お散歩五郎の徒然草 (2) 〜越後の秋見つけた 「奥只見湖の紅葉」〜
2006年10月20日(金)~10月21日(土)
奥只見(おくただみ)湖。ダムで堰き止められて出来た人造湖である。
ここの紅葉の美しさに惹かれて、中越(ちゅうえつ)まで足を延ばしてみることにした。
10月20日の夜に、車で三島の自宅を出発。翌朝には、現地・奥只見湖に到着した。
奥只見シルバーラインは、奥只見ダムの工事用に開かれた道である。現在は新潟県の管理下にある。
シルバーラインとは言っても、全長22㎞の殆どがトンネルである。
朝の早い時間帯とあって、下りの対向車はまったく無く、真っ直ぐに登るトンネル道の真ん中を、80㎞/hの速度で疾走。昔のテレビ番組・タイムトンネルの世界にワープした様な錯覚を覚える。
トンネルを抜けると、そこは色づく別世界。山の紅葉が見事である。ダムの下にある駐車場には、まだ数えるほどの車しか見えないが、今日辺りが紅葉の見頃であり、昼には車で埋め尽くされることだろう。
湖内周遊の遊覧船に乗り込み、紅葉の旅へ。赤、朱、黄のグラデーションが見事であった。本当に心が洗われる。
ダムの下に戻って来たら、案の定、駐車場は車と観光バスで一杯になっていた。
奥只見湖を後に、魚沼の町に降り、「そば処 薬師」で名物の蕎麦を食したあと、日帰り温泉に入って寛ぎ、次は魚沼スカイラインに向かう。
この辺りの家は、さすが豪雪地帯のためか3階建てが多く、2階〜3階とは異なり、1階の壁はコンクリート地肌になっている。冬の間は雪の下に埋まる部分なのだろう。
六日町ICを通り越して山道を登って行くと、八箇峠から魚沼スカイラインが延びている。
こちらも、各地にある有料のスカイラインとは違い、やっと車が擦れ違えるほどの狭い道幅のつづら折れの道である。
道の両側には、越後の山々を臨むことができる。また、途中の展望台からは、魚沼の田園地帯を見下ろすことが出来る。名産のこしひかりは収穫間近というところか。
最近では、高速道路網の整備により、新潟と言えども、気軽に行ける距離となった。
0泊2日の旅であったが、紅葉を楽しみ、美味しい蕎麦を食べ、温泉に浸かって有意義な一日を過ごすことができた。