本日より2021年分の確定申告受付開始 → 午前6時に申告完了しました(笑) 


本日より2021年分の確定申告受付開始 → 午前6時に申告完了しました(笑)
2022年2月16日(水) 晴れ
 
今年も本日から前年分(2021年分)の確定申告受付が始まった。
 
私の場合は、だいたい、受付開始初日の早朝に、税務署玄関前の青いポストに「確定申告書在中」の封筒を投函して申告完了である。
そうすると、だいたいは、2月内に還付金が銀行口座に振り込まれる。
 
還付金の金額も、自前で作成した還付金計算シート(Excelファイル)で計算した金額と同額か、誤差があっても千円前後である。
 
昨年(2020年分)の確定申告では、マイナンバーカードを使っての初めて電子申告に挑戦したが、途中で諦めた。
国税庁(?)の確定申告システムの仕様がヘボ過ぎて着いて行けず、それでも、随分と我慢してお付き合いして処理を続けたが、さすがに頭にきて断念。結局、従来どおり、ポスト投函と相成った。
勿論、ITシステム操作が難し過ぎて着いて行けなかったと言う事では無い。これでも、1977年からIT関連の会社に36年間勤めてソフトウェア開発に従事していたのだから(笑)。
 
昨年使った確定申告システムの事は、もう、殆ど全く憶えていないが、とにかく、各処理での説明が曖昧過ぎて、何通りにも解釈できるし、そもそも、何のために余分な情報をグダグダと入力させられるのかが全く理解出来ず、何度やり直してもシステムに受け付けられなかった様な記憶だけは残っている。
 
思うに、一言で言えば、カスタマーフォーカスした仕様でない(お客様、即ち、確定申告する側の日本国民に焦点を当てた仕様ではない)と言う事である。
申告者の立場から考えると、何のためにやらされているのか分からない事前定義の入力やらユーザ登録やらをやらされて、その利用手引き説明が分かりづらいという印象だけ残っている。
 
要するに、自分達(申告を受け付けた役所側)の作業を簡易化するための仕様設計になっているとしか思えない感じだった。
少なくとも、ユーザ様に使って戴くシステムと言うモノは、ユーザ様にとって使い易いシステム設計である事が最優先条件の筈である。その基本が出来ていないのである。n千万人の日本国民に煩わしい思いをさせてでも、自分達(お役所サイド)の作業を効率化させる事を優先していると私は思った。まさに、「お役所仕事」なのである。
 
確定申告する日本国民側から見れば、
 ●「確定申告書」を作成する。
 ●申告書の内容(数値)が正しい事を証明する資料(源泉徴収票、保険料支払額証明書、等々)を添付して提出する。
 ●自分自身が誰で有るかを証明する(身分証明書、マイナンバーカードの写し等を添付する。若しくは、システムにログインする事で個人認証して貰う)
 
たったこれだけの事である。
 
【1】「確定申告書」の作成
 これは、もう随分前(10年以上前?)からIT化済であり、以下のシステムから情報入力するだけでシステムに入力完了するので、あとは「提出」ボタンを押しさえすれば、完了の筈である。
       
   国税庁 確定申告書等作成コーナー
www.keisan.nta.go.jp
 
【2】証明書の提出
 これは、昨年(2020年分)から、提出不要となり、代わりに規定の年数(5年間?)だけ保管しておき、求めに応じて、いつでも提出出来る様にしておけば良くなった。
 
【3】申告者の個人認証
 これは、【1】のシステムに、[提出」時の個人認証処理を追加するだけで済むので、システム開発の費用は微々たるものだと思う。
 
これで充分である。少なくとも、大多数の国民(サラリーマン、年金生活者など)の確定申告については。
 
それ以外の申告者用には、別の申告システムを考えれば良いと思う。何でもかんでも、システムを一本化するという発想そのものが、確定申告を受けるお役所側の発想であり、カスタマーフォーカスになっていないのである。
  ・・・・・・ と私は思う。まあ、n千万人の申告者側の利便性を無視してでも、現在の方法を選択せざるを得ないお役所側の事情があるのかも知れないが。