【時事】今朝の板垣英憲さんメルマガ:反原発についての、小沢一郎さんと市民の間の意見交換を「文字起こし」して紹介してくれている。貴重な内容。


【時事】今朝の板垣英憲さんメルマガ:反原発についての、小沢一郎さんと市民の間の意見交換を「文字起こし」して紹介してくれている。貴重な内容。
2018年12月15日(土) くもり
 
今朝の板垣英憲さんのメルマガは、都内で開催された小沢一郎さんと市民(支持者)の間の会合で、反原発について意見交換された様子が、文字起こしされて忠実に再現されている。
なかなか貴重な情報であり有り難い。こういう企画のメルマガも大歓迎である。

以下、メルマガの要点メモ。文字起こし部分は、会話そのものなので、忠実に記す。

【1】新基軸推進勢力反新基軸勢力おさらい

メモ
陣容
天皇陛下を頂点とするゴールドマン・ファミリーズ・グループ。主要な推進者名を挙げると、キッシンジャー博士(米)、トランプ大統領(米)、プーチン大統領(露)、習近平国家主席(支那)、小沢一郎代表(日)など
「黒い貴族」、金融マフィア、麻薬マフィア、武器マフィア、原発マフィア側にいるロスチャイルド一族、クリントン一族、エリザベス女王、安倍晋三総理、麻生太郎副総理兼財務大臣など
目指すもの
世界恒久平和実現のための新基軸の構築。具体的には、第三次世界大戦の回避、原発0,地球環境改善、AIの産業化
戦争経済、原発推進による巨万の富の追求

