袖すり合うも他生の縁 ~埼玉県南部散策~


袖すり合うも他生の縁 ~埼玉県南部散策~
2006年7月29日(土)
 
歩いた後の帰りの新幹線では恒例になっているが、いつもの様に、東京駅で缶ビール(500ml、5本)を買い求め、15:56発のこだま号に乗り込む。
 
発車前に、既に2本目を殆ど飲んでしまっていたのだが、今日は昼食抜きで空腹なこともあって、5本は行けるだろうと思っていた。
しかしながら、小田原に到着した時点で、4本が限度だと分かり、1本は持ち帰ることにした。
 
ふと気が付いたら、眠ってしまっていた様だ。時計を見ると、17時を回っている。
はて、16:55三島着の筈であったがと思いつつ、車窓の景色を見たところ、何と、新富士駅の直前の風景ではないか。
どんなに飲んで帰った時でも、これまで乗り越したことは一度も無かったのに、遂にやってしまった。
 
三島駅に迎えに来て貰っているカミサンに電話しようと思い、携帯を取り出したところ、カミサンより「姿が見えない」のメール。
 
「上り」のホームに移動したところ、東京方面の次のこだま号は、17:41発まで無く、30分以上の待ちだった。
三島に着くのは17:55頃なので、結局、カミサンを三島駅に1時間待たせる事になってしまった。
 
ホームのベンチに座っていたところ、赤い顔をした中年紳士が、隣に腰を降ろし、同じ様に時刻表示を見て、次の電車まで30分もあるのかと、誰ともなしに文句を言っている。
目が合ったので、「実は、三島で降りるところを乗り過ごしてしまって、私も次の電車まで30分待たなければならないんです。」と言うと、実は、その中年紳士も、三島で下車するところを乗り過ごしてしまったらしい。赤い顔をしていたのは、私と同じく、アルコールで寝過ごしたのだろう。
 
それから、30分の待ち時間と、新幹線に乗ってからの10分間、意気投合して、無口の私が見知らぬ中年紳士と世間話をしてしまった。
 
彼は、横浜在住で、何でも、年に2回、家族を伊豆長岡温泉に集合させて楽しんでいるとの事。
今日は、仕事があったので、一人だけ遅れて伊豆長岡に向かうところだったらしいが、乗り過ごしで更に到着が遅れるハメとなったので、電話をして先に始めておいてくれと言っていた。
彼は、若い頃から転勤が多く、27回、住むウチを変わったとか。現在は、会社の役員をしているそうである。
 
三島駅で、お互いに楽しい一時だったと言って別れを告げた。
 
私にとっては、新幹線を乗り過ごすのも珍しい事だが、初対面の見知らぬ人と、しかも、40分間も世間話をすると言うのも初めての経験であった。
 
追伸)本日のウォーキングコースは、埼玉県南部
 
  西高島平(板橋区)〜和光市朝霞市新座市平林禅寺滝の城趾公園(所沢市)〜清瀬市(東京都)
 
1 都営地下鉄・西高島平駅
 
2 東京都(板橋区)と埼玉県(和光市)の県境。笹目通り
 
3 東武東上線・和光市駅(南口)
 
4 野火止(のびとめ)緑地総合公園 野鳥の森(埼玉県新座市)
 
5 睡足軒(すいそくけん)の森(新座市)
 
6 平林禅寺(平林寺)正面(新座市) (2006.07.29撮影) 新座市
 
7 凌雲閣(平林寺)
 
8 凌雲閣(平林寺) (2006.07.29撮影)
 
9 高野槇(平林寺)
 
10 さざれ石(平林寺) 「君が代」の歌に出て来る「さざれ石」
 
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12 平林寺仏殿 (2006.07.29撮影)
 
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17 野火止用水(埼玉県新座市) (2006.07.29撮影)
 
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20 関越自動車道
 
21 滝の城趾(埼玉県所沢市)
 
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23 瀧之城本丸址 (2006.07.29撮影) 
 
24 滝の城址公園の神社
 
25 滝の城址公園(埼玉県所沢市) (2006.07.29撮影)
 
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27 けやき通り(東京都清瀬市) (2006.07.29撮影)