北海道2009春 (3)


北海道2009春 (3)
2009年4月28日(火) 晴れ
 
本日も5時に起き、登別温泉の名所・地獄谷を散策した。ホテルからは、歩いて10分ほどの道のりである。
硫黄臭立ち込める地獄谷、各所から湯気が立ち上り、ボコボコと温泉が沸騰している穴が点在している。足湯があると聞いていたので探したが、かなり奥まで入らないと行けないと分かり、諦めた。
 
 
 
3 登別温泉地獄谷 (2009.04.28撮影)
 
 
 
 
 
 
 
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ホテルに戻り、温泉で汗を流したあと朝食。
 
昨日に続き、本日も結構な強行スケジュールである。6:50からの朝食のあと、8:00にはホテルを出発。
本日は結構走るらしい。何しろ、登別温泉から富良野美瑛まで行き、旭川を経由して札幌まで戻って来るという強行軍である。
 
15 ホテル「雅亭(みやびてい)」を出発 (2009.04.28撮影) 登別温泉
 
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道央自動車道の岩見沢SAで休憩したあと、バスは高速を降りて三笠市から山間の道に入り、芦別を経由して上富良野へ。
  
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18 岩見沢SAのオブジェ「ばん馬像」
 
19 岩見沢SAの「三笠市のアンモナイト」
 
道端には、あちこちにふきのとうが芽を出しているのが見える。ガイドさんの話であるが、あるとき観光客から、「北海道の人はふきのとうは取らないのですか?」と聞かれたことがあるそうである。道端に沢山のふきのとうが残っているためである。
ガイドさん曰く、道端のふきのとうは取らないそうである。ちょっと奥に足を踏み入れれば幾らでも取れるからである。道端のふきのとうは、ほこり、融雪剤、排気ガスに汚染されて、食べても美味しくないそうである。
でも、北海道の人でも道端のふきのとうを取る人もいるそうである。それは、札幌から来た人達だそうである。笑える。
 
ちなみに、「東京では、ふきのとうが売られていると聞いたけど、本当の話ですか?」とガイドさんからの質問。北海道では、ふきのとうは買う物という発想がないらしい。勿論、札幌の様な都会は別だと思うが。
 
20 上富良野のドライブイン
 
21 ドライブインの裏手に広がる田園風景
 
上富良野のドライブインでジンギスカン鍋の昼食を取ったあと、本日の最初の訪問地・深山(みやま)へ。
ここには7年前にも訪れたことがあるが、この時期は花も畑の作物も無く、余り良い景色では無かった。それでも、背後の十勝岳がくっきり見えればまだ良いのだが、この日は上部に雲が掛かって眺望は今一であった。
 
22 深山峠
 
次の訪問地は美瑛の丘。こちらも今の時期は、地肌の畑ばかりであり、パッチワークの丘と名付けられた丘がパッチワークになっていないのが残念である。
それでも、ガイドさんの名解説のお陰で、結構楽しむことが出来た。例えば、美瑛の丘には、ケンとメリーの木とか、セブンスターの木とか、名前の付いた有名な木があるが、ある地元の人が丘に2本の木を植えて「夫婦の木」と名付けたところ、1本が枯れてしまったという話とか、丘の道には○○宅前という個人の名前が付いたバス亭があるが、以前は、佐藤宅前だったのが、佐藤さんが引っ越してしまったために、バス亭が○○宅前に変更されたとか言った話である。
 
23 美瑛の丘
 
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26 四季彩の丘
 
美瑛の丘をあとに、バスは旭川に出て、道央自動車道で札幌へ。
 
ここで、ガイドさんの話をもう一つ紹介する。有名になった旭山動物園には、「オオカミの森」と言うのが出来たが、今度、隣に「エゾシカの森」と言うのが出来るらしい。エゾシカとオオカミの関係は、襲う側(オオカミ)と襲われる側(エゾシカ)の関係にあるとのこと。
そこで、エゾシカの森が完成したあかつきには、オオカミとエゾシカのどちらの方にストレスが溜まると思いますか? と言うガイドさんの質問である。
普通に考えると、襲われる立場のエゾシカの方にストレスが溜まると思うのだが、ガイドさんの考えは逆とのこと。
理由は、「襲えるもんなら襲ってみろ〜」とうそぶくエゾシカを見て、襲うことが出来ずに地団駄を踏むオオカミの方がストレスが溜まると言うのだ。これも笑える話である。
 
途中、砂川ハイウェイオアシスというSAに立ち寄り、買い物タイムを取ったあと、札幌へ。
 
27 道央自動車道砂川ハイウェイオアシス (2009.04.28撮影)
 
札幌ICで道央自動車道を降りて、本日の宿へ。ここでも、コースが二つに分かれ、通常コース組はJR札幌駅の隣にあるセンチュリーロイヤルホテルで下車、そのあと温泉オプション組は定山渓温泉へと向かった。
 
通常コース組の我々夫婦は、ホテルにチェックインしたあと、札幌駅界隈を散策。
 
最近は、薄野(すすきの)エリアよりも札幌駅エリアの方が人出が多くなったとのこと。
ホテル前のビルの居酒屋で夕食を取ったあと、JRタワーの展望フロアに登って夜景を楽しむ。ここからの夜景は絶景であった。
これは私の感想だが、函館山からの夜景とは比較にならないほど、JRタワーからの夜景は素晴らしいと思う。