地震火災保険

地震火災保険
2015年09月26日(土) 曇

 安保関連法案についての賛成・反対論議が高まり日本中が姦しくなっていたが、先週末に法案がようやく成立して一段落した様である。実は我が家では、安保法案とは全く関係ない話であるが、この1ヶ月の間で一つの重要案件が進んでいて、同じく先週に結論が出た。本日の表題に書いた地震火災保険についての案件である。本日は、その話題について書いてみたいと思う。
 我が家では、今の自宅を購入した時から、住宅ローンの関係もあって火災保険に加入しているが、先月末でちょうど地震火災保険契約期間が終了し更新の時期であった。前回の更新の時から契約期間を5年間にしたので、5年ぶりの更新である。先月の初めに代理店の人が自宅に来られて契約更新の話を始めたのだが、前回(5年前)の更新の時と同様、火事や地震でなくても保険対象になっている災害があれば遠慮無く相談して下さいという話をされた。実は、前回の更新で同じ話を聞いていたので、数年後に雨漏りが発生した時に相談したことがあったのだが、余り良い返事では無かったし、契約のしおりを読んでもある程度大きな被害でないと保険金が下りない様な説明がされている様に感じたので、どうせそんなに簡単には下りる筈が無いと思い、それ以上は追求することなく諦めていた。そして今回の更新でも同じ話を聞いたので前回請求を諦めた事を話したところ、「私のフォロー不足で申し訳ないことをしました。遠慮無く相談して下さい。」と言われたので、過去に発生した被害を説明したのである。具体的には以下の被害である。

項番 被害内容 発生日or検出日
地震による外壁のヒビ割れ、ブロック塀のヒビ割れ。 2011年3月11日 東北大震災
不注意による2階部屋の壁の破損 2011年3月30日
敷地内の敷設水道管の水漏れ 2012年1月〜3月頃
大雪によるカーポート屋根の破損、雨樋の破損 2014年2月15日
強風による網戸の破損 2015年3月10日
台風に伴う大雨による2階部屋の雨漏り 2015年8月26日

 保険代理店の人、工事業者に被害箇所を見て貰い、写真撮影し、修理費用見積もりをして保険会社に請求をした。その結果は、・・・・・。(最後に書きます。お楽しみに!)

■保険の補償対象
 契約していた保険の対象は以下のとおりである。

対象保険 対象となる災害の内容 自己負担額 支払われる保険金額
火災保険 火災、落雷、破裂、爆発 なし 現状復元費用(上限は契約保険金額)
火災保険 風災、雹際、雪災 なし 同上
火災保険 水災 なし 同上
火災保険 外部からの物体の落下、飛来、、水漏れ、騒擾(そうじょう)、盗難 なし 同上
火災保険 不測かつ突発的な事故 1万円 現状復元費用(上限は保険金額)から自己負担額を差し引いた額
地震保険 地震(全損):主要構造部の50%以上、または延床面積70%以上 なし 地震保険金額の100%
地震保険 地震(半損):主要構造部の20%以上、または延床面積20%以上 なし 地震保険金額の50%
地震保険 地震(一部損):主要構造部の3%以上、または床上浸水 なし 地震保険金額の5%

■損害の査定
地震被害(項番1)については、鑑定事務所の人が来られて損害箇所を確認、写真撮影。鑑定結果は後日となった。
・それ以外(火災保険の対象被害)については、現状復元工事費用見積書を業者に作成して貰い、損害箇所の写真、請求書と一緒に保険会社に郵送。査定結果待ちとなった。

■保険金の考え方
地震保険に関しては法律で規定されているそうであり、契約保険金額は契約火災保険金額の半額、支払保険金額は、災害程度に応じた鑑定結果の被害割合(全損、半損、一部損)で支払われるそうである。従って、工事費用が保険金額を超える場合は、不足分を自己負担するか工事方法を見直すかである。
火災保険に関しては、契約保険金額を上限として、現状復元費用全額が支払われる。

