続・東京23区の旅 (13) 〜文京区〜


続・東京23区の旅 (13) 〜文京区〜
2013年5月18日(土) 晴れ
更新:2023年11月18日(土)
 
本日は、久しぶりの「続・東京23区の旅」。文京区を歩く。と言っても、行き先は1箇所のみであるが。・・・・・本郷にある東京大学である。
 
母校でもないのに、何故行くのかと言うと、実は、今日から2日間は、東京大学・本郷地区の文化祭「五月祭(ごがつさい)」が開催されているのである。
 
五月祭については、昔は存在すら知らなかったのだが、ちょうど6年前に、国道17号(旧中山道(なかせんどう))を歩いてみようと思い、日本橋から歩き始めた時に、本郷通り(国道17号)を歩いているうちに、歩道の人数が急に増え、それが東大に入っていくのが見えたので、何事かと気になって寄り道して、それにより、初めて五月祭を知った次第である。
 
8:49三島始発の「こだま号」で三島駅を出発し、東京駅から京浜東北線に乗り換えて、御徒町(おかちまち)で下車したのが10時過ぎ。
ここから、東大を目指して歩き始める。
 
1 往きの新幹線
 
以前に歩いた時には、御徒町からすぐの様な記憶であったのだが、いくら歩いても右奥には不忍池(しのばずのいけ)しか見えず、そのうちに、緩やかな登り坂になってしまったので、そのまま直進するのは止めて、手前の交差点を右折し不忍通りに入る。
しばらく歩き、不忍池に出て最初のT字路を左折すると、ちょうど旧岩崎邸の赤レンガの塀沿いの坂道となり、坂を登ったところに東京大学の門(鉄門)があった。
 
キャンパス内に足を踏み入れたが、辺りは物静かな様子であり、「変だなぁ?」と思いつつ奥に入っていったら、ようやく人が集まっているエリアに出た。
鉄門を入った所は、東大付属病院だったので、五月祭とは関係ないと言う事の様であった。
 
2 医学部前でのジャグリング
 
医学部エリアから、法文エリア、工学部エリアと奥に入って行くと、もう沢山の人で盛り上がっていた。
 
最初のお目当ては、工学部前広場で行われているフラダンス。
何とか終了時間前に到着し、早速、ダンスの模様をカメラに収める。
 
 
次の予定は、安田講堂前ステージで行われるK-POPのコピーダンスである。
K-POPグループ「少女時代」の振り付けをコピーして踊ると言うので、是非観たいと思っていたのである。
 
開始までに時間があるので、まずはビールで喉を潤すことにした。
ところが、五月祭では、アルコールは、「持ち込み」も、「会場での購入」も、「飲酒」も許可制となっており、事前に、免許証などの写真と生年月日の記載された証明書を見せて、「アルコールパスポート」と言うのを発行して貰わねばならないらしい。さすが、天下の東京大学である。
パスポートを腕に巻いて、早速、模擬店を回り、生ビールと牛串焼きをGET。固い肉であったが、ビールに合い、なかなか美味しかった。
食べたあとのゴミを、回収所まで持っていくと、係の学生がゴミ入れの前に立っていて、分別を指導していた。これまた、さすが東京大学である。
 
4 アルコールの持ち込み、購入、飲酒を事前申請する受付
 
5 腕に巻くパスポート
 
 
 
8 牛串でビール
 
9 法文2号館1階の通路
 
11:50から始まるコピーダンスの会場・安田講堂前ステージに移動し、草っ原の最前列に腰を降ろして、カメラをスタンバイ。
やがて、ダンスが始まった。
K-POPの振り付けは切れが良く、とてもリズミカルな振り付けであることを実感した。
メタボな我が身としては、「これだけ機敏に身体をコントロールして動かせば、余分な贅肉も落ちて、スタイルも良くなるのだろうなぁ」と思いつつ、K-POPダンスを楽しむ。
 
