入寮の翌日、生活用品の買い出し


入寮の翌日、生活用品の買い出し
時期:1977年3月31日(木)
更新:2022年7月12日(火)
 
前日、就職のために飛行機で福岡空港を出発し、羽田空港→川崎→横浜と移動して横浜市緑区(当時)の富士通社員寮に入寮したが、夜の入浴時に、風呂桶が風呂場備え付けでない事が分かったため、洗面具やコーヒーカップ等の生活用品とともに、入浴用の風呂桶、石鹸箱を調達するために、東急田園都市線沿線の溝の口まで買物に出た。
前日の雨模様と違い、この日は晴れた良い天気だった。生まれて初めて一人暮らしを始める社会人生活の第一日目である。
 
以下は、この時に買った風呂桶の事を何十年か前に書いたものである。
因みに、この風呂桶は、2022年7月10日現在も、三島の自宅で、相も変わらず私の入浴の友を45年間続けてくれている。
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風呂桶
  
1977年3月30日(水)雨。この日、住み慣れた福岡を出て、横浜市緑区荏田にある会社の寮に入った。私の社会人としての原点である。
 
寮に着くと、部屋(6畳二人部屋)には、家から送ったダンボール箱二つと会社に注文しておいた布団上下、毛布一枚が届いていた。
早速、近くの郵便局を探して口座を開き、父から持たされた一月分の生活資金20万円を貯金する。
一ヶ月分の寮の食券(朝食、夕食)を買って、取りあえず食料は確保。
 
その夜、風呂に入ったら、石鹸と風呂桶は各自揃えるという事が分かり、その日は、タオル1本だけで入浴を済ませた。
翌日、田園都市線の武蔵溝の口に飛んで、サンコー(スーパーマーケット)で歯ブラシ、石鹸とともに、緑色のプラスチックの風呂桶
買い求めた。
 
以来26年、今でも我が家では、このプラスチックの風呂桶を使っている。底にはマジックで「摩須」の文字が書かれていて、
(もっとも今では殆ど消えてしまったが)、さもない安いものなのに、どこも傷んでなくて今でも現役である。
 
私の社会人生活と共にある風呂桶の話でした。
 
[2022/7/12追記]
古稀、喜寿、米寿、・・・ 私とこの風呂桶、さて、どちらが長持ちするのだろうか(笑)。
 
私専用の風呂桶(2022/7/12現在、現役です)