すら死語なんだろうなあ。
◆天王洲(てんのうず)アイル 8:22
ふれあい橋を渡ると、天王洲アイルである。
橋の右手には、TVドラマにも良く出てくる店「TYハーバーブルワリー」がある。石畳の通りを抜けると、ビルの谷間に人工芝の立派な球技場がある。
天王洲公園から橋を渡り東品川海上公園へ。
◆戸越(とごし)公園 9:17
大井町を横断し戸越公園へ。
戸越公園は、住宅街の中にある こぢんまりとした公園である。公園の中には水の流れが作られており、気持が落ち着く。
戸越公園をあとに、南下して大森の町へ。
途中、品川歴史館があった。先週、博多っ子さんが案内してくれた中野区の歴史資料館がなかなか良かったので、品川歴史館にも立ち寄ることにした。
◆大森貝塚遺跡庭園 10:32
モース博士が発見したという大森貝塚。
公園の中には、貝塚の地層が今でも残っている。公園のすぐ裏はにJR東海道線が走っている。
◆しながわ区民公園 10:51
東海道線の下に作られた地下道をくぐり、東に進むと第一京浜(国道15号線)に出る。近くには鈴ヶ森刑場跡がある。
第一京浜を渡ると、しながわ区民公園の敷地が広がっている。敷地の南端には、昨年、高校同級生のみんなと訪れた「しながわ水族館」がある。
区民公園の東には大井競馬場があるのだが、間に首都高速道と海岸通りが走っていて、横断歩道が無いため向こう側に渡るのに一苦労した。
◆大井競馬場 11:13
道を渡って大井競馬場に来たのだが、本日はレースが無いらしく、シャッターが降りて中には入れなかった。
競馬場横の道を東に進み大井埠頭へ。
厩舎(きゅうしゃ)が並んでいるので、辺りには何とも言えない臭いが立ちこめている。
京浜運河を渡ると大井埠頭の島である。
島の東岸には京浜運河緑道公園があり、運河沿いに歩くことができる。運河の水は、意外にも澄んで綺麗であった。
八潮橋まで北上したあと、今度は首都高湾岸線沿いに造られた大井埠頭緑道公園を南下。大井中央陸橋を渡ると、新幹線の車両基地や貨物のコンテナ置き場が左右に広がる。
みなとが丘埠頭公園を過ぎた辺りで、なにやら雲行きが怪しくなってきた。
12:30、大井埠頭の倉庫街を歩いている時に、遂に雨が落ちてきてしまった。
埋め立て地にできた倉庫街のため、雨宿りする店さえなく、しばらくは濡れながら歩く。
東京港野鳥公園の手前まで来たところで本降りとなり、さらには、稲光がし始めた。折りたたみ傘をリュックに入れてあるので、雨だけなら傘をさして歩けばよいのだが、さすがに、落雷を気にしながら歩くのは嫌なので、バス停の軒で雨宿りすることにした。
時刻表を見ると、バスは午前中しか走っておらず、バスで帰るという道は無いようだ。おまけに、椅子がないので疲れた足で立ったまま雨宿りするしかない。
自宅に電話を入れたところ、三島も30分前に激しい雷雨があったが、今は青空が出ているとのこと。30分は覚悟するしかなさそうだ。
13:00、雷が止んだようなので、傘をさしてウォーキングを再開。
「大田区の旅」の時に時間切れで行けなかった城南島海浜公園に、今日は何としても行きたい。
◆城南島海浜公園 13:25
城南野鳥橋を渡り、城南島に足を踏み入れたあたりから、日が差して来始め、雨が上がった。
【2022/11/16追記】
城南島野鳥橋の下は、現在は埋立てされた様であり、陸地になっている。(Googleマップにより確認済)
城南島海浜公園。キャンプ場と、海沿いにウッドデッキが造られている。
雨上がりの砂浜では、子供達が遊んでいる。
城南島の対岸は羽田空港であり、目の前をジェットが次々と離陸していく。
防波堤の先で飛行機の離陸を見物しながら、弁当をつつく。
城南島をあとに、東京港野鳥公園を目指していたら、またまた空が暗くなってきた。
14:50、今度は何と雹(ひょう)が降ってきた。どうも、野鳥公園とは相性が悪いようである。
◆大井埠頭中央海浜公園 15:58
東京港野鳥公園を散策したあと、大井埠頭中央海浜公園の遊歩道を北上して、再び、大井競馬場方面へ。
本日の旅は、大井競馬場前で終了。モノレールに乗り込んで帰途につく。