 
【2】小沢一郎さんと市民(支持者)の間での反原発についての意見交換

メモ
小沢 国民民主党は原発でモノが言えない。連合がグチャグチャグチャグチャ言ってね、電力会社そのものは、自分たちの経営が出来ればいいわけです。商売ですから。原発だろうが自然エネルギーだろうが、どっちだっていいんです。だけど、原発を全部背負わされたら、とてもじゃないけれど処理できないから、それで今の原発を続けたいんですよね。投下資本から言うと、電力(発電)は原発のほうが安いんです。だけど、その後の廃炉から何から全部考えたら、べらぼうなコストがかかる。民間で出来やせんのです。それを全部、背負わされたらとんでもないということで、原発はそのままだということを言っているんですけれどもね。
小沢 しかし、いずれ、誰かが処理しなければならない。僕も、世界中を見に行こうと思っているのですが、フィンランドで岩盤をくり抜いていて、あそこは国土全体が一つの岩みたいになっているそうですね。だから、岩盤が丈夫で、そこをくり抜いて放射能廃棄物を入れるという事にしているようですが、フランスでも研究し、イギリスでも研究し、ドイツも勿論やっているけれども、全然どこも上手く行かない。僕は40年以上前に科学技術庁政務次官をやって、ちょうどその頃、原発の商業炉の研究が始まって、その頃も廃棄物をどうするかという事があった。そうしたら、ガラス固化技術といって、ガラスに固めて地中に入れるというので大丈夫だという話をしていたんですが、今でもフランスではそれ以上技術が進歩しない。ガラスが割れちゃったらどうするのという事だ。だから、ガラス固化技術というのはフランスが提唱し、発明してやった事なんだけれども、フランスでもそれは採用されていない。これは大変なんです。
小沢 福島をそのまんまにして、ずーっとですからね。そのうち皆あそこに帰れるみたいな話をしているでしょう。しかし、もう帰れないですよそこをはっきりすればいいのに、政治家が曖昧だからダメなんですよ。だから、遊んでる金ばっかり出してるでしょ。それでみんな毎日、パチンコばっかりしている。それならば、新しい人生設計のために金を支援してやった方が良い。だけど、そこをはっきり言える人が、これまたいない
市民 先生、やって下さい。
小沢 政権を穫ればやりますよ日本で高レベル放射能の廃棄物処理をする所が無い。他の国でなど、高レベル廃棄物処理など危険なものを預かる訳がない。そうすると、僕がある先生から、いろいろ聞かされたんですが、あそこの福島は、元々の住民には悪いけれども、あそこを原発廃棄物のお墓にする以外にない。どうせもうあそこは入れない。使えないんですからあそこにとてつもなくデカい、山脈みたいな遮蔽物をずっと地下から巡らせて、そして日本中の廃棄物をそこに入れる。そして何百年、何千年、まぁ、何百年か経てば放射能レベルはなり低くなりますから、そのくらいは持つようなものを造る。それ以外方法は無いかもしれませんね。福島の原発近くの人には申し訳ないけれども、どうせ帰れない。
小沢 年寄りはいいんですよ。浴びてたってね、放射能で死ぬ前に、寿命で死ぬから。若い人はダメ。若い人と女の人。長期間浴びたら絶対ダメなんです。福島で甲状腺がんを、全児童調べたでしょ。調べたら、全国平均より遥かに高い。だけど、それが原発のせいかどうかは分かっていない。だけど、日本人は甲状腺がんを半分くらいの人は持っているそうです。僕も、甲状腺がんを切ったんです。若いときに発症して。甲状腺がんを持っているけど発症しない人が殆どなんです。発症したら、何十年も経って発症するからアウトだそうです。気が付かないからね。だから、福島の子供たちを調べたら、甲状腺がんを持っている人が多い。しかし、多くの日本人がもっているのだから、それが原発のせいかどうかとはもう少し時間が経ってみないとわからない。放射線のせいなら、若いうちになりますから。そこはまだ分からないですけれども、体にいい訳は無い。
小沢 広島の場合、長崎もそうだけれども、爆発してしまってその時の影響だったが、福島の場合は、核物質がドロドロに溶けて残っている訳だからね。核燃料も処理しようが無いし、プルトニウムというのは、これが猛烈に貯まっている。米国は本気になって心配している。プルトニウムをこっちに預けろみたいな話をしているが、日本の政権が変っていざやろうとなったら、核兵器が出来てしまう。
市民 福島の現況について、政府も東電も、かなり真実について隠している可能性が高い問題ないという様な事を言う訳ですけれども、深刻な面があるんでしょうね。
小沢 隠しているんですよ。
市民 福島の原発事故の後、個人的に入って調査をしてきました。現場で井戸を掘る業者、結構大きい会社ですが、そこの人が言うことによると、地下は再臨界しているとのこと。さらに「うちの社員は現場には絶対に入れない。機材は納入するけれども現場には絶対に入れない」とも言っていました。私も、原発の入口まで行く度にグッタリしてましたし、セシウムのγ線だけではなく、その上のβ線とかも出て来る訳です。そこから帰ってくると、心臓に異常が出たりしました。私も小さい子供がいるので、見て見ぬ振りは出来ないです。自由党の山本太郎先生は、(原発の問題を)心から叫びたいのが良く分かる。市民目線で街頭で叫んでくれてます。最後の砦として、小沢先生にもよろしくお願いしたい。
小沢 やっぱりね、原発マフィアの力というのは、物凄く強いんですよ。それでもドイツは国民の政治判断で止めましたよ。そのドイツでも原発マフィアの力は強かったそうです。だけど、財界も何も最終的には賛成して、国民も70~80%が賛成して、政党もほんの4~5人が反対だったけれども、あとの議員は賛成して止めた訳です。だけれども、日本は原発マフィアの原発利権に立ち向かうというか、ぶった切ることが出来る人がいないんですよ。通産省(経産省)という役所が中心でしょ。そこに電力会社でしょ。財界でしょ。そして学者も入る。4者の利権なんです。だから、これに反対すると、例えば学者の人なんかもっと正論を言ったらいいじゃないかと思うんだけれども、あらゆることからボイコットされちゃうからね。学者の先生方も、政府から資料を一切貰えないとなると研究が出来ない。そういった事があるのです。だから、政府は皆それを引き込んでしまう。だからこれは、よっぽど原発反対で政権が出来ない限り、原発利権は無くす事が出来ない
市民 ドイツもたくさん原発マフィアがいた。ところが彼らはどうして断ち切れたんでしょうか。
小沢 そこはドイツ人の理性的、論理的なところですよ。チェルノブイリで議論が起きたと言っていました。そして福島が起きて、我々は決断したと。チェルノブイリから30~40キロ圏内で人が住んでいます。あそこでも、子供たちにガンが猛烈に発症した。とにかくそれで止めて、ただドイツの事だから、本当に原子力の研究を止めたかどうかは疑わしいが、原発だけは止めた。それで、原発の数が少なかった。11基か何かだった。日本は40何基。一年に一基でも廃棄してという計画でやっているんだけれども、高レベルの廃棄物の棄て場所がなくて、ドイツでも国内でわんわん問題になっている。何処もそうなんです。みんな嫌だから。とんでもない物を作り出してしまったんだよね。
市民 3.11以降、反原発の市民活動を始めまして、山本太郎さんにも助けて戴いたことがあります。島田市で震災瓦礫の焼却というのをやったのですが、その時の市長さんというのは全く既成の産廃業者の方でしたが、反原発活動に立ち上がった人たちというのがお母さん方で、一生懸命に泣きながら署名を集めて回っていました。それに対して市長派は静岡県下の土建屋さんから署名を貰いながら、「反対派の署名をしている人は県外の人が殆どだ」というウソの噂を流していた。実際に噂を流している本人からそのことを聞きましたので、私は「何を言っているの、泣きながら署名活動をしている(島田市の)お母さん方の名前を、私はここで言えるわよ」と言って怒ったんです。結局、その利権の市長さんは次の選挙で負けました。お母さん方が、教育長の女性の方を推し、一生懸命に運動しまして、その方が今も、市長をされています。ガラケーで携帯メールも出来なかったお母さんが、ブログまで書くようになったのですから、日本は変れます。
小沢 本当に、東電のある意味、怠慢による事故ではあるんですけれども、これだけの大変な事故である以上、最初から政府が責任を持って主体的にやるべきだった。それで掛かった費用は、後でゆっくり東電から返させればいい。50年でも100年でも続けて。だけど、政府がやらなければだめだ。そう言っているんですけれど、今でも、東電の責任だという事で、逃げてしまっているんですよね。それで、さっきも言ったように、あそこに、ドデカイ廃棄物処理と同時に原発を隔離するものを作ろうという以外に、多分方法はないと僕は思うのですけれども、それもまた(政府は)言い出せない、金の問題では無い。やっぱりそれを言うのが怖いんだよね。それさえ、きちっと作ってしまえば、前世紀のモニュメントとして、むしろ却って、後生のために良いと思うんだけれどもね、今のままだと本当に酷いことになる。