【由無し事】小田原珍道中

【由無し事】小田原珍道中
2015年12月05日(土) 晴れ

 私用で国府津(神奈川県小田原市)に行った帰りに、前々から一度立ち寄ってみたかったショッピングモール・ダイナシティー小田原に行ってきた。
小田原と言えば、これまでは電車以外では国道1号線(国1)西湘バイパスしか通ったことがなく、JR小田原駅近辺が一番の繁華街だと思っていたのだが、どうやらダイナシティーの傍を走る巡礼街道沿いが一番賑やかであることが分かった。ほぼ満車の駐車場に車を入れて建物の中に入っていくと、中はイトーヨーカドーしか入居していない様に見えた。まさか、ダイナシティー=イトーヨーカドーとは思えないのだが、他に店が見当たらない。仕方なく店内を一通り散策。特に買う物はなく、キャンドゥー(百均ショップ)で小物を買ってから帰途に付く。 ・・・と思って駐車場に向かおうとしたところ、駐車場のむこうの方に建物が見えた。近づいて行ったところ、空中遊歩道があって、その先にSEIBU(西武百貨店の建物があった。辺りはもう薄暗くなりつつある時刻であり、百均なんかで時間を潰さずにもっと早く来れば良かったと夫婦で嘆く。
 SEIBUの建物を一通り散策して外に出たら、外はもう真っ暗であった。今度こそ帰途に付いたのだが、ダイナシティーの周りの道は大渋滞であり大通りに出るまでに結構な時間が掛かってしまった。東名高速のルートに乗せようとするナビに逆らって、反対方向の国1を目指す。国1からは西湘バイパス(下り)箱根新道と進んで三島に帰るコースである。国1を小田原方面に進んで行ったが、結局、西湘バイパス(下り)に乗るICが無く、箱根の手前まで進んだところから箱根新道に乗ることに。ところが、ここからが珍道中の始まりである。ナビに従って左側の側道に入ると、「箱根口」と書かれた表示と左向きの矢印が目に入ったので、逆方向だとは思ったが、ICなので側道がグルっと回って箱根新道に合流するのだろうと思い、そのまま進んだ。ところが側道はそのまま本線に合流してしまい、どう見ても横浜方面に延びる西湘バイパス(上り)である。ミスってしまった。高架の自動車専用道なので勿論Uターンは出来ない。やむなく小田原西ICで左に分岐して小田原厚木道路(上り)に入り、6kmほど走って小田原東ICで自動車専用道路を一旦降りて再度反対方向のICから小田原厚木道路(下り)に乗って引き返す。小田原西ICで西湘バイパス(下り)に合流。ようやく予定コースに復帰である。あとは道なりに進めば西湘バイパスと連結している箱根新道に入るだけである。・・・と思っていたら、油断して箱根新道(左)と国1(箱根湯本方面)(右)の分岐点を見逃してしまい、気がついたら国1の方の車線を走っていた。仕方が無いので箱根湯本の手前の橋を左折して迂回し小田原方面に引き返す。2度目のミスである。箱根新道への入口付近まで戻ってきたので、ナビの支持に従って右折する分岐点を気にしながら車を先に進めていたところ、道が陸橋になっていて、陸橋を登って行っている最中に何とナビが「ここを右折」と言っている。陸橋上なので勿論右折など出来ない。どうやら、箱根新道の入口への道は、陸橋の手前で左の側道に車線変更し、陸橋の下を潜って右方向に進まなければならなかったらしい。3度目のミスである。しかしながら、ナビは左側の側道に入れとは支持しなかった。この車のナビはナビゲーション精度が悪い様である。仕方が無いので、国1を小田原方面に逆走し、Uターン出来そうな箇所を探しながら走る。結局、箱根板橋の辺りで脇道に入り迂回して国1を箱根方面に戻り、最初のミスを冒した箱根ICの分岐点で今度は間違えずに箱根新道に乗り、2度目のミスを冒した箱根新道国1(箱根湯本方面)への分岐点も間違えずに箱根新道方面(左)に進みようやく箱根の山道に入っていった。3度のミスによる時間ロスは45分程度。まあ、これもお勉強である。ちなみに、この道は20年前、子供達が小学生だった頃に、三島の自宅から横浜・戸塚に住んでいるピアノの先生のところまで、5〜6年間、隔週の日曜日に車でレッスンに通っていた道であり、慣れた道の筈だったのだが、その後に西湘バイパス横浜新道が連結されたらしく、昔のイメージとは全く道路状況が変わってしまっていた。


1 ダイナシティー小田原(イトーヨーカドー)のクリスマスツリー


2 奥にもあったダイナシティー小田原の店舗(SEIBU)


3 SEIBUの店内



5 店内で何やらイベントが始まった