【由無し事】知ってはいけない隠された日本支配の構造

【由無し事】知ってはいけない隠された日本支配の構造
2017年09月21日(木) 晴れ

矢部宏治さんの最新巻を読み終えた。この記事の表題は、その書籍名である。とても読みやすく書かれていて、誰も知らなかった戦後の日本と米国の間の隠された真実がスッキリと理解できた。これを読んだら、5月に安倍晋三首相が憲法9条に「自衛隊」と言う言葉を盛り込むと突然表明した件が、如何に的外れな何も分かっていない無責任な茶番劇の発言であるかが理解出来た。是非とも、全国民が読むべき書籍であると思う。少なくとも、国会議員は全員読んで、戦後の日米関係の実態と、何故そうなったかという理由を認識しなければならないと思う。これが認識できない限り、正しい日本の取るべき道が絶対に分からない(原因が分からなければ対策は打てない)だろうと思う。
矢部宏治さんの本は、始めに『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』を読み、次に『日本はなぜ、「戦争ができる国」になったのか』を半分くらいまで読んだところでストップしてから1年経過していた(別の本を読み始めた)が、今回、『知ってはいけない隠された日本支配の構造』を読んだ事で、完全に日米関係の現状の謎が分かった。
少なくとも、以下の疑問が全て解ける。

  疑問点
何故、首都圏の上空(通称:横田空域)は、米軍に支配されていて、国内の飛行機は米軍の許可無しにそのエリアを飛べないのか?
米軍機は、沖縄の米軍キャンプの上は絶対に飛ばないのに、何故、日本人の居住地区は低空飛行ででも飛ぶのか?
何故、米軍機の低空飛行で騒音被害にあっても日本人は抗議出来ない(抗議しても無駄)なのか?
何故、福島原発事故で避難させられた住民は、損害賠償訴訟を起こしても取り合って貰えないのか?
何故、米国人は(多分、米国人以外の外国人も)、米軍基地(離着陸)経由であれば、日本政府の関与無しに自由に日本国内に出入りできるのか?
何故、日本政府は、上の様な日本国政府を無視した米国人(多分、米国人以外も)の国内への出入りに対して文句を言えないのか?
何故、米軍機が墜落すると、事故現場に日本の警察は立ち入れないのか?
何故、米軍は、日本の防衛とは全く関係のない理由でも、日本側に知らせる事なく米軍基地から戦地に発着できるのか?
何故、米軍は、日本国内の米軍基地に核兵器を持ち込めるのか?
何故、事故率の高いオスプレイを自由に国内の米軍基地に配備出来るのか? そして、何故、日本政府は、それに対して文句を言えないのか?
何故、仮にロシアが北方四島を返還してくれた場合に、米国がそこに米軍基地を造ると言ったら拒否出来ないのか?
何故、駐日の米兵が事件(日本国民へのレイプ、殺人など)を起こしても、日本の裁判で日本人と同等に罰せられないで米国に逃されるのか?
そもそも、何故、独立国である日本が、米軍に対してその様な特権を与えなければならないのか?
何故、日米合同委員会(米軍+日本の官僚)で決まった事には、日本の政府も(総理大臣も)国会も裁判所も(最高裁も)も文句が言えないのか?