紅葉狩り(小石川植物園、小石川後楽園)
2013年11月30日(土) 快晴
更新:2023年12月31日(日)
毎年、どこかに出掛けている紅葉狩り、今年は、久しぶりに東京の紅葉スポットを訪れることにした。
久しぶりと言えば、東京に出るのは、旅行で成田空港に行くときに電車で通過したことを除けば、会社を退職して以来5ヶ月ぶりである。
「光陰矢の如し」と言うが、時が経つのは本当に早い。
9:20発のこだまに乗り、東京に出発。
本日の行き先は、小石川植物園と小石川後楽園。
インターネットで東京の紅葉スポットを調べたが、手軽に行ける場所としては、この二つが甲乙付けがたく、両方とも行くことにしたのである。
さて、先に、どちらに行くかであるが、帰りに銀座で買い物することを考えると、駅に近い方を後にした方が良いと思い、まずは小石川植物園を訪れることにした。
東京駅で、新幹線から東京メトロ・丸の内線に乗り換え、茗荷谷駅で下車。
15分ほど歩くと、小石川植物園に着いた。ここを訪れるのは、私は2度目、カミサンは初めてである。
この植物園は、実は、東京大学の付属植物園である。どういう研究がされているのかは知らないが、とにかく敷地は広い。
園に足を踏み入れると、入口のところに、花梨の実が箱の中に積まれており、「ご自由にお持ち帰り下さい」と書かれていた。
せっかくなので持ち帰りたかったのだが、あいにく、今日はリュックを背負って来なかったので、手荷物になるのを避けて、持ち帰りは断念することにした。
園を奥の方に入って行くと、紅葉のトンネルがある。名前は「いろは紅葉」と書かれているが、いわゆる一番ポピュラーな紅葉(もみじ)の品種である。
残念なことに、もう終わり頃の様で、紅い色がくすんでいたのだが、トンネルを潜ったあとに振り返って見ると、これが鮮やかな紅であることに気がついた。光の当たる角度によって見え方が随分と違う様である。
小石川植物園をあとに、次の訪問地・小石川後楽園を目指して歩き始める。
お腹も空いて来たので、まずは、途中でランチを取ってから後楽園に行くことになる。
この日は、いつも携帯してくる「東京23区」の地図を持って来てないため、だいたいの方向感覚で、小石川後楽園を目指す。
自宅で地図を見た時には、2km弱の道のりだろうと思っていたのだが、住宅街の細い道を、くねくねと曲がりながら歩くと、アップダウンもあって結構な運動量であった。
しばらく歩くうちに、白山通りに出て、ようやく自分が歩いている地点を捕捉。
通り沿いに、「丸金」と言う博多ラーメンの店があったので、ラーメン、餃子と生ビールで一服。
小さな店であったが、入れ替わり立ち替わり客が入って来ており、なかなかの繁盛店であった。
白山通りをさらに南下し、文京区役所の交差点で右折し、磯山公園の手前を左折すると、東京ドームに突き当たる。
小石川後楽園は、東京ドームの西に隣接している。
園には、結構な客が訪れていて、切符売り場の前には行列が出来ていた。
園内の紅葉を見て回ったあと、甘酒売りが目に入ったので、また一服(笑)。小石川後楽園の紅葉は、ちょうど見頃であった。
さて、最後に銀座に出て買い物をするのだが、地下鉄にするかJRにするかで悩む。
地下鉄なら、水道橋駅から乗車すると銀座まで直通だが、JRだと、御茶の水、東京と、2回の乗り換えが必要になる。
地下鉄の方が楽なのだが、小石川後楽園から乗車駅である水道橋駅までの道のりは、JRの方がちょっと近い。
カミサンが、「近い方が良い」と言うのでJRに乗る。
銀座での買い物は、ただ一つ。
私の還暦祝いの、赤いセーターを買ってくれると言う訳である。
私は、昭和29年・甲午(きのえうま)の生まれなので、同年生まれの同級生全員と共に、今度の正月元日(甲午)で暦(十干十二支)が一回りして2周目に入る(還暦を迎える)ことになる。
(1月1日生まれの人を除き、「還暦」は誕生日に迎えるものではなく、「暦(こよみ)」が変わる元日(1月1日)に迎えるものである。)
買い物は、銀座マリオンの阪急百貨店。
この店は、数年前に「メンズ専門館」に変身し、全階ともメンズ商品売り場になったので、最近では、私の衣類の買い物と言えば、ここに来ることが多くなった。
それでも、赤いセーターとなると、「さすがに、品数は期待できないだろう」と思っていたのだが、これが意外に多く、迷ってしまった。
何はともあれ、正月に着る物をゲットし、本日の予定は全て終了。
時間はまだ早かったが、寄り道するところもないため、早々に、新幹線で三島に帰還。
久しぶりに、都会の空気を吸ってくることが出来た。