生命保険


生命保険
2014年11月3日(月) 快晴
更新:2024年1月31日(水)
 
いよいよ11月に入り、肌寒い気候になってきた。我が家では、とっくに炬燵に火が入っている。
 
さて、本日は、生命保険の話をしたいと思う。
長男が、7月から生命保険会社に転職したこともあって、最近、生命保険に関する話題が、身の回りに増えてきたので、この機に、ちょっと本ブログでも取り上げようと思った次第である。
 
生命保険には、大きく以下の3種類のタイプの保険があると思う。
 ●終身保険
 ●定期保険
 ●養老保険
 
当然ながら、それぞれに特徴、メリット、デメリットがある。
 
従って、生命保険に加入する場合には、加入者の目的、即ち、生命保険に何を望むのかを明確にしてから、保険契約の内容を選ぶ必要がある。

項目
終身保険
定期保険
養老保険
メリット ●保険期間が終身
(誰でも絶対に死ぬから、必ず保険金が貰える)
●「保険金額」に対する保険料が割安 ●保険が付く上に、
●満期には保険料総額+αが戻る。(貯蓄性あり)
デメリット ●「保険金額」に対する保険料が割高 ●保険期間は有限
●掛け捨て
(保険期間満了時まで生存した場合、保険金支払は無し。即ち、支払保険料は水の泡)
●「保険金額」に対する保険料が割高

しかしながら、日本の実情を見ると、必ずしも加入者の目的にフィットした保険契約がなされていない
と言うか、保険加入の目的を契約者自身が良く分からずに(意識せずに)、奨められた保険を契約しているケースが圧倒的に多い
 
統計によると、日本人の生命保険契約率は、実に9割に達すると言う超保険大国なのだそうであるが、
定期保険の保険金を実際に手にする人(保険期間中に亡くなる人)は契約者の1割なのだそうである。(9割は「掛け捨て」に終わる)
 
そして、日本の生命保険会社で奨められている生命保険のタイプの殆どは、この定期保険を重視した保険内容なのだそうである。
つまり、現在、生命保険に加入している人の保険内容は、必ずしも各契約者にマッチした保険内容になっていなさうだと言うことである。
 
家庭においては、被保険者の年齢とともに保険に期待する内容は変化して行くものであるから、保険内容も「年齢とともに、随時見直すのが良い
 
私の経験(後悔している経験)から、一つ言えるのは、
 
●生命保険は、「いずれは契約する」という気があるのならば、なるべく若い年齢の頃から契約すべきであり、かつ、
 
●契約内容において、「終身保険」の部分を、可能な限り大きくしておく事である。
 (保険会社側は嫌がるかもしれないが、「出来ません」とは言えない筈。 笑)
 
その理由は、
 生命保険のうち、「終身保険」の部分の保険料は、保険契約時の年齢で決まり、以降、保険契約中は何歳になっても保険料が変わらないのである。
 ・・・これが、「なるべく早い年齢の頃から契約すべき」といった理由である。
 
因みに、この「終身保険部分の保険料」は、定期保険契約を期限満了等により別の定期生命保険プランに「転換」する際にも引き継げると聞いているので、絶対に引き継いだ方が良い。
生命保険会社の当時の私の担当だった外交の方からも、「転換時には、終身保険部分は引き継いだ方が絶対にお得」だとアドバイスされていた。
 
私の場合、生命保険加入年齢は満24歳(1978年)だったが、
毎月の「生命保険料」が8,426円/月であり、その内訳として、「終身保険」(死亡保険金は400万円に設定)の部分に対応する保険料は169円/月であった。
 
「死亡保険金額」と「対応する死亡保険料」が正比例するかどうかは知らないが、仮に正比例するならば、死亡保険金100万円当たりの月額保険料は、(169円÷4=)42円25銭/月と言う事になる。
もしもあの時(生命保険契約時)に、「死亡保険金額」を、400万円ではなく25倍の1億円にするためには、終身保険部分の保険料を25倍の(169円×25=)4,225円/月に増やせば良かった訳である。
まあ、当時(1978年)の生命保険料全体が、8,426円/月だったので、それを(8,426-169+4,225=)12,482円/月まで増やすのは、24歳当時の私の給料では苦しかったろうとは思うが(笑)。
 
