紅葉の京都(3) 三千院〜延暦寺


紅葉の京都(3) 三千院〜延暦寺
2011年11月27日(日) 晴れ
更新:2023年9月25日(月)
 
2泊3日の京都紅葉の旅も、本日が最終日。お天気に恵まれ本日も快晴である。
 
渋滞が激しいと聞いていた京都・大原への道。本日は7時にホテルをチェックアウトし、大原に向かう。
 
日曜の朝とあって、京都の市街地の道はガラガラであったが、大原への一本道となる国道367号に入った途端に、どこから集まって来たのか車の列が出来てしまった。それでも流れはスムーズであり、8時前には大原に到着。
駐車場は三千院の近くまで点在しているが、本日は国道を挟んで三千院とは反対側にある寂光院にも行く予定なので、国道寄りの駐車場に入れる。
 
【三千院】
 
坂道を登り三千院の前に着くと、既に50人前後の観光客が開門を待っていた。そして8時半、三千院の門が開くと同時に待っていた人達が一斉に門内に流れ込んで行った。
まずは、宸殿(しんでん)に上がり、座敷から三千院の紅葉を楽しむ。
次に庭に出て、順路に沿って三千院の広い境内を回る。実に見事な紅葉であった。
 
1 三千院の前の道
 
 
 
5 宸殿からの庭の紅葉
 
 
 
 
 
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12 往生極楽院
 
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【宝泉院】
 
三千院の次は、その少し奥にある宝泉院へ。こちらは、額縁(がくぶち)庭園で有名な寺院である。
 
門内に入ると、綺麗な形をした松の木が正面にあり、座敷に上がると、この五葉の松と言われる松の内側を見ることが出来る。
ここは、額縁庭園が有名なのだから、座敷の中に入って枠に収まった庭園を観賞して欲しいところなのだろうが、縁側に赤い毛氈が敷いてあるため、皆、縁側に座ってしまい、額縁庭園は観光客の頭だらけの絵になってしまう(笑)。
座敷に座って、人が縁側からいなくなるのを暫く待っていたのだが、次から次へと客が入って来るので縁側が空くことが無い。仕方がないので、額縁庭園の撮影は諦め、私も縁側に近づいて庭園の写真を撮る。
ちなみに、宝泉院の拝観料は800円と少し高いのだが、抹茶とお菓子が付いているので、お茶を飲みながら庭園を楽しむことができる。
 
23 勝林院
 
24 宝泉院の門を潜ると立派な松が正面に見える(五葉の松)
 
25 額縁庭園
 
26 五葉の松の内側
 
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28 宝泉院の庭園
 
29 三千院への参道は大賑わい
 
【寂光院】
 
大原は、しば漬け発祥の地であり、三千院の前にはしば漬けの老舗が並んでいる。
寂光院まで1キロ以上歩くので、重い漬物を買うのは躊躇われたが、良く考えると、途中の駐車場に寄って車に積めば良いことに気づき、心奥なく買い物することに。
それにしても、味見を奨められる漬物がどれも美味しく、結局、漬物とお菓子を合わせて5kg以上はお土産を買ったと思われる。
 
駐車場に寄ってお土産を積んだあと、国道の反対側にある寂光院を目指し歩く。
事前に調べた結果では、三千院と寂光院の間は2km程度であったのだが、どうやら、駐めた駐車場が想定していた大原の中心部より随分手前(京都寄り)であったらしく、三千院→駐車場→寂光院の順で歩いたため、かなり大回りをして歩くハメになってしまった。
おまけに、寂光院付近の駐車場には11時を過ぎでもかなりの空きがあり、これなら車で来れば良かったと後悔した次第である。まあ、これも旅の楽しみと言うことか。
 
寂光院は、三千院ほどは観光客の数は多くなく、境内も狭い。それでも紅葉は見事であった。
 
寂光院下の蕎麦屋で、二日連続のにしん蕎麦を食べて栄養補給したあと、駐車場に戻る。
 
30 寂光院への道
 
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32 孤雲(茶室)
 
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34 寂光院の階段
 
35 本堂
 
36 諸行無常の鐘楼
 
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40 大原の里の原風景
 
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【比叡山延暦寺】
 
今回の旅の最後の訪問地は、比叡山の延暦寺である。
 
延暦寺は、直線距離的には大原から5km程度しか離れておらず、道も、京都市街に戻ることなく裏側(北側)から回れるので、渋滞の心配はない。
ちなみに、今回の下調べで初めて知ったのだが、延暦寺と言うのは一つの寺院を指すのではなく、比叡山全域に点在する寺院の総称なのだそうである。
地区で言うと、横川地区、西塔地区、東塔地区の三つの地区に分かれている。その中でも、東塔が中心的な地区になる。
国宝の根本中堂があるのも東塔地区である。
 
それから、延暦寺と言うのは、単に最澄が開いた天台宗の寺院だと思い込んでいたのだが、どうやら、日本仏教の修行の地であったらしい。
山を開いたのは最澄であるが、法然(浄土宗の開祖)、親鸞(浄土真宗の開祖)、栄西(臨済宗の開祖)、道元(曹同宗の開祖)、日蓮(日蓮宗の開祖)、一遍(時宗の開祖)など、最澄と同時代であった空海(真言宗)を除き、あらゆる宗派の開祖たちが修行したところなのだそうである。
 
最初に横川地区にちょっとだけ立ち寄り、東塔地区へ。
比叡山は山の上なので、紅葉自体は11月中旬がピークであり、今回は美しい紅葉を見ることは出来なかったが、厳かな雰囲気漂う建物を沢山見る事ができ、有意義な訪問であった。
 
【2023/9/25追記】
日本の仏教は、どの宗派であれ、ある目的により國體ワンワールド勢力が創ったものだそうである。仏教に限らず、キリスト教も。
内容については、口外禁止であるため、このブログで私の方から説明する事は出来ないが、興味のある人は、鍋島直亮さんがnoteという情報発信システムにおいて公開されてるので、各自の責任において読まれると良い。但し、有料記事であるため、支払をした上で読まれたし。
キリストの真の役割
親鸞と浄土真宗
釈迦と仏教
最澄と天台宗
日蓮の國體任務
空海と真言宗
キリストの真の役割
 
42 琵琶湖大橋(比叡山より)
 
43 横川中堂(横川地区)
 
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46 東塔地区入口前
 
47 大講堂
 
48 鐘をつくために並ぶ人達
 
49 戒壇院
 
50 阿弥陀堂への登り階段
 
51 阿弥陀堂
 
52 根本中堂への下り階段
 
53 国宝・根本中堂
 
54 文殊楼への登り階段
 
55 文殊楼
 
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57 国宝殿にある自然木の椅子
 
58 大津市街
 
叡山を降りて、西大津バイパス経由で京都東ICから名神高速道に乗り帰途に着く。
 
予定では、最近の定番になっている新名神高速ルートで帰るつもりあったのだが、IC入口の交通情報によると四日市JCTの渋滞が15kmとの事であったため、久しぶりに名神高速ルートで帰ることにした。
しかし、これが後になって悔やむことになる。と言うのは、車を進めるうちに、名古屋手前の一宮JCT付近で渋滞が発生し、それが15kmまで伸びてしまったのである。
結局、新名神高速の方が速かった様であるが、それでも、9時前には三島の自宅に帰還。
 
今回の紅葉旅行は、お天気にも恵まれ、最高の旅であった。