日本の健康保険制度が危ない!

日本の健康保険制度が危ない!
2015年08月06日(木) 晴れ

 米国では、医療が大問題になっているらしい。オバマケアと言う医療制度のことである。日本は今のところ、国民皆保険制度(全国民が何らかの健康保険に加入する義務が課されている制度)があり、自己負担30%でどこの病院でも普通に診療を受けられるし、処方箋を書いて貰えればどこの薬局でも自己負担30%で薬を買う事が出来るが、TPPが締結されて米国の多国籍企業である保険会社や製薬会社が国内に入ってくると、今の健康保険制度が崩れて国民の医療費負担が膨大になる事態になるかもしれないと言うお話である。自由診療とか混合診療とか、国家戦略特区とか言うキーワードの法律が既に国会で可決されているので、既にそういう問題に陥る環境は整っているようなものである。ちなみに、韓国では、やはり国民皆保険制度があったのだが、米韓FTA(TPPみたいなもの)締結後に米国と同じ問題に陥っており、国民皆保険制度は既に形骸化してしまったらしい。
 このあたりの話が書かれているのが、ジャーナリストである堤未果さんが書いた「沈みゆく大国アメリカ」と言う本であり、先日読み終えて、少し分かり易くまとめた形で本ブログに掲載しようと思っていたところであったのだが、本日、堤未果さんご本人がインタビュー形式で分かり易く説明している音声記事を見つけた。とても分かり易い。こんな音声記事があるんだったら、本など買わずに聴いておけば良かったと思っている。内容は本当に恐い話であり、米国で現在起きている実際の話である。ちょっと長い音声であるが、他人事ではないので、是非とも聴いておいた方が良いと思う。以下のURLをクリックすれば聴ける。
https://www.youtube.com/watch?v=pMe8dEHLP1Q