■査定結果
【項番1】
 一部損という鑑定結果であった。支払保険金額は契約地震保険金額の5%である。我が家の場合、火災保険金額が2500万円なので地震保険金額は1250万円。支払はその5%なので625,000円である。工事見積額の半分以下なので、外壁ヒビ割れ、ブロック塀ヒビ割れの修復方法を見直す必要がある。外壁のヒビ修復後の塗装はヒビ割れ部分だけの部分塗装にするしかなく、ちょっと見栄えが悪くなるが目をつぶるしかなさそうである。
【項番2、4,5】
 見積額の満額が支払われることになった。
【項番3】
 水道管の破損については、生活に影響があるため検出時(2012年3月)に既に交換工事を済ませおり、費用はかなり安くして貰って18,000円を業者に支払い済である。あとは、過去に遡って復旧済の災害に対して保険金が下りるかどうかであるが、以下のとおり当時の状況を書いた補足資料を提出して請求してみた。
・3月11日、市の水道メータ検針員が来た際に、「通常より使用量が大幅増のため水漏れの可能性あり」とのアドバイスを受け、早速、業者を呼んで調査・水道管破損検出、交換を実施。
・使用量の検針対象期間が1月中旬〜3月11日のため、その期間中に凍結による水道管破損の可能性ありと主張し、当時の新聞記事内容(以下)を添付。
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◆ 県内冷え込み 今冬一番 佐久間-8.1度 史上最低
 (静岡新聞 2012年2月3日夕刊3面)
 上空の強い寒気と放射冷却の影響で県内は3日朝、全域でこの冬一番の冷え込みになった。浜松市天竜区佐久間では観測史上最低の氷点下8.1度を午前7時前に観測した。積雪や凍結のため、山間部を中心に道路の通行規制も行われている。
 同日午前9時までの最低気温は、静岡市葵区井川で氷点下11.3度、三島市で氷点下6.3度松崎町で2月の観測史上最低の氷点下6度だった。
 県警交通規制課によると午前7時現在、御殿場市国道138号など43路線30カ所でチェーン規制が敷かれた。
 静岡地方気象台によると、県内の冷え込みは今朝がピークで、4日以降は平年並みの気温に戻る見込み。
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 その結果、災害認定はして貰えた。ただし、支払いのためには当時の領収書が必要とのことで、あいにく保存していなかったため保険金は諦めた。

【項番6】
 コーキング処理(隙間を目地材などで充填する処理)の見積もりを提出したのだが、コーキング処理だけでは風災が原因の災害とは認められないと言う事で、雨漏りについては請求は却下となってしまった。亙でも飛んでいれば多分風災認定されると思うのだが、ただの大雨による雨漏りは保険対象外なのだそうである。

 と言う訳で、火災保険がカバーする災害(項番2,4,5)について現状回復費用見積もりの満額が保険から支払われることになった。約百万円である。地震保険金と合わせると約170万円。十分に元が取れたらしい。(笑) なかなかいい保険である。
 皆さん、地震・火災保険には入りましょう。


1 久しぶりの富士山の湧き水汲み  


2 これで飲料水、コーヒー、炊飯用に2ヶ月は持つ。 


3 湧き水汲み場がある道の駅「富士吉田」 


4 奥に見えるのは富士山の山頂にあったレーダー 


5 アマチュア合唱団の発表会へ。富士市文化会館ロゼシアター。 


6 九州の義兄より届いた馬肉。これが美味いんです。 


7 淡路島土産のわらび餅で一服 


8 代々の線香立て。お地蔵さん(初代)、円形(2代目)、アメジスト香炉(3代目)。線香は淡路島産の白檀(びゃくだん)と沈香(じんこう)。  


9 3代目が大きすぎて嵩張るため4代目の線香立て(シンプルな鉄鋳物製)をゲット。 


10 九州の兄より届いた「ふくや」の辛子めんたい。「ふくや」は、TVドラマ「めんたいぴりり」のモデルにもなっている辛子めんたいの元祖。 


11 教養系書籍の読書で本に線を引く時に使う色シャープペンシルを購入 


12 芯が細すぎたので太芯のシャープペンシルをまた購入 


13 カミサンのお兄さんの社長就任が決まり夫婦で祝杯 


14 九州の兄より届いた見事な柿と梨 


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