東京23区の旅 (6) 足立区
2005年12月29日(木) 晴れ
8:50、地下鉄千代田線・綾瀬駅を出発。
綾瀬駅は地下鉄とJR常磐(じょうばん)線が乗り入れており、駅前は結構賑やか。
足立区は、東京23区で3番目に広い区であるが、訪問したい場所が余りないため、本日の旅は早めに終わりそうである。
駅前の道を東に進み、最初は東綾瀬公園を目指す。
◆東綾瀬公園 9:03
南北に伸びる細長い公園を北に進むと、広い場所に出た。犬を連れた散歩の人達が集まっている。みんな常連の顔らしく、声をかけ合い、年末の挨拶を交わしている。
◆しょうぶ沼公園 9:25
東綾瀬公園の400メートルほど北に、しょうぶ沼公園がある。園内には人工の滝があり、園の中に小川を作り出している。小川の先には、小さな水車が回っている。
この辺りは住宅街であり、普段は近隣の人達が憩う場所であろうが、今朝は冷え込みが厳しすぎるせいか、人影はまばらである。
しょうぶ沼公園のすぐ北側を環七(東京都道318号環状七号線)が走っている。
◆西新井大師 10:41
環七通りを西に進み、次の目的地・西新井大師を目指す。
環七通りには有名なラーメン店が多いが、旧日光街道(国道4号線)交差点の手前にも博多豚骨ラーメンで有名な田中商店というラーメン屋さんがある。ここまで来て味わうことが出来ないのは残念なのだが、営業時間が18:00〜4:00では仕方ない。
東武伊勢崎線の陸橋を越えてしばらく行くと、西新井の町に入る。
環七通りから右に入る参道を進み、西新井大師へ。
西新井大師の境内では、正月の露店作りの人達が忙しそうに準備をしている。正月と言えば、この人達のかき入れ時なのだろう。寅さんも、そうだったなあ。
西新井大師をあとに、環七通りを更に西へ。
◆舎人(とねり)公園 11:23
江北陸橋のところで環七通りを右折し、尾久橋通りに入る。
この通りでは、現在、頭上で高架の日暮里・舎人線が建設中(*1)である。新交通システムであるこの新しい路線は、2007年に開業されるとか。
(*1)後の2008/3/30に開業した「日暮里・舎人ライナー」
風が強く冷たい。いつもなら、上着を脱いで歩いていても身体がポッポとほてって汗ばむのだが、今日は、なかなか暖まらず手先のかじかんだ状態が続いている。仕方がないので、バッグから手袋を取り出して装着。
道の先に舎人公園の緑が見えてきた。
園内は広い芝生の広場になっているが、この寒さで訪れる人は数えるほどしかいない。しかしながら、氷の張った池のほとりには、寒さの中を釣り糸を垂れている人達がいる。
本日の予定は、この舎人公園が最後であり、午前中で予定を消化してしまった。
今日は寒いし、早めに切り上げようと思ったのだが、地図を見ているうちに、川口(埼玉県)が意外と近いことに気づき、帰りの電車は川口からJR京浜東北線を使うことに決めた。
12:40、川口駅前に到着。昼食をとってから電車に乗り込む。
と言うことで、「東京23区の旅」も、今年は今日が最後である。6区を回れたので、残り17区。早いもので四分の一を回り終えたことになる。
来年は、1月の3連休辺りから再開するつもりである。