西鋭夫(にしとしお)さん

西鋭夫(にしとしお)さん
2015年08月05日(水) 晴れ

 このブログにも何度か名前が出て来たかと思うが、本日は、西鋭夫(にしとしお)さんについて紹介する。
彼は、1941年大阪生まれ、現在、米国スタンフォード大学フーヴァー研究所の教授である。スタンフォード大学と言えば米国カリフォルニア州のIT企業のメッカとも言えるシリコンバレーにある大学であり、米国でも非常に高い評価を受けている大学である。その大学にあるフーヴァー研究所において、西先生は唯一の東洋人の教授であるらしく、米国内でも高い評価を受けている教授とのことである。こういうと、多くの日本人は、紳士的で超秀才の日本人学者と言うイメージを持たれるかもしれないが、多分、そういうイメージの方ではない。ご本人に怒られるかもしれないが。彼は大阪の地主の次男坊であり、関西学院大学文学部を卒業後、1964年(東京オリンピックの年)に米国に留学。日本を発つ時には横浜港で二人の恋人が見送りに来ていて、危うく鉢合わせになるかと思ったと言うエピソードが残っているくらいの豪快な人物である。留学先はワシントン大学であるが、ある日キャンパスを歩いている時に、一人の東洋人が美しい女性を何人も引き連れて歩いていたので、「この野郎、殴ったろか」と思ったら周りの友人に「西、止めとけ。アイツはカンフーやっとるらしいから。」と言われて制止されらしい。結局、殴るのは思い留まったらしいが、「あの時もし手を出していたら、私は今、このステージ上にはいなかったでしょう。」と先日の講演会の際にご本人が話していた。と言うのも、その東洋人とは、何とブルースリーだったとか。
 西先生は、歴史を研究されていて沢山の著書を出されているらしいが、特に、日米関係については、米国側で公開されている公文書を読んで米国側から見た歴史を書かれているので、日本人にとっては、それも、戦後のGHQ占領体制において歴史教育を塗り替えられ、洗脳された思想教育を施された現在の我々日本人にとっては、全く知らされなかった歴史事実を教えて貰えるので、とても興味深い話を聴かせて戴ける大事な存在である。米国には国の情報を何年かの後に必ず公開(ディスクロージャー)しなければならないと言う法律があり、情報の機密度に依って何年先まで公開しないと言うレベルはあるものの、必ず公開される。西先生は、この公開情報を読んで歴史の事実を教えてくれるので、憶測ではなく真実として歴史を知ることができる。また、西先生は、「歴史を追う時にはお金の流れを追え(follow the money)」と言うことを言われていて、今までに日本の歴史教育では教えても貰えなかった歴史の真実を教えてくれる。言われてみれば、学校で教えられた日本の歴史が如何に不自然な内容で嘘の固まりであったかと言うことが分かる。俄には信じがたい内容であるが、言われて見れば西先生の教えてくれる歴史の方が真実の歴史であることが納得できる。例えば、幾つか例を挙げると、
・明治維新を実現したのは、薩長土佐連合ではない。勿論、坂本龍馬でもない。勝海舟でもない。彼らは操られて動いただけ。明治維新の黒幕&スポンサーは英国であった。
・日清戦争に日本が勝ったのは、別に日本が強かったからではない。英国がシナ人をアヘン漬けにしていたため、シナ人に戦闘意欲がなかったから。
・日露戦争は、英国が自分の手を汚さず日本を使ってロシアの南下を阻ませた戦い。だから、日露戦争の2年前(1902年)に世界の2/3を支配下にもつ当時の世界一の強大帝国・英国が、自国の歴史上初の軍事同盟を、(普通なら必然性が全く無い)極東の小さな島国・日本と締結した。(日英同盟)
・日露戦争後のポーツマス条約締結時に、日本への戦費経済支援と早期戦争終結の仲介をしてやった親日国・米国に対し、全権大使の小村寿太郎が未熟にも米国への配慮をせず、満州鉄道事業への米国の共同参画の申し入れを断ってしまったため、米国の日本への反感を買ってしまい、これが後々、大東亜戦争(太平洋戦争)への伏線となってしまった。