次に、
家庭においては、被保険者の年齢とともに保険に期待する内容は変化して行くものであるから、保険内容も「年齢とともに、随時見直すのが良い
という点について、
 
◆子供がまだ小さい頃
やはり、自分に「万一の事」があった時に、残された家族の生活を第一に考えて、死亡保険金を重視した契約内容にする必要があるだろうと思う。
 
◆子供が成長して独立し、自分の年齢が高齢になって来た頃
 ●死亡保険金を減額してでも、医療保険などの生存保険を手厚くした方が良いと思う。
 ●また、返戻金(へんれいきん)への期待を持ちたいのであれば、「掛け捨て」で返戻金0の定期保険よりは、養老保険の方が合っていると思う。
 
次に、「保険期間」について、
 
定期保険の場合、保険期間は契約時に決めるそうであり、だいたいの人は、子供が独立する頃である60代までを想定して決める様である。
 
ところが、先ほど話したとおり、「統計的には、保険期間中に死亡して保険金を受け取る人の割合は1割に過ぎないという実績が出ている。
 
日本の生命保険の定期保険の場合、保険会社側が想定している契約パターンは、
(1)1回目の保険契約期間(10年〜15年くらい?)が終了した時点で、
(2)同じ保険内容の契約継続ではなく、新しい保険商品への「転換」である。
 勿論、契約継続(「更新」と言う)は、その時点の健康状態の如何に関わらず出来るのだが、保険料は更新時の年齢に応じて変わる
 だいたい、初回更新で2倍とか、高齢になるほど倍率が増える傾向にある様である。
 高齢になればなるほど、死への確率が高くなる訳であるから、当然と言えば当然の話である。
 生命保険は相互互助(加入者同士の助け合い)を前提とした仕組みである以上、そういう「リスク管理」は当たり前である。
 
まあ、更新時には家族扶養の重みが初回契約時よりは低くなっている訳だから、保険料が2倍になっても「更新する」と言う人は少ないと思われ、だいたいの人は、保険料が余り変わらずに補償内容がアップする新プランに「転換」する。
ただし、その場合は、新しい保険契約であるから、加入時の審査はやり直しとなる。
健康上に問題が無ければ、スンナリ転換できるのだが、高齢になれば、どうしても身体にガタが出てくるので、審査に引っ掛かる病気を持っていたりすると、審査で「却下」になったり、保険金支払対象病名の条件が付いたり保険料が高くなったりする。
 
私の場合、生命保険に加入した時期は、正確な記憶は残っていないのだが、過去の給与明細を調べたところ、1978年7月の給与から保険料天引きが始まっているので、
入社2年目の24歳で加入した様である。
上に書いた通り、

生命保険料(月額) 8,526円
うち、終身保険分の保険料(月額) 169円(死亡保険額:400万円)

「終身保険部分」は、「転換」時にも引き継がれるので、60歳の現在でも、保険料は169円/月のままである。何と安い保険料であろうか。
 
因みに、ネットで終身保険の現在の保険料相場を一つ調べてみたところ、
アクサダイレクト生命は、以下のとおりである。

契約年齢 22歳
契約満了年齢 65歳(即ち、保険料払込期間43年間)
月額保険料 7,860円(死亡保険4000万円の場合)

これでも十分安いと思う。「定期保険」に付く様な「各種特約」が必要なければ、終身保険だけでも十分な様に思う。
やはり、「終身保険」に関しては、若いうちから加入した方がお得である。
 
いずれにしても、生命保険に加入する場合は、
 ●保険加入に対する目的(残された家族への生活補償、貯蓄要素も期待する保険、医療費などの生存保険・・・)を明確にすること
 ●自分の収入に見合う保険料、保険額を決めること
など、自分に対するベストマッチの保険内容を選ぶのが重要である。
 
