いい湯だな (10) 伊豆高原温泉「高原の湯」
時期:2007年10月20日(土) 晴れ
更新:2023年1月6日(金)
先週に続き、今週も東伊豆を歩く。
JR三島駅から熱海経由でJR伊東線に乗換え、宇佐美駅で電車を降りる。
駅前から海岸に向かって延びる道の両側には、色々な種類の店が並ぶ。土曜日の午前、人通りは殆どないのだが、各店からはラジオの音楽が流れ、何となく活気を感じる街並みである。
海岸通り(国道135号)に出る。宇佐美の海岸では、沢山のサーファーが腹ばいになってボードを操り、大きな波が来るのを待っている光景が見られる。街に何となく活気を感じたのは、このサーファー達がお昼時に街に上がってくるのを待っていたからであろうか。
海岸沿いに道を南に進むと、やがて伊東の街である。
海沿いに建つサンハトヤ、その先には道の駅「伊東マリンタウン」がある。湘南、横浜、品川、・・・、沢山の観光客が訪れており、駐車場は関東ナンバーの車で満杯状態である。
伊東の街を過ぎたところで、道は下田に向かう国道135号と川奈に向かう県道(伊東 川奈八幡野線)に分岐している。
川奈方面に行けば海沿いの道を歩けるのだが、途中に長いトンネルがあるのが難点である。まあなる様になれと思い、川奈への道を選ぶ。
この辺りは海が綺麗であり、岩場の沖には小島が見える。
暫く歩くうちに、遂に難関のトンネルが出現。汐吹トンネルである。先週のトンネルとは違い、歩道も付いてないので車道を歩くしかない。
幸いにも、トンネル内を歩く間は行き交う車の数が少なかったのでホッとした。
トンネルを抜けると川奈の街が見えてきた。ここから道は内陸部に入る急勾配の上り坂である。
歩くペースがガクンと落ちる。道を登り切ったところから暫く両側が林の道が続く。林の奥では時々、鳥の鳴き声が聞こえる。
川奈ホテルを過ぎた辺りから、左手の先の方にはゴルフ場の緑が木々の間から見え隠れしている。
ようやく林の道を抜け、民家が見え始めると、道は下り坂となり視界の先に海が見えて来た。沖には薄っすらと伊豆大島も見える。やっぱり歩くなら海が良い。
富戸(ふと)の街を抜けると、再び海岸沿いの道である。
城ヶ崎、何度か訪れたことがあるが、今日も観光客で一杯である。
吊り橋の下では、波が崖にぶつかり白いしぶきを上げている。城ヶ崎海岸一番のビューポイントである。
城ヶ崎海岸をあとに、本日のゴール、伊豆高原を目指す。
別荘街を右に左にと折れ、登っては下り、下っては登りの道を暫くは根気強く進む。
「伊豆高原駅」の標識を見つけるたびに、あと少しと思うのだが、辺りは別荘ばかりで駅はなかなか現れない。
そうこうするうちに、ようやく踏切が見えてきた。
伊豆急・伊豆高原駅。駅前には足湯があったが、本日のゴールはすぐなので足湯は素通りすることにした。
国道135号沿いにある伊豆高原温泉「高原の湯」。こじんまりとした日帰り温泉施設であるが、露天風呂が上段、中断、下段とあり、なかなか良い温泉であった。
本日も結構歩いたようだ。温泉を出る時には夜の帳(とばり)が降りていた。
本日の歩行距離は、約25㎞であった(計測は、GoogleMapの距離測定機能を利用)