別格本山 「東長密寺」
2011年5月14日(土) 晴れ
ゴールデンウィークが終わり、ようやく自宅でゆっくりできる週末を迎えた。
それにしても、連休明けのこの1週間は、火曜日から4日間の仕事であったが、グッタリ疲れてしまった。
長い連休、しかも九州の実家でのんびりと過ごした直後の1週間であり、昼間の眠いこと眠いこと、おまけに職場はクールビズで冷房温度を高めに設定している上に、先週は真夏日一歩手前の気温となり、睡魔に拍車を掛ける条件が揃っていたのである。
さて、福岡の実家には、5/2〜5/9の8日間滞在していたが、5月8日に父の七回忌法要が執り行われた。
七回忌と言うと、亡くなってから7年経つのかと誤解している人がいるかもしれないが、七回忌は、亡くなってから7年目に入る時に行う法要である。従って、6年が過ぎたと言うことである。
法要は、福岡市博多区にある真言宗の「東長寺(東長密寺)」で行われた。
このお寺は、空海(弘法大師)が、唐での修行からの帰国後に最初に創建した寺であり、「別格本山」とも呼ばれる由緒あるお寺である。
寺を囲む土塀には、京都御所と同じ様に白い5本の横線が入っている。これは、寺院の中でも最高の格式を示すものらしい。
この度、境内に五重塔が新設され、この週末に落慶式が挙行されるとか。そういうお寺側の事情もあって、父の七回忌も、9日ほど早めて行った次第である。
法要は、息子さんが勤められるのかと予想していたのだが、ご住職自らが出て来られ、いつものことながら、40分近くも続く丁寧なお経を読んで戴いた。
ご住職はとても声が良いので、広い本堂内に読経の声が響き渡り、何とも厳かな法要であった。
法要の後は、博多駅近くの中華料理店「八仙閣」での宴。30名の参列者が杯を交わして、昔話に花を咲かせた。