新幹線ストップ


新幹線ストップ
2010年1月29日(金) 晴れ
 
今日、新幹線が止まったらしい。「らしい」というのは、実は、職場を出て帰りの電車(京浜東北線)に乗った時点では、全く知らなかったのである。
 
私は、毎日、新幹線で三島(静岡県)から東京に通勤しているのだが、この日の帰りの時間帯に新幹線がストップしている事など全く知らず、大森の職場を出て、いつもの様にJR大森駅から上りの京浜東北線の電車に乗ったあとに車内アナウンスで知ったのである。
 
東京駅に着くと、新幹線改札口の前はもの凄い人だかりであり、前に進めない状態であった。その殆どの人達は、名古屋や大阪方面に移動するために指定席を取った人達なのだろうと思う。
しかしながら、私の場合は「こだま」の自由席を使う通勤族なので、新幹線(こだま)が動いてさえいれば、それが何時発の何号であろうが関係ない。何時間遅れの電車だろうが、乗ってから、そこそこの時間内に三島まで進んでくれれば良いのである。
従って、本日も、遅れには構わずホームに上がって、一番先に出発する「こだま」に乗り込んだ。乗ったのは18:20頃であるが、確か出発が遅れていた16:26発の「こだま」であった。
 
東京駅を出発したのが18:35頃だったが、途中、徐行運転をしたものの、いつもなら小田原駅で7分間の通過待ち停車をして、2本の「のぞみ」を先に行かせるところが、本日はダイヤの乱れのため「のぞみ」の通過待ち(7分の停車)が無く、おまけに、「こだま」がやけに飛ばすので、三島には19:35に到着。殆ど遅れが無いと言ってもいい状態であった。
まあ、遠距離を移動する方々にとっては、ご苦労な事であっただろう。
 
ただし、長時間ストップ後の運転再開とあって、「こだま」が東京駅を出発する時点で既に満席、立っている乗客もいた。通勤定期券を東京駅まで買っているメリットがこういう時に現れる。
 
実は、私の職場の最寄りの駅はJR大森駅なので、正規の通勤経路は、三島から品川まで新幹線を利用し、品川から大森まで京浜東北線で戻ってくるという経路であり、会社から支給される通勤費補助もこの経路分である。
しかしながら、品川駅での新幹線乗車客は非常に多く、帰りの時間帯は15分前くらいからホームで並んでいないと座れないことがある。私はこれが嫌で、自腹を切って差額分を足して新幹線定期券は三島〜東京の区間を買っている。差額は、3ヶ月定期券で14,360円、月当たり5千円弱である。
朝は、勿論、品川駅で新幹線を降りて京浜東北線(下り)に乗り換えるが、帰りは、殆どの場合は、大森から京浜東北線(上り)に乗車したあと、品川駅では降りずに東京駅まで戻ってから新幹線に乗り換える。帰りは、品川乗り換えだと新幹線(東京始発)の中間駅なので、「こだま」が来るまで(座りたければ)並んで待たなければならないし、並んだあげくに満席で座れない事も少なくないのである。つまり、「こだま」は、東京駅出発時点で満席に近い場合も少なくないのである。
これが東京駅からの乗車だと、始発駅なのでホームに入線している「こだま」に乗り込んで、発車時刻まで座席に座って待っていれば良いので、とても楽なのである。
 
最近は横着(おうちゃく)になり、大森から京浜東北線に乗った際に座れれば、そのまま東京駅まで乗って行くが、座れない場合は品川駅で下車し、上りの新幹線に乗って東京駅まで行ってから下りの新幹線に乗り換えたりもする。(三島~東京)区間の新幹線定期券なので、勿論、こういう事も可能なのである。
 
因みに、私の会社・富士通では、私用(例えば、終業後に習い事に通うとか、買物するとか)で通勤区間を外れて乗降する事が多い場合は、正規の通勤区間から外れた区間の定期券代を自費で補填して定期券の区間を拡大する事が認められているので、私は、これを利用しているのである。
 
新幹線の遅れと言えば、7~8年前になるであろうか、当時は新横浜勤務であったのだが、名古屋地区の大雨の影響で新幹線がストップしたことがある。
 
帰りの時間帯、新横浜駅のホームには「こだま号」が停車していたので、乗り込んで座って運転再開を待っていた。
車内アナウンスでは、再開の見込みが立たない状況と説明されていたが、まあ、そのうち運転再開されるだろうと思い、待っていたのである。
ところが、1時間過ぎ、2時間過ぎ、意地になって待っているうちに、夜の12時を回ってしまった。
もっと早い時間に在来線ルートへの変更を決断していれば、横浜に出て、東海道線で帰ると言う選択肢もあったのだが、12時を回ってしまっては それも叶わず、このまま待ち続けるしかない。
 
結局、明け方の4時頃になって、夜を明かした乗客にJRより幕の内弁当が配られた。
私はそれを食べた後、更に少し待ったのだが、結局、運転再開する気配が全く無いため、仕方なく在来線(JR横浜線)の始発で横浜駅に出て、東海道線に乗り換えて三島に帰還した経験がある。
 
その日は、疲れ切ってしまい、再び会社に出る気力も残っていなかったので休暇を取ったのだが。
 
そういう経験をしているので、1時間や2時間遅れるくらいは平気になっているのである。