【外交】支那とのつきあい方

【外交】支那とのつきあい方
2016年08月31日(水) 晴れ

 昨夜から今朝にかけては肌寒いくらいの気候だった。明日からは9月、秋も近い。
 ジャーナリストの高野孟さんが、支那について かなり深い分析をしている。多分、これが一番現実に近いことなのかもしれない。最近、ネットの記事を色々と読んでいて学んだ事は、外交と言うものは文化も民族性も気質も異なる人間の間での付き合いであり、決して白黒を付けられるものでは無いと言うこと。白黒を付けようとしてはいけないと言うことである。人は、特に日本人は、どちらが善でどちらが悪とか、どちらが妥当でどちらが不当とかをはっきりさせたがるが、外交は、そんな事よりも落とし所をうまく付けて平和裏にお付き合いしていく事が一番重要だと思う。結論が出ない所は無理に結論を出そうとせず、曖昧なままそっとしておくと言うことも外交では大事だと言う事である。
 領土問題について言えば、まず「結論など絶対に出ない」くらいに思って、お互いが挑発し合う事は避け、結論を無理に出そうとする事も避け、そこそこの状態を保つのが一番現実的だろうと思う。東シナ海尖閣問題については、お互いがそっとしておいたのに、挑発をしたのは日本側である。その張本人は当時の石原慎太郎都知事である。尖閣を東京都が買うと言い出したのがそれである。そして、その挑発を更に大きくしたのが野田政権である。尖閣を国有化してしまった(政府が買い取った)のがそれである。石原元都知事尖閣を東京都が買うと言い出したのは、彼が渡米から帰国した直後だったそうなので、恐らく、米国側から炊きつけられたのだろうと思う。戦争を続けないと国家財政が持たない米国(を支配しているハザールマフィア)が第三次世界大戦の火種を蒔こうとしたのに違いない。
 高野孟さんの記事は以下。少し長いが、興味深い内容である。
  中国と「一触即発」のウソ。実は関係改善で、日中首脳会談の可能性も

 ちなみに、記事の中で、谷内正太郎氏が外務事務次官を辞めたあとに一時期、民間企業の役員をしていたと書かれているが、この民間企業と言うのは富士通のことである。富士通と言う会社は何故かは知らないが、著名人を社外取締役として迎え入れるのが好きらしく、これまでに以下の様な人達が社外取締役を務めている。

氏名 職業(富士通役員だった時期、または、その前後の時期) 富士通社外重役だった期間
福井 俊彦 日銀総裁 2002年6月〜2003年3月
北川 正恭 三重県知事 2009年6月〜2010年6月
谷地 正太郎 外務事務次官内閣官房参与 2012年6月〜2013年12月
向井 千秋 宇宙飛行士 2015年6月〜現在