【国際情勢】米国に「正義」はあるのか？日本人も振り回された大国の大いなるウソ

　そのとおり。日本人が一番問題な事は、「相手も自分と同じ人間なんだ」と思い込んでしまう事。
　日本人は、総じて勤勉、正直、誠実な民族だと思う。そして、その事に対しては誇りを持っていいと思うし、変える必要はない、逆に今後も守って行きたい民族性だと思う。しかしながら、だからと言って、相手（外国）についても日本人と同じだと思うのは大間違いである。同じ人間、話せば分かると思うのも大間違いである。そりゃあ、個人レベルのお付き合い、1人の人間対人間のお付き合いならば、相手が外国人であっても日本人と同じ思いを共有する事は出来るかもしれないが、だからと言って、国家レベル、不特定多数レベルでも同じだと思ってはならない。別に日本人が優秀な民族だと言ってるのではない。国家の歴史的な環境の違いによって民族性と言うものは培われていくものだと言うことである。具体的に言うと、日本は四方を海に囲まれた島国である。だから、外からの脅威と言うものが殆ど無かったのである。だから、いつ敵に攻めこまれて財産を奪われるかもしれないと言う脅威の意識が殆どなく、おっとりとした性格になる。例えば、一人っ子、と５人兄弟を比較すれば分かるが、オヤツを与えると、一人っ子は当然自分が独占できるので、おっとりとして食べたい時に食べる。しかし、５人兄弟はそうは行かない。おっとりしていたらオヤツにあり付けない。だから我先にと食べることになる。別にこれは悪いことではない。環境に依って変わるのである。言って見れば、日本は一人っ子みたいなもので、大陸文化は５人兄弟みたいなものである。いつ財産を他人に奪われるか分からないので、まず、家の回りに塀を作る、いつも塀の外に注意を注ぐ、言葉だって、攻められた時に大事な事を素早く仲間に伝えられるような言葉になる。日本語特有の婉曲な言い回しなんかしていたら、アッという間に攻めこまれてしまう。自分を守るためだったら嘘だって付く。駆け引きだってする。そういうものである。だから、日本人は善人、大陸の人（例えば、支那人、朝鮮人）は悪人だと思ったら駄目なのである。民族性による違いは理解しておかないと。ボーダーレス（境のない）時代に日本人が共存していくためには、いつまでも島国での事をスタンダードに考えていてはだめで、対外的には相手（日本と言う島の外）に合わせて付き合うことをしなければ。勿論、日本人の良い民族性は保ちつつ。