門出(1977年3月)


門出(1977年3月)
時期:1977年3月30日(水)
作成:2019年3月27日(水)
 
雨。早起きし、6時半頃の便で東京に向かうべく福岡空港へ。何と、叔母(母の妹)の家族が見送りに来てくれていた。
いよいよ、22年間住み慣れた福岡ともお別れ。今日から一人立ちしなければならない。
 
羽田からバスで川崎に出て、国鉄の南武線に乗り、武蔵溝の口で下車。東急田園都市線に乗り換えるが、目指す江田がどちら側のホームか分からない。
 
江田で下車。江田駅は国道246号沿いであり、駅の回りには何もない。ただ、東名高速道路が駅の上を走っているだけである。
地図を頼りに、雨の中を第二江田寮まで歩く。15分ほど歩いて何とか それらしい寮が見つかった。
 
部屋には、福岡からの宅急便が既に届いており、注文してあった布団と毛布も部屋に置かれていた。
 
部屋に入って一息付いた後、雨の中、近くの郵便局に行って口座を開く。
食事は、今日から寮食である。風呂に入ったところ、各自、風呂オケを持参しなければならない事が分かった。明日、買いに行かなければ。
 
寮の部屋は、六畳一間の相部屋であったが、相部屋の相手は、京都大学修士卒の堀洋一君。「オペレーティングシステムの構造的アプローチ」という書籍の謝辞に自分の名前が載っていると見せてくれた。