それにしても、フラダンスと言い、コピーダンスと言い、東大には可愛らしい女学生が多く、カミサンも感心していた。天は二物を与えるんですねぇ。
 
そのコピーダンス部の中には、「TVのお天気お姉さんがいる」と言う紹介がされ、その中の一人が、マイクを持って、お天気レポートをしゃべり出した。
それを見て、私は、てっきり「お天気お姉さんの物まねが上手な部員が、隠し芸を披露したんだろう」と、その時は思っていたのだが、後になってカミサンが、「あれは本物のお天気お姉さんだよ」と言うので、帰宅してから、インターネットで調べてみたところ、日本テレビのお天気お姉さん・磯貝初奈さん(理科Ⅰ類2年生)だと分かった。
何でも、高校時代に医師志望からアナウンサー志望に変わり、高1の時に気象予報士の資格を取ったんだとか。
そんな事とは全く知らなかったが、私も外してはいない。彼女の写真は、沢山カメラに収まっていた。(^^;)
 
10 安田講堂前ステージでのK-POPコピーダンス
 
11 日本テレビの現役お天気お姉さん・磯貝初奈さん(理科1類2年)
 
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13 安田講堂
 
14 五月祭はもの凄い人出
 
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16 獅子(虎)舞
 
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お昼は、焼きソバとフランクフルト、ビールで済ませ、本日3番目のお目当てであるフラメンコ会場へ。
 
フラメンコは、6年前に五月祭に立ち寄った際に、「ちょっとだけ見るつもりが、引き込まれて全ステージ見てしまった」と言う記憶があったので、今回も、是非、観てみたかったのである。
踊りは、相変わらず迫力があったが、心なしか、6年前よりも部員の数が減っていた様に感じた。
多分、6年前には無かったと思われる「フラダンス」や「コピーダンス」など、若者の興味が多様化したのではなかろうか。
 
18 フラメンコ
 
このあとの計画は、ピアノの演奏と、利き酒の会場を回ってから、五月祭会場を後にし、北区にある旧古河庭園のバラ園を見に行く事にしていた。
バラ園の方は、ちょうどこの時期はライトアップされているので、多少遅くなっても、バラが楽しめると考えての計画である。
 
ピアノ演奏の会場である工学部の小講堂に入ると、満席で立ち見まで出るほどの盛況であった。
仕方がないので、通路の階段に座り込んで演奏を聴く。
 
最初の演奏を聴いたら、正直あまり高いレベルの演奏ではなく、「まあ、こんなものか」と思いつつ、演奏を聴き続けていると、最後の方に出て来た医学部の男子学生が、ショパンの「練習曲」、リストの「カンパネラ」、プロコフィエフの「ピアノソナタ」と いずれも難曲の3曲を軽快に弾いたので、これには驚いた。恐るべし東大である。
音大ピアノ科出身のカミサンも、この演奏にはちょっとビックリ。「天は、二物も三物も与えるのね」と言っていた。
 
こうなると、どんな奏者が控えているのかと期待が膨らみ、もっと聴きたくなってしまい、そのあと、第4部、第5部まで残って聴くこととなり、会場を出たのは、夕方の17時を回っていた。
 
19 工学部第11号館小講堂(東京大学ピアノの会の演奏会会場)
 
さすがに疲れてしまったので、結局、農学部キャンパスでの「利き酒」も、電車で移動しての「旧古河庭園」も億劫になり、取り止めて帰宅することにした。
 
結構、キャンパス内を歩いた様で、疲れていたが、一応、「文京区ウォーキング」と言うテーマなので、最後に、JR御徒町駅まで歩くことにし、途中にある湯島天神に立ち寄ってから、御徒町駅へ。
 
20
 
21 東大正門
 
22 東大赤門
 
23 湯島天神
 
24 湯島天神・女坂
 
本日の「文京区ウォーキング」は、立ち寄り先が2箇所(東大、湯島天神)だけであったが、充実した一日であった。