従来の生命保険販売は、セールスレディーが奨める定期保険特約をベースにした推奨パターンをそのまま契約するのが主流
であり、現在も、保険契約の9割はこのパターンだそうである。
 
これは全くの私の推測であるが、定期保険の契約を取ることが、保険会社にとっても、セールスレディーへの契約獲得報奨金の面でも得が多いのではないかと思っている。
だから、終身保険ではなく定期保険を重視した推奨パターンを奨めるのだと思う。
 
それでも、最近はライフプランナーと言う役割の人達が増えて来ており、
 ●個別に相談に乗って、
 ●その人にとって、ベストマッチの保険内容を作ってくれる
様になってきているので、
 
加入に際しては、是非とも、個別にライフプランナーに相談して、レディーメイド(既製品)ではなくオーダーメイドの生命保険に加入するのが良いと思う。
 
「親バカ」ではあるが、ちょっと身内の宣伝をさせて戴くと、
うちの長男が勤めている生命保険会社は、まさにこのオーダーメイド型の生命保険を推進している会社プルデンシャル生命保険である。
オーダーメイドなので、
 ●最初の顔合わせ時点で「契約の提案」を持参して行くことはまず無く、
 ●初回は、生命保険についての種類や各タイプのメリット、デメリット、選択の考え方など、
 「契約者が生命保険内容を選ぶために必要な知識、一般的な情報の説明」をすることと、
 ●契約者側の「生命保険に対する思い」や「条件(支払い計画など)」をヒアリングするところから始まる。
具体的な提案は、2回目の商談以降であり、
初回のヒアリング結果をもとに、「マッチすると思われる提案・組合せ」を幾つか準備して、次の回に持って行く様である。
 
ただし、2回目に進むのは、契約者側が商談の継続を希望した場合だけであり、
その気がなければ、1回目の一般的な説明だけで終わり、無理強いは絶対しないそうである。
 
とにかく、プルデンシャル生命は、自社の保険商品の有効性に自信を持っているので、
 ●必ずしもベストマッチではない保険契約をしている多くの人に、
 ●一刻も早く、無駄な出費は止めて、より良い保険内容に軌道修正して貰って、喜んで欲しい

と言う思いで、活動している様である。
 
プルデンシャル生命保険は、日本でのビジネス開始は後発なので、知名度はまだ高くないが、世界的には最大級の生命保険会社、超優良企業であり、契約継続率(中途解約しない比率)はダントツらしい。
 
一度、話を聞いてみれば、「日本の各生命保険会社とは明らかに違う」ことが分かると思うし、「そんな事が出来るの?」と言う様な、信じ難い魅力的な内容のプランを揃えているので、「目からウロコ」状態になること間違い無しである。(って、ちょっと身内の持ち上げ過ぎかも知れないが(笑) )
 
「そんなに良い保険なら、話だけでも一度聞いてみるか」と思われるなら、プルデンシャル生命保険に気軽に声を掛ければ、必ず応えて貰えると思う。
ちなみに息子の所属する支社は品川だが、支社間のテリトリと言うものは特に無いそうなので、関東周辺であれば、私の息子に対応して貰うことも出来ると思う。
もし希望があれば、このブログにコメントして貰えれば、個別にメールでヤリトリして、私が両者間のツナギを付けても構わない。まあ、生命保険と言うと「押しつけられる→引く」と言う大方の日本人の反応は分かっているので、そうそう声も掛けにくいとは思うが。
 
またまた、身内の宣伝になるかもしれないが、息子の所属する支社では、毎年、支社をあげてボランティア活動をやっているそうであり、今年は、10月30日〜31日に、宮城県の石巻市に出向いて、震災復興の支援作業をしたそうである。
「2日間、支社全体の仕事をストップして、自己負担で旅費を出して、ボランティア活動をする」と言うのだから、見上げたものである。
 
【2024/1/31追記】
現在は、うちの息子は、「プルデンシャル生命保険」を退職して起業し、生保+損保についてビジネス展開している。
(従って、上に書いた「プルデンシャル生命へのツナギ」は出来ませんので悪しからず。)