東京23区の旅 (1) 港区
2005年11月19日(土) 晴れ
更新:2022年10月30日(日)
8:50、浜松町駅を出発。今朝は冷え込みが厳しく、風が冷たい。
芝離宮の開園は9時からのため、先に竹芝からの東京湾を眺めに行くことにした。
◆竹芝(たけしば) 9:00
伊豆七島行きだろうか、白い客船が停泊している。海の向こうにはレインボーブリッジとお台場のフジテレビが見える。実は、お台場も港区なのである。
レインボーブリッジが歩行可能なら渡って行くところなのだが。
隅田川に架かる勝鬨橋(かちどきばし)と高層マンションが、快晴の空に映えて美しい。
◆芝離宮(しばりきゅう) 9:20
職場である世界貿易センター(WTC)ビルから毎日見下ろしているが、ようやく入園することが出来た。
浜離宮ほどは広くないが、中国の西湖の堤を模した中の島など、趣のある庭園である。
◆芝・増上寺(ぞうじょうじ)、芝公園 9:55
境内の木々が色づいており、もう冬の佇(たたず)まいである。本堂の中を覗くと、作務衣(さむえ)を着たお坊さんたちが、慌ただしく行き交っていた。
芝公園から今年オープンした東京プリンスパークタワーホテルを抜けて、東京タワーに向かう。
東京プリンスパークタワーホテルは、堤義明氏の悲願のホテルであったらしいが、あの事件で、ご本人は、残念ながらオープンには立ち会うことは出来ず、無念であったろうと思う。
◆東京タワー 10:15
高校の修学旅行以来、34年ぶりの東京タワーである。
展望台に登ったが、今では高層ビルに抜かれてしまい、あまり高い(凄い)という感覚ではなくなった。
250mの特別展望台。さすがに、ここまで上がると、360度パノラマ、絶景である。特に、この日は快晴で空気も澄んでおり、視界抜群!
◆麻布(あざぶ)界隈 11:45
物々しい警戒である。ロシア大使館があったので記念撮影したところ、警官に尋問されてしまった。「観光」と言うことで無罪放免されたが。
麻布十番。最近良く聞くようになった町。何となく雰囲気がある町である。
◆有栖川宮(ありすがわのみや)記念公園 12:00
麻布十番を抜けて、元麻布、南麻布の坂(仙台坂)を登ったところに有栖川宮記念公園がある。のどかな公園。近くの人達が池に釣り糸を垂らしている。
公園を抜けて、六本木ヒルズ方面に歩くと、途中に中華人民共和国大使館がある。再び物々しい警備であり、記念撮影は諦めた。
◆六本木ヒルズ 12:20
以前に比べると、人通りは多くなかった。大きなクリスマスツリーを期待していたが、まだ飾られていないようである。
ここで昼食を取ったあと、西麻布方面へ。
青山霊園を通り抜け、本日のメインである神宮外苑に向かう。
【2022/10/30追記】
昔、江戸の街は、藤堂家、伊達家、青山家が仕切っていたという話を落合莞爾先生より伺った事がある。記憶が定かではないが、北部(上野辺りより北?)が藤堂、南部が伊達、西部が青山だったと思う。青山霊園の「青山」は青山家の「青山」である。
青山家の娘である青山みつは、ハプスブルク家(オーストリア・ハンガリー帝国)の系列であるクーデンホーフ家のハインリヒ・クーデンホーフ=カレルギー伯爵の妻となり、その後、息子のリヒャルト・クーデンホーフ=カレルギーと共に、欧州共同体の設立に尽力したそうであり、現在のEUに繋がっているらしい。
因みに、ハプスブルク家は、96代)後醍醐天皇の皇子である大塔宮護良(もりなが)親王と紀伊・調月荘の井口左近の娘との間に生まれた第三男子が欧州に渡り、その数代後の直系男子がハプスブルク家に入ってフリードリヒ三世となっており、以降、ハプスブルク家の皇帝は、フリードリヒ三世の直系男系子孫が継いで来ている。つまり、今現在もハプスブルク家のトップは、日本皇室(かつ、大塔宮護良親王)の直系男系子孫である。勿論、今上天皇も大塔宮護良親王の直系男系子孫である。
(今現在も、世界を仕切っている國體ワンワールドのお話でした)
◆神宮外苑 13:45
「銀杏(いちょう)まつり」が開催されており、お天気が良いこともあって沢山の人出である。
銀杏の色づきの方は、6〜7分と言ったところか。来週から再来週が見頃かもしれない。
赤坂見附から新橋に抜け、帰途に付く。
途中、首相官邸の豪華な建物が目に入ったため、道の対岸から記念撮影。
ところが、早速、対岸よりトランシーバーで指示を受けた警官が近寄って来て、再び尋問を受けてしまった。ブッシュ大統領は既に日本を発っているのに、この厳しい警戒態勢は何なのだろうか。
東京23区の旅。初日はお天気に恵まれ、色々と新しいところを訪れることが出来た。これから、1年かかっても良いので、ゆっくりと23区を回ってみるつもりである。