伊勢神宮バスツアー
2012年1月28日(土) 晴れ
更新:2023年9月28日(木)
本日は、読売旅行のバスツアーに参加して、日帰りで伊勢神宮に参拝して来た。
御殿場からの参加者を乗せた富士急バスが、7:20に三島駅前に到着。
我々、三島からの参加者を乗せたバスは、最後の集客地である沼津駅北口に向かう。
そして、沼津駅に着いた直後、バスが上下に大きく揺れた。別に私が車内で飛び跳ねた訳ではない。そう、地震である。何でも、富士五湖近辺が震源の地震らしい。震度5と言うから、結構な大きさである。
一瞬、高速道路が通行止めになったら伊勢に行けなくなると思ったが、幸い、そういう事態にはならず、バスは沼津ICから東名高速道に乗り、西へと進む。
いつもなら、自分で運転する東名高速も、本日は乗客としてバスに乗っているので、普段見ることのない周囲の景色や、山側に建設中の第二東名の様子などを眺めることができ、イイ気分である。
それともう一つ、実はこれが最高なのだが、車内でお酒が飲めると言うことである。
バスが東名に乗ると早速、駅前のコンビニで買い込んで来た缶入りのカクテルを夫婦で飲み始める。実に美味い!
そのカクテルもすぐに飲んでしまい、次に取り出したのは、自宅から持って来た金賞ワインのボトルである。
浜名湖SAで1回目のトイレ休憩を取ったあと、バスは豊田JCTから伊勢湾岸道へと分岐して、名古屋港に掛かる高架の道路を走る。
四日市JCTから東名阪道に入り、御在所SAで2回目の休憩。この時点で、ワインのボトルは既に空になっており、菊正宗の5合紙パックに移っていた。まあ、良く飲むものである。
御在所SAに寄るのは今回が初めてであったが、なかなか洒落たSAであり、名古屋の味噌カツなど、他では見られない食べ物が置いてあった。
その中に、四日市・笹井屋の日永のなが餅が売っていた。数年前に、旧東海道を歩いた時に笹井屋で買ったものなのだが、その翌日、亀山宿で食事処が見つからず、お昼代わりにこの日永のなが餅を食べた事が思い出された。
バスは、亀山JCTから伊勢自動車道に入り、やがて伊勢に到着。
最初に訪れたのは、伊勢神宮の外宮(げくう)である。
伊勢神宮は、内宮(ないくう)と外宮が5kmほど離れたところにあり、参拝する順序は、外宮から内宮の順とされている。この二つをお参りすることを、両参りと呼ぶらしい。
外宮の参拝時間は30分。そそくさとお参りしたあと、次に訪れたのは、真珠の専門店「パールファルコ」。入場料を取って買い物をさせるミキモト真珠とは違い、ツアー会社と契約して集客する店であるから、余り期待はしていなかったのだが、案の定、予想どおりであった。
ちなみに、店員に、仕入れ先は何処なのか、ミキモトと関係があるのかと尋ねたところ、「仕入れ先はハワイ、ミキモトとは何の関係もありません」と得意げに答えて来た。つまり、伊勢ならではの商品と言う訳ではなく、全国の何処でも売っている真珠と同じと言うことであり、何もわざわざ伊勢まで来て買う必要は全く無いと言うことである。要は、ミキモト真珠の知名度を利用して伊勢で商売しているだけのことである。
次に訪れたのが、ハクタカ水産という水産物の店。こちらも、めぼしい商品が全くなく、貴重な時間を無駄に過ごしてしまった。
白鷹と言えば、伊勢神宮の御料酒であり、これと店の名前「ハクタカ」何か関係があるのかと思ったのだが、店の主人らしき人に名前の由来を尋ねたところ、自分の名前と息子の名前から1文字ずつ取って名付けたとのこと。またまたガックリである。
そして、最後に訪れたのが内宮。2年前に訪れた時は、もの凄い人出で、ご正宮(ごしょうぐう)の階段を上がるのに30分掛かったものだが、今回は時刻が遅かったせいか、すぐにご正宮の前まで進むことが出来た。
お参りを済ませたあとは、宇治橋を渡っておはらい町へ。
何しろ、こちらでの時間は1時間半しかないため、おはらい町を散策する時間を多めに取りたかったのである。前回訪れた時には恵比須・大黒の彫り物を見つけたのだが、残念ながら、今回は特に目に付くものはなかった。
結局、松阪牛の串焼きと伊勢うどんを食べて、お酒のつまみに海老マヨ天を買い求めただけでバスに戻る。
夕方の17時に伊勢を出発したバスは、大きな渋滞もなく22時半には沼津駅前に到着した。
我々夫婦は、帰りのバスでは殆ど眠っていたので、気がついたら沼津IC近くまで帰って来ていたという感じであり、本当に楽な旅であった。しかしながら、長時間バスに揺られて、結構疲れたのも事実である。
今回のバスは、富士急御殿場営業所のバスであったが、長距離と言う事で、ドライバーさんが2名付くという説明が出発時にあった。
ただ、もう一人のドライバーさんの姿がバスの中に見えず、途中で乗り込んで来るのかなと思っていたら、何と、バスガイドさん(女性)がドライバーも勤める方だったのである。
読売旅行のバスツアーは、今回で3度目の参加であるが、安い料金で気楽に楽しめるのでなかなか良い。そのうち、また参加しようと思っている。