 これらの話は、現在聴講契約中の歴史講座(契約額9万円弱)にて詳細を順次提供して貰っているので、時間があれば本ブログで紹介して行きたいと思う。

 西先生が書かれている大東亜戦争関連の歴史書籍「國破れてマッカーサー」については、現在、少しずつインターネット上に無料公開されているので、ここで、現時点で公開されている内容を紹介しておく。今後も、少しずつ公開されている。(テーマをクリックすればホームページにジャンプする)

http://www.prideandhistory.jp/book-contents/

國破れてマッカーサー #0001 國破れてマッカーサー
 日本国歴史上、前代未聞の敵軍による「日本占領」が始まる。
國破れてマッカーサー #0002 日本敗戦
 アメリカが恐れ戦いた「日本人の愛国心」を殺すために陰謀作成された「洗脳」を、日本は今でさえ「平和教育」と呼び、亡国教育に現を抜かしている。
國破れてマッカーサー #0003 戦後教育
 日本占領」は、日本の未だ終わりのない「惨敗物語」
國破れてマッカーサー #0004 米日関係
 アメリカは日本を信念も自信もなくしてしまう国に仕立て上げ、自衛もできない丸裸の国にした。アメリカに頼らなければ生きてゆけない国に仕立て上げた。
國破れてマッカーサー #0005 博士論文
 歴史は、勝った国から見ると、こうまで違うのかと驚いた。
國破れてマッカーサー #0006 スタンフォード大学フーヴァー研究所
 アメリカの占領政策が戦後日本の「姿」を形作った。そのアメリカ製「日本」を永久化しようとしたアメリカは、日本の学校教育および教育哲学に目を付け、大改革をした。それ故、「トレイナー文書」は重大な「発見」だった。
國破れてマッカーサー #0007 Unconditional Democracy
 『國破れて マッカーサー』は、小説ではなく、書き替えることのできない現実の記録である。
國破れてマッカーサー #0008 玉砕と誇り
 アメリカはアラスカ半島に不時着した零戦をグラマン社で徹底的に解体・分解し、弱点を探しあてた。零戦の急所は、「ガソリン・タンク」と操縦士の「座席」。共に薄いアルミ製で、敵の弾が当たると爆発か即死である。
國破れてマッカーサー #0009 KAMIKAZE
 神風特攻隊
國破れてマッカーサー #0010 沖縄戦
 太平洋に戦線を拡散した日本軍に物資を輸送できるかどうかは勝敗を決定する要因であった。そのことを10分理解していたアメリカ海軍は、日本の輸送船2394隻を撃沈した。
國破れてマッカーサー #0011 ヒトラー生存説
 「元首相東條の自宅に投石する者たちもおり、東條は東京から離れております。勝利を信じる者はおらず、和平の噂が東京中を飛びかっており、市民は戦争は冬 までには終わると思っております」という状態だった。東京、日本中にアメリカのスパイがいたことは明白だ。
國破れてマッカーサー #0012 和平工作
 ヤルタ協定には、「ドイツが降伏し、かつヨーロッパにおける戦争が終わった後、2カ月または3カ月を経て、ソ連は日本との戦争に参加する」との確約が交わされていた。
國破れてマッカーサー #0013 アメリカとソ連の思惑
 日本人は、この100年の間、非常に頭の切れる民族であることを十分証明しました。前例のないほどの短期間に、西洋文明の複雑な技術を導入しただけでなく、西洋の政治・社会思想までもうまく採用してきました。僅かに6、70年間で日本が達成した進歩は、歴史の中でもっとも驚くべき国造りの偉業であります」と、高い評価をした。
國破れてマッカーサー #0014 トルーマン大統領と原爆
 1945年7月16日、夜明けの5時29分45秒、ニュー・メキシコ州アルバカーキから192キロ離れたアラモゴルド空軍基地で、人類初の原子爆弾の実験が成功した。直ちに、新型の爆弾がいつでも使用可能であると、ポツダムにいたトルーマン大統領に伝達された。
國破れてマッカーサー #0015 東京大空襲
 3月10日、午前零時8分、空を覆うようなB29の大編隊(280〜340機)が、低空から東京に侵入し、民家の上に130万発(2000トン)という信じられない数の火災を引き起こす焼夷弾を落とした。真夜中の東京は炎の海と化し、隅田川は煮え湯のように沸騰した。
國破れてマッカーサー #0016 愛国心と物資

國破れてマッカーサー #0017 暗号読解
 日本政府の暗号は、1941(昭和16)年12月7日の真珠湾攻撃の1カ月程前ほぼ完全に破られていた。FBIが夜中、日本大使館に侵入し、暗号表を写し取ったと伝えられている。
國破れてマッカーサー #0018 ポツダム宣言
 8月4日、「第20空軍隊が機雷を投下し、日本の主要港全てを封鎖した。日本の完全封鎖がいま成立した」との報告をトルーマン大統領は受け取った。日本の敗北は決定的だった。しかし、トルーマンは既に原子爆弾を使うことを決心している。
國破れてマッカーサー #0019 原爆投下
 原爆投下の1週間前の7月30日、スティムソン陸軍長官は、日本に原爆を投下した直後に出すトルーマンの新聞発表の草案を書いた。
國破れてマッカーサー #0020 ソ連の裏切り
 元シベリア兵捕虜の体験
國破れてマッカーサー #0021 シベリア兵捕虜

:(略)

國破れてマッカーサー #0063 追放